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バイクで外ごはんを始めよう!初心者が揃えるべき基本道具セットと場所選びのコツ

MONKEY HEAVEN

東京在住の30代アウトドア好き。 バイク・車カスタムやキャンプギアを楽しみながら発信しています! YouTube登録者3.3万人、Instagramフォロワー1.5万人。 バイク雑誌「モトモト」「カブonly」連載中。

お気に入りの道具をバッグに詰め込んで、お湯を沸かし、その場で温かいごはんやコーヒーを楽しむ。たったそれだけのことで、いつものツーリングは、日常を忘れる特別なひとときへと変わります。

でも、いざ始めようとすると

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「何が必要?」「どうやって運ぶ?」「どこでできる...?」

と、疑問が次々と浮かんできます。

バイクの疑問

この記事では、これから「バイクで外ごはん」を始めたい方に向けて、失敗しない道具選びの基準から、愛着を持って長く使えるおすすめのギア、そしてスマートに楽しむためのマナーまで、一歩ずつ丁寧に解説します。

機能性はもちろん、使い込むほどに味が出る「一生モノの相棒」と一緒に、新しい旅の扉を開いてみませんか?

ツーリング×外ごはんの道具選びで大切な「3つの基準」

バイクでの外ごはんは、単なる食事ではなく「道具を愉しむ時間」でもあります。限られた積載の中で、所有欲を満たしつつ実用性も兼ね備えた選び方の基準をまとめました。

  • 1. 「軽さとコンパクトさ」を追求する バイクでは、荷物の重さがハンドリングに直結します。チタンなどの超軽量素材を選べば、驚くほど軽くなり、バッグの中もスッキリします。コンパクトにスタッキング(重ねて収納)できるものを選べば、まるでパズルを解くようなパッキングの楽しさも味わえます。
  • 2. 「片付けのしやすさ」で旅の質を上げる 外で一番手間がかかるのが、油汚れの処理です。カップヌードル派なら、お湯を沸かすだけの「ケトル」を選ぶのが正解。クッカーそのものが汚れず、サッと拭いてバッグにしまえる手軽さが、次の目的地へ向かう足取りを軽くしてくれます。
  • 3. 「育てる素材」を選んで一生モノの相棒にする パッキングの効率も大切ですが、長く愛用するなら経年変化を楽しめる素材がおすすめです。使い込むほどにチタン特有の「焼き色」がつくカップや、深い味わいが出てくるステンレス製のケトルなどは、旅の思い出が刻まれる一生モノの相棒になります。

まずはこれだけ!旅を豊かにする「基本の3種の神器」

道具選びで迷ったら、まずはこの3つをベースに選んでみてください。機能性はもちろん、使い込むほどに手に馴染み、旅の相棒としての風格が出てくる名品たちです。

【バーナー】SOTO レギュレーターストーブ(ST-310)

SOTO レギュレーターストーブ

「どんな場所でも、変わらない安心感を」 手のひらサイズに折りたためるこのバーナーは、無骨な金属の塊のようなデザインが所有欲をくすぐります。

  • 燃料の心配がいらない:コンビニで買えるカセットボンベが使えるため、旅先での燃料切れを恐れる必要がありません。
  • 長く付き合えるタフさ:構造がシンプルで壊れにくく、使い込むうちに五徳に「火の跡」がついていく様子は、まさに自分だけの道具に育っていく楽しみがあります。

関連記事 : 【レビュー】SOTOレギュレーターストーブは本当にオススメ?バイク・ソロキャンプで検証

【テーブル】SOTO フィールドホッパー

「一瞬で、そこを特等席に変える」 パッと開くだけで完成する、まさに「魔法のテーブル」です。

  • 準備と片付けをゼロにする:A4サイズのアルミ板を広げるだけの構造は、一切の無駄を省いた機能美を感じさせます。
  • 使い込むほどに味が出る:アルミの天板に刻まれる小さな傷も、旅の記録。使い終わった後にサッと拭くだけで綺麗になる手軽さが、次の目的地へ向かう足取りを軽くしてくれます。
SOTOのテーブルはおすすめ

【チェア】OUTBEAR あぐらチェア

私が使用しているのはOUTBERAの「あぐらチェア」です。重さわずか850g。小さなバッグにも収まる、超軽量な椅子です。

選んだポイントは「軽くて、組み立てが簡単で、コスパが良い」ということ。有名ブランド「ヘリノックス」のチェアと迷いましたが価格差が3倍くらいあったので、レビュー評価も高いこちらの「あぐらチェア」にしました。

  • 「地べた」に近い贅沢:あぐらをかけるほど低い視線で座ることで、焚き火やバーナーの火、そして広がる景色をより身近に感じられます。
  • 所有感を満たす質感:フレームの軽さと布地のタフさは、ハードな旅を支える道具としての信頼感を与えてくれます。

目的別:基本セットに「1つプラス」して遊びを広げる

基本の3点セットが揃えば、あとは「何を食べたいか」に合わせて道具を1つ追加するだけです。その日の気分で、自由に着せ替えを楽しみましょう。

1. ガッツリ派なら「+クッカー」でラーツー

ラーメンツーリングの道具

袋麺を煮込んでしっかり食べたい時は、深さのあるアルミクッカーをプラスします。おすすめは定番の「SOTOミニマルクッカー」。

  • 「煮る・焼く」をこれ一台で:深さがあるものなら、麺を茹でるだけでなく、ちょっとした炒め物や炊飯までこなせる「万能選手」になります。
  • 使い込むほどに増す風合い:アルミ特有のくすみや、焚き火でついた煤(すす)さえも、旅の年輪のように愛おしく感じられるはずです。

»関連記事 : ラーツー(ラーメンツーリング)ってどうやって始める?必要な道具と+αのアレンジを解説

2. 手軽さ重視なら「+コンパクトケトル」でカップヌードル

アウトドアのケトル

「今日は景色を眺める時間を増やしたい」という日は、お湯を沸かすだけのケトルが主役です。コールマンのケトルはコロンとした見た目もかわいく、価格もそこそこ安いのでおすすめです。

  • 片付けのストレスをゼロに:お湯を注ぐだけなので、鍋を洗う手間がありません。食後はサッと拭くだけでバッグにしまえる、その潔さが旅の質を高めてくれます。
  • 注ぐ所作まで愉しむ:細い注ぎ口を持つケトルなら、カップ麺の線ぴったりにお湯を注げます。その丁寧な所作一つひとつに、大人の余裕と所有欲が満たされます。

3. 特別な朝なら「+ホットサンドメーカー」で朝食を

少し早起きして出発した日は、パンと具材を挟んで焼くだけのホットサンドが最高です。SOTOのホットサンドメーカーは折り畳める機構でバイク積載にピッタリ。

  • 「開ける瞬間」のワクワク感:直火で焼き色を確認しながら、自分好みの加減に仕上げる。重厚な鉄やアルミの鋳物(いもの)の道具を操る感覚は、格別な愛着を生みます。
  • コーヒーとの相性が抜群:香ばしいパンの香りと、基本セットのバーナーで淹れたコーヒー。それだけで、いつもの道が特別なテラスに変わります。

»関連記事 : コーヒーツーリングの始め方完全ガイド | バイク積載に最適な道具を紹介

バイクでも安心!「積載とパッキング」の教科書

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「道具は揃えたけれど、どうやってバイクに積めばいいの?」

大丈夫です!車種を選ばず、今日から実践できるパッキングのコツをご紹介します。

まずは手軽に「バックパック」から始めよう

モンキー125ツーリング

特別な装備がなくても、普段使いのバックパックがあればすぐにでも出発できます。

  • メリットは「振動の少なさ」:バイクの車体と違い、ライダーの体がクッションになるため、中の道具がガタガタ揺れにくいのが利点です。
  • 重いものは背中側に:バーナーなどの重量物は、背中に近い位置に入れると重心が安定し、ライディングの邪魔になりません。

バックパックなら本当になんでも良いので「これじゃないとダメ!」というものはありませんが、私が長年バイクツーリングで使っているのは自転車用バッグブランドの老舗、「クローム」のバックパックです。

完全防水仕様なので、突然の雨でも中身を濡らす心配がありません。軽量かつ頑丈な作りで、前傾姿勢でも体に密着してズレにくいのが魅力。20Lという絶妙なサイズ感は、街乗りからツーリングまで幅広く活躍します

旅の質を上げるなら「シートバッグ・サイドバッグ」

モンキー125のサイドバッグ

「背負う疲れ」をなくし、より長距離を楽しみたいなら、バッグをバイクに固定するスタイルがおすすめです。

  • シートバッグ:座席の後ろに載せるタイプ。四角い形のものを選べば、今回ご紹介した「フィールドホッパー」や「あぐらチェア」も隙間なく綺麗に収まります。
  • サイドバッグ:車体の横に取り付けるタイプ。重心が下がるため、走行中の安定感が抜群です。片方に「調理道具」、もう片方に「食材」と分けるのもスマートです。

»関連記事 : 【レビュー】おすすめのサイドバッグサポート | どんなバイクにも取り付けられるRALLYサポートを検証

失敗しないパッキングの「共通ルール」

どんなバッグを使う場合でも、これだけは守りたい3つのポイントです。

  • 重いものは「下」に、すぐ使うものは「上」に:ストーブやテーブルは底の方へ。到着してすぐ使いたい椅子やコーヒー豆は取り出しやすい上の方へ配置しましょう。
  • 隙間に「カトラリーや布」を詰める:道具同士がぶつかって鳴る「カチャカチャ音」は意外とストレスになります。隙間にタオルや予備の靴下を詰めれば、消音効果とクッション代わりになります。
  • 「外付け」は最小限に:バッグの外にぶら下げるのは「キャンプ感」が出て格好いいですが、走行中の脱落や引っ掛かりの原因になります。大切な道具こそ、しっかりバッグの中に収めるのがおすすめです。

外ごはんはどこでやる?火気使用OKな場所の見つけ方と守るべきマナー

バイクでデイキャンプ
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よ〜し、準備はできた。でも、どこでできるの?

そんな悩みは、誰もがぶつかる最初の壁です。スマートに楽しむための場所選びと、大人のマナーを整理しました。

「火を使っていい場所」を確実に探す3つの方法

「ラーツー」や「コーヒーツーリング」で検索しても場所は出てきませんが、以下のキーワードで探すと見つかりやすくなります。

  • 自治体のホームページで「火気使用」を検索:河川敷や大きな公園を管理する自治体のサイトを確認しましょう。「バーベキュー指定エリア以外は禁止」といったルールが明記されていることが多いです。
  • 「デイキャンプOK」の施設を利用する:一番確実で安心なのはキャンプ場です。日帰り料金(数百円〜)を払えば、水場やトイレも自由に使え、堂々と外ごはんを楽しめます。
  • 「道の駅」や「展望台」での調理は基本的にNG:休憩スペースでの火気使用は原則禁止されている場所がほとんどです。看板に「火気厳禁」がなくても、公共の場では「お湯を沸かすだけ」であっても控えるのが無難です。

周囲に「また来てね」と思われるための配慮

バイク乗りとして、そして一人のアウトドア好きとして、周囲への配慮が欠かせません。

  • 調理の「匂い」と「音」への意識:自分にとっては良い香りでも、周囲には気になることも。住宅地が近い場所や、他の利用者が多い場所では距離を取るのがマナーです。
  • 場所を独占しない:テーブルや椅子を広げすぎず、コンパクトに。特に混雑している場所では、食べ終わったらサッと片付けて場所を譲る余裕を持ちましょう。

「来た時よりも美しく」を実現するスマートな撤収術

愛着のある道具を長く使い、遊び場を守るための片付け方法です。

  • 汚れは「その場で拭き取る」のが基本:炊事場で洗剤を使って洗うのは、環境負荷が高いため避けましょう。キッチンペーパーや除菌シートで汚れを拭き取っておき、帰宅してから自宅で丁寧にメンテナンスするのが、道具を長持ちさせる秘訣です。
  • ゴミは「パッキングの一部」として持ち帰る:ジップロックなどの密閉袋を一つ持っておけば、ゴミを匂い漏れなくバッグに収納できます。
  • 残り湯やスープの処理:カップヌードルの残り汁を地面に捨てるのはNG。飲み切るか、凝固剤で固める、あるいは保温ボトルに戻して持ち帰るのが、スマートな大人の選択です。

よくある質問(FAQ):ツーリング外ごはんの疑問を解決

バイクの疑問

Q1. 全部揃えると、総額でいくらくらいかかりますか?

A. 1.5万円〜2万円ほどあれば、一生モノの基本セットが揃います。 バーナーやテーブル、折りたたみ椅子などを揃えるとこれくらいです。クッカー(鍋)やカトラリーを100均や手持ちのもので代用すれば、さらに費用を抑えてスタートすることも可能です。

Q2. 風が強い日は火がつかないのでは?

A. 風防(ウインドスクリーン)を準備するか、風を避ける場所を選びましょう。 今回おすすめしたSOTOのストーブは風に強い設計ですが、それでも強風時はお湯が沸きにくくなります。1,000円程度の「アルミ製風防」をバッグに忍ばせておくだけで、外ごはんの成功率が劇的に上がります。

Q3. シングルバーナーとガス缶は、夏場にバッグに入れっぱなしで大丈夫?

A. 夏場の直射日光や、高温になる車内・バッグ内への放置は厳禁です。 カセットボンベ(CB缶)は高温になると爆発の危険があります。休憩中にバイクのシートバッグに入れっぱなしにするのは避け、必ず日陰に置くか、バイクから離れる際は一緒に持ち出すようにしてください。

Q4. 道具を揃える順番はありますか?

A. 「椅子」と「バーナー」から揃えるのがおすすめです。 まずは「座って休める場所」を作り、次に「お湯を沸かせる環境」を整える。それだけで、いつもの休憩が「外ごはん」に変わります。テーブルや専用のクッカーは、その後でゆっくり自分好みのものを探してみてください。

Q5. 料理をしない「コーヒーだけ」でも場所選びのルールは同じ?

A. はい。お湯を沸かすだけでも「火気使用」にあたります。 「ラーメンほど大掛かりじゃないから」と思いがちですが、ルール上は同じです。必ず火の使用が許可されている場所を選んで、贅沢な一杯を楽しんでください。


まとめ:道具を揃えることは、新しい「旅の目的」を手に入れること

スタバのリユーザブルコーヒービーンバッグ

「ただ走るだけ」のツーリングも楽しいですが、お気に入りの道具をバッグに詰めて、景色のいい場所で自分だけの一杯を作る。その時間は、バイクライフを何倍も豊かにしてくれます。

  • 道具選び: 軽さだけでなく、使い込むほどに味が出る「愛着の持てるもの」を選ぶ。
  • 基本セット: まずは「バーナー・テーブル・椅子」の3つから。
  • 楽しみ方: その日の気分で「+1つ」の道具を入れ替え、遊びを広げる。
  • マナー: 「来た時よりも美しく」を合言葉に、スマートな大人ライダーを目指す。

最初は近所の河川敷へ、リュック一つで出かけるだけでも十分です。 外で沸かしたお湯の音や、お気に入りのカップで飲むコーヒーの味。一度経験してしまえば、次はどこへ行こうか、どの道具を育てようかと、旅の計画がもっとワクワクするものに変わるはずです。

さあ、今度の休みは、相棒(バイク)と一緒に新しい楽しみを積み込んで出かけてみませんか?

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