ホンダ「モンキー125」は、レトロなデザインとコンパクトな車体で人気の125ccバイク!街乗りやツーリングはもちろん、所有する喜びも感じられる魅力的なモデルですが、国内仕様のモンキー125は、標準状態では二人乗りに対応していません...。
本記事では、モンキー125が二人乗りできない理由と、おすすめはしませんがキットや構造変更、申請によって二人乗りをする方法をご紹介します。
結論からお伝えすると、モンキー125を二人乗り仕様にすることは法的には可能です。しかし、構造変更に必要な手続きや、それに伴う時間とコスト、安全性を考慮すると、現実的ではありません。
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モンキー125は二人乗り(タンデム)できる?法的ルールと必要装備

国内仕様のモンキー125は、車検証に「乗車定員1名」と記載されており、標準では二人乗りに必要な装備が付いていません。しかしどうしても二人乗りをしたい...!という場合は以下の装備が必須です。
- タンデムステップ(後部座席用の足置き)
- グラブバーまたはタンデムバー
- 二人乗り対応のシート
これらが未装備のまま二人乗りをすると道路交通法違反となります。
- 定員外乗車違反(道路交通法第57条)
- モンキー125のように乗車定員が1名と定められたバイクで二人乗りをすると該当
- 罰則:反則金6,000円(小型二輪の場合)、違反点数1点
二人乗りに必要な申請と構造変更の流れ

合法的にモンキー125を二人乗り仕様にするには、構造変更検査を受ける必要があります。
- 二人乗り用パーツを取り付け
- 陸運局に申請書類を提出
- 装備や寸法・強度の検査
- 合格後、車検証の定員を1名→2名へ変更
費用は1〜3万円程度(書類作成を専門業者に依頼する場合の費用は含まれていません)で、図面や強度証明が求められる場合もあります。

パーツの強度証明などは個人で行うにはハードルが高いのが現状です。
モンキー125を二人乗り仕様にする「海外製カスタムキット」の実態

モンキー125での二人乗りは「現実的ではない」というのが私の結論です。タンデムステップの増設やシートの変更など、クリアすべき課題があまりにも多いためです。
それでも、「どうしてもモンキーで大切な人を後ろに乗せたい」という熱意をお持ちの方もいるでしょう。その執念に応える選択肢として、海外から個人輸入可能な二人乗りキットが存在します。
ただし、ここから先は自己責任の世界。取り付けの精度、フレームへの負荷、そして法的な解釈まで、文字通り「相当な覚悟」を持って向き合う必要があります。選ぶ際は下記の点に気をつけましょう。
- 保安基準に適合しているか
- 国内取り付け実績の有無
- 構造変更時に必要な強度証明があるか
モンキー125 の二人乗りステップ
タンデムステップは二人乗りの必須装備です。取り付けにはソケットレンチ、トルクレンチ、六角レンチが必要で、作業時間は30〜60分程度。必ず規定トルクで締めましょう。
モンキー125 二人乗り用シートの選び方
快適性と安全性を両立したシートを選ぶことが重要です。座面の長さ、クッション性、防水・耐久性を確認しましょう。社外のロングシートや海外純正品も人気です。
モンキー125 二人乗り用グラブバーの選び方
グラブバーは二人乗り時に同乗者がしっかり掴まるための重要な安全装備です。モンキー125を二人乗り仕様にする場合、保安基準に適合し、車体のデザインや用途に合った製品を選ぶことが大切です。
- 素材と強度:スチール製は強度が高く耐久性に優れ、アルミ製は軽量で取り回しやすい。
- 固定方法:フレーム固定タイプは安定性が高く、リアキャリア一体型は積載性も確保できる。
- デザイン:純正スタイルに馴染むシンプルタイプから、カスタム感を強調するメッキ・ブラック仕上げまで様々。
- 構造変更への対応:二人乗り申請に使用できるか、メーカーの適合情報を必ず確認。
用途や見た目、耐久性のバランスを考えて選ぶことで、タンデム走行時の安全性と快適性が向上します。
リアショックは「硬め」の設定が必須
純正の柔らかいリアショックでは力不足です。2人分の荷重がかかると、段差でサスペンションが底付きし、車体やタイヤに強い衝撃を与え非常に危険です。安全に走行するには、高荷重に耐える硬めの社外ショックへの交換が不可欠となります。
カスタム不要で二人乗りができるおすすめ125ccバイク
モンキー125と同じくホンダが販売する125ccモデルの中には、購入時から二人乗りが可能なバイクがあります。これらはタンデムステップやグラブバーが標準装備されており、構造変更や追加カスタムの必要がありません。
ホンダ グロム(GROM)

グロムはモンキーと異なり、最初から二人乗りを想定して設計されています。標準でタンデムステップが装備されているのはもちろん、シートの座面もタンデムライダーが安定しやすい形状になっています。
「モンキーの見た目」にどこまでこだわるかという問題はありますが、大切な人を後ろに乗せて安全に、かつ法規をクリアして走ることを最優先にするならば、グロムの方が圧倒的にストレスのないバイクライフを送れるはずです。
ホンダ Dax125

もし、あなたが「125ccのレジャーバイクで、なおかつ二人乗りの頻度が高い」のであれば、ダックス125(DAX125)こそが最も後悔の少ない選択肢になります。
特筆すべきは、その「シートの長さ」です。モンキーとは根本的に設計が異なり、タンデムライダーとの距離にゆとりがあるため、お互いのヘルメットがぶつかり合うようなストレスも最小限で済みます。また、頑丈なプレスフレームは安定感があり、後ろに人を乗せてもフラつきにくいという特性があります。
「モンキーを無理に改造して後悔する」くらいなら、最初からこの懐の深いシートを備えたダックスを選ぶのが、大人としてスマートな判断かもしれません。
もしお持ちのバイクから乗り換えるなら
もし、『これを機に、もっと二人乗りが楽なバイクへの乗り換えもアリかな?』と少しでも頭をよぎったなら、今の愛車がいくらで評価されるか、一度確認しておくのが賢い選択です。
最近は125ccクラス全体の新車価格が上がっており、それに連動して中古相場も驚くほど高騰しています 。特にモンキー125のような人気車種は、私たちが思っている以上の価値がついているケースも珍しくありません。
『今のバイクの価値』という物差しを持っておくだけで、カスタムに予算をかけるか、新しい相棒に乗り換えるかの判断がずっとスムーズになりますよ。
モンキー125 二人乗りキットはおすすめできる?
モンキー125用の二人乗りキットは一部販売されていますが、これらを装着するだけでは二人乗りはできません。合法化には構造変更検査が必要となり、パーツの強度証明など、個人で用意するにはハードルが高い書類が求められるケースも多いのが現状です。
さらに、モンキー125はコンパクトな設計ゆえに、長時間の二人乗り走行では快適性や安定性の面でやや制約があります。安全面や乗り心地を考慮すると、二人乗り化にかかるコストや手間に見合うメリットは限られるでしょう。
手間をかけず二人乗りを楽しむなら、最初から対応しているグロムやDax125も選択肢としておすすめです。



