先日、YouTubeに公開したモンキー125のタンク塗装動画。公開からまだ数日しか経っていませんが、多くの視聴&コメントを頂いています..。ありがとうございます。
この記事では動画では紹介できなかった「モンキー125」のタンクを取り外す手順を解説します。...最初にお伝えしておきますが、けっこう大変でした。
※タンク塗装についての詳細はコチラの記事でご紹介していますので良かったらご覧ください。
「新型モンキー125(風)にタンク塗装カスタム」
モンキー125のタンクの取り外し方
まず、車体はメンテナンススタンドなどを使って垂直にしましょう。メンテスタンドはチェーン清掃、オイル交換などの日常的なメンテナンスでもあると便利なので揃えておくと吉です。
1.シートを外す
両側の12mmのボルトを外して後ろにスライドさせると外れます。モンキー125の外装カスタムをしていると何度も外す箇所なので、自作シートノブに交換している人も多いですね。
2.タンクのボルトを外す
ここも12mm。ちょっと固いです。タンクを固定するボルトは意外にもここだけ。
取り外したらフレームとタンクの間に布をかませると隙間が開くので作業しやすいです。
3.カプラーを外す
第一の試練。タンク下のこのカプラー、指で取り外すのはかな〜りキツイ場所にあります。私はラジオペンチに養生テープを巻いて、カプラーのツメを引っ掛けて抜きました。タンクに傷をつけないように慎重に。5分ほど苦闘してなんとか取り外しました。
「カプラー外し」的な専用工具があると楽だと思います。(欲しい)
4.ホースの中の燃料を抜く
セルを1~2回、回します。燃料の圧力を抜く作業です。カプラーを外したのでエンジンは掛からないですが、ここで回さないとタンクを戻した際に故障の原因になる...可能性があるらしいです。
5.バッテリーのマイナス端子を外す
6. 燃料ホースリテーナー(クイックコネクター)を外す
こちらも写真がわかりづらくてすいません。第二の試練。ここもツメを引っ掛けて外すのですがなかなか器用さが求められます。コツを掴めば簡単なんですけどね。
取り外すと少しガソリンが漏れるので布などを用意しましょう。ゴミが入らないように袋やテープでコネクタを塞ぐと良いです。
7.ブローバイホースを外す
第三の試練。右側の太いホース。これを抜くのですがなかなか固い...気合と工具(傷つけないように)で外します。
8.キャニスターホースを外す
左側の細いホース。これは割と簡単に抜けます。
9.タンクを外す
ようやくホースが全て外せたので取り外すことが出来ます。後ろにグイっと引き抜きます。
タンクを取り外したあと
こんな感じになります。タンクの下はケーブル・ホース類だらけでした。
ガソリンを抜きたいけど
ガソリンが満タンだったのでショップに持ち込む前に抜きたかったのですが調べてもどうやって抜くのかよくわからず...ショップに相談すると「ガソリン入ったままで良いですよ〜こっちで抜いて、カスタム終わったら戻しますんで!」とのこと。
ショップではふつーに給油口から抜いたみたいでした。
タンクの取り付け方
塗装カスタムを終えて戻ってきたモンキー125のタンク。早速取り付けます。
逆の手順で取り付ける
基本的に取り外しと逆の手順で付けていきます。マイナス端子は最後に取り付けます。
燃料を送る
全て取り付けたら、エンジンを掛ける前にやることがあります。取り外し時にセルをかけてホースの燃料を抜いたので、燃料を戻す作業です。
キーをオン・オフするだけ。カチカチと3~4回繰り返します。
エンジンを掛ける
あとはセルを回してエンジンを掛けるだけ。ハイ、一発でかかりました。良かったー。
なかなか大変な作業だっただけあって嬉しい瞬間です。
モンキー125タンク取り外しまとめ
キャブ車に比べて、取り外しが面倒なインジェクション車(モンキー125)のタンク。大変な分、やりがいも1.5倍です。無理の無い範囲でトライされてはいかがでしょうか。
※難しい場合は無理せずショップに依頼しましょう!
ではまた。