N-VANで後悔

N-VAN

ホンダ N-VANで後悔する前に!|3年乗ってわかった騒音対策とコスパの本音

MONKEY HEAVEN

東京在住の30代アウトドア好き。 バイク・車カスタムやキャンプギアを楽しみながら発信しています! YouTube登録者3.3万人、Instagramフォロワー1.5万人。 バイク雑誌「モトモト」「カブonly」連載中。

ホンダのN-VANを検討しているけれど、「商用車だし乗り心地や騒音が心配」「意外と価格が高くて迷っている」という方も多いのではないでしょうか。ネット上の評判だけでは、本当の使い勝手は見えてこないものです。

私はN-VAN(ハイルーフ・ターボ・4WD)に3年間乗り続けており、これまで車中泊やバイクの積載など、趣味の相棒として使い倒してきました。その過程で自分なりにYouTubeなどでカスタム紹介を重ねた結果、雑誌で紹介していただいたり、イベントで展示車両として選んでいただいたりもしています。

今回は、200万円近い車体価格を払って実際に3年使ったからこそ言える「後悔しやすいポイント」や、騒音対策などの「リアルな解決策」を、ユーザー目線でありのままにお伝えします。


ホンダ N-VANを買って後悔する人の特徴とは?

モンキーヘブン

ホンダのN-VANは、これまでの軽バンの常識を覆す魅力的な車ですが、誰にでもおすすめできるわけではありません。私は3年間、N-VANに乗り続けていますが、その中で「この用途なら他の車の方が幸せになれるかも」と感じる場面もありました。後悔しないために、まずは自分に合うか確認してみましょう。

1. 助手席に家族や友人を頻繁に乗せる人

引用元 : ホンダ公式

N-VANの最大の特徴は「助手席までフラットになること」ですが、その代償として助手席のシートはかなり簡易的な作りになっています。厚みがなく座面も硬いため、大切な人を乗せて長距離ドライブを楽しむような用途には向きません。あくまで「一人が基本、助手席は一時的」と割り切れるかどうかが分かれ目です。

2. 快適な「ファミリーカー」を求めている人

引用元 : ホンダ公式

N-BOXのような乗用車に近い快適さを期待して買うと、後悔する可能性が高いです。走行中のエンジン音や路面の振動が伝わりやすく、内装もプラスチックの剥き出し部分が多い「働く車」の仕様です。家族みんなで静かに、ゆったりと移動したいのであれば、N-VANよりも乗用タイプの軽自動車を選んだほうが満足度は高いはずです。

3. 買ったままの状態で「完璧」を求める人

引用元 : ホンダ公式

N-VANは、自分で手を加えて完成させていく車です。例えば、走行音のうるささを「防音対策のDIYを楽しもう」と思える人には最高ですが、「高いお金を出したのに、なぜこんなにうるさいの?」と感じてしまう人にはストレスになるかもしれません。バイクカスタムのように、工夫して自分好みに育てることに喜びを感じる人向けの車です。


N-VANのデメリット・欠点まとめ【購入前の注意点】

N-VANモンキー125バイクをトランポ

N-VANを日々使い倒している私ですが、もちろん良いところばかりではありません。商用車ベースだからこその「割り切り」が、使う人によっては大きなデメリットに感じることもあります。ここでは、購入前に知っておくべきリアルな欠点と、私が実際に行っている対策を交えてお伝えします。

助手席が硬く、長時間の移動は疲れやすい

N-VANモンキー125バイクをトランポ

荷室をフルフラットにするための設計上、助手席はシートというより「折りたたみ椅子」に近い感覚です。短時間なら問題ありませんが、2時間、3時間と座り続けるのは正直厳しいものがあります。人を乗せる機会が多い方は、クッションを敷くなどの工夫が必須になるポイントです。

走行音やロードノイズが車内に響きやすい

N-VANフローリングフロア

コストを抑えて荷物をたくさん積めるようにするため、車内の防音材は最小限です。特に雨の日や高速道路では、外の音がダイレクトに聞こえてきます。私は対策として、バイクを積むための「木材フロア」を荷室に敷いていますが、これが厚手の防音壁のようになり、標準の状態よりはかなり騒音が軽減されています。

内装がシンプルで「高級感」とは無縁

N-VANモンキー125バイクをトランポ

最近の軽自動車は内装が豪華なものも多いですが、N-VANはあくまでシンプル。鉄板が剥き出しの部分も多く、素っ気なく感じるかもしれません。ただ、これは裏を返せば「傷を気にせず道具として使える」ということであり、バイクのカスタムパーツを取り付けるように自分流にアレンジしやすいという強みでもあります。


N-VANは高い?車両価格とコスパを正直に解説

N-VAN ダムドDENALI(デナリ)カスタム

N-VANを検討し始めて驚くのが、その意外な「高さ」ではないでしょうか。私も4年前に購入した際、選んだ仕様の見積もりを見て「軽バンなのにこんなにするの?」と正直戸惑いました。現在の価格状況も踏まえながら、実体験としての満足度をお話しします。

ターボ・4WDを選ぶと200万円は優に超える

私が愛用しているのは「ハイルーフ・ターボ・4WD」という、いわば全部乗せのような仕様です。3年前の当時でも諸経費を含めると200万円ほどになりましたが、現在の新車価格(2026年時点)では、グレードによって車両本体だけで200万円を超え、総額で240万円近くになるケースも珍しくありません。「安い軽バン」というイメージで探していると、この価格設定は大きなハードルに感じるはずです。

「安さ」ではなく「何ができるか」で選ぶ車

もし、単に「安くて荷物が積める車」が欲しいのであれば、他の選択肢の方がコスパ良く感じるかもしれません。しかし、N-VANの本当の価値は、その特異な構造にあります。助手席側の柱がない大開口や、床の低さ。これらは他車にはない唯一無二の魅力です。価格だけを見て決めてしまうと、「思っていたのと違う」と後悔する原因になりかねません。

雑誌やイベントに紹介されるほどの「ベース車」としての魅力

MONKEY HEAVEN

私のN-VANは、ありがたいことに雑誌で何度も紹介していただいたり、カスタムカーのイベントで展示車両として声をかけていただいたりもしました。それは、この車が「ただの移動手段」ではなく、自分流に作り込める素晴らしい「素材」だからです。200万円という価格は、単なる車体代ではなく、その後の趣味の時間を何倍も楽しくしてくれる「土台」への投資だったと、4年経った今は確信しています。


他の軽バンと比較してわかるN-VANの弱点と強み

軽バン選びで必ず比較対象になるのが、スズキのエブリイやダイハツのハイゼットカーゴです。私も購入時に色々と調べましたが、N-VANはこれら「王道の軽バン」とは設計思想が全く違います。何が強みで、どこが弱点なのかを一覧表にまとめました。

比較ポイント

N-VAN


その他の軽バン
エンジンの位置車体の前側(乗用車と同じ)座席の下(お尻が熱くなりやすい)
床の高さかなり低い(積み下ろしが楽)普通(箱としての容量は最大級)
助手席側柱がない大開口(横から積める)柱あり(一般的なスライドドア)
乗り心地一般的な軽バンよりはマイルドトラックに近い「働く車」の感覚
積載の得意分野長物(バイク・ハシゴなど)四角い箱(段ボール・コンテナ)
価格帯軽バンの中では高め軽バンとしては標準〜安め
N-VAN / 他の軽バン比較表

※4年間の使用感と一般的な仕様に基づく比較です

純粋な「積載量」では他車に一歩譲る面も

仕事で段ボールを天井までぎっしり詰め込むような使い方なら、四角い箱状のスペースが広いエブリイやハイゼットの方が有利かもしれません。N-VANはエンジンの位置の関係で、荷室の「長さ」自体は他車より少し短めだからです。ただ、助手席までフラットになることで、私のようにバイクを載せたり、一人で車中泊をしたりするには十分すぎるほどの長さ(約2.6m)が確保できます。

「低床」と「大開口」がもたらす圧倒的な使いやすさ

モンキー125とN-VANのトランポ

N-VANの最大の武器は、床が非常に低いことです。重いバイクを積み込む際も、他車より持ち上げる高さが少なくて済むので腰への負担が違います。さらに助手席側に柱がない「ミラクルオープンドア」のおかげで、横から大きな道具をサッと出し入れできるのは、他の軽バンには真似できない大きなメリットです。


N-VANの走行音はうるさい?対策と実体験レビュー

「N-VANはうるさい」という噂を聞いて、不安になっている方も多いかもしれません。正直に言うと、ノーマルの状態では確かに走行音が車内に響きます。しかし、私は4年間乗り続ける中で、この問題には「楽しみながら解決できる方法」があることを実感しました。

走行音が大きく感じやすい理由とは?

引用元 : ホンダ公式

N-VANの車内を覗くとわかりますが、鉄板が剥き出しになっている部分が多くあります。これが走行中の振動や、路面からの音を太鼓のように響かせてしまうのです。特に雨の日は、ルーフに当たる雨音がかなりダイレクトに聞こえてくるため、「静かな乗用車」をイメージしていると驚くかもしれません。

「木材フロア」が騒音を和らげる意外な効果

N-VANフローリングフロア

私はもともと、バイクを安定して積み込むために荷室に木材のフロアを貼りました。しかし、これが結果として大きな防音・制振効果をもたらしてくれました。厚みのある木の板を敷くことで、床下からのロードノイズがかなり抑えられ、耳障りな音がマイルドになったのです。実用的なカスタムが、同時に「静かさ」も叶えてくれました。

自分好みに改善していく「余白」を楽しむ

最初から静かな車もいいですが、N-VANのように自分の工夫一つで環境が変わっていくのは、この車ならではの醍醐味です。木材フロア以外にも、防音材を貼ったり内装を工夫したりと、バイクをいじるのと同じような感覚で手を加えることができます。こうした「自分で育てる過程」を楽しめる人にとって、走行音は決して解決できない大きな壁ではありません。


それでもN-VANが選ばれる理由|車中泊・カスタムの魅力

N-VANをキッチンカー仕様にカスタム

デメリットや価格の高さについてお伝えしてきましたが、それでも私がN-VANを4年間愛し続けているのは、それらを補って余りある「楽しさ」があるからです。雑誌やイベントで私の車を見てくださった方々も、この自由度の高さに驚かれていました。実際に使ってわかった、この車にしかない魅力をお伝えします。

バイクカスタムと同じ感覚で「自分流」を楽しめる

N-VANの良さは、とにかく「気軽にいじれる」ところです。複雑な内装がない分、バイクをカスタムするように、自分の手でパーツを付けたり棚を作ったりという作業がとてもスムーズに進みます。プロに任せきりにするのではなく、休日に少しずつ自分好みの空間を作り上げていく。そんな「大人の秘密基地」のような楽しみ方ができるのが、この車の最大の魅力です。

1人での車中泊が「驚くほど快適」になる室内空間

N-VANの内装カスタム実例

私も実際に車中泊で何度も使用していますが、助手席から荷室までが一直線にフラットになる構造は、本当に使い勝手がいいです。身長に関わらず足をしっかり伸ばして寝られますし、天井が高いので座って過ごしていても圧迫感がありません。外から見れば小さな軽バンですが、中に入れば自分だけの贅沢な個室。このギャップがたまりません。

「趣味の道具」を美しく、効率よく積み込める

私が木材フロアを貼ったのも、バイクを安全に、そして格好よく載せたかったからです。床が低いので重いバイクの積み込みもスムーズですし、タイダウンベルトをかけるフックの位置なども、使う人のことをよく考えて設計されています。自分の大切な道具を載せて、どこへでも出かけていける。そんなアクティブなライフスタイルを、N-VANは強力に支えてくれます。


結論|N-VANで後悔しない人・向いている人の特徴

3年間N-VANを使い込んできた私の結論として、この車は「万人向けの優等生」ではありません。しかし、特定のライフスタイルを持っている人にとっては、これ以上ないほど最高の相棒になります。最後に、N-VANを選んで後悔しない人の特徴をまとめました。

1. 「自分だけの空間」を自由に作り上げたい人

車を単なる移動手段ではなく、バイクのように自分好みにカスタムしたい人には最適です。雑誌やイベントで紹介されるような一台を目指して、少しずつ手を加えていく時間は何物にも代えがたい楽しさがあります。最初から完璧ではないからこそ、愛着がどんどん湧いていく車です。

2. バイクやキャンプなど、趣味の時間を最大化したい人

重いバイクを積み込んだり、車内で一晩を過ごしたり。そんな趣味の現場で、N-VANの「低床」や「フラットな室内」は圧倒的な使いやすさを発揮します。200万円という価格も、その後の趣味の充実度を考えれば、決して高い買い物ではないと私は実感しています。

3. 「一人」の時間をとことん楽しみたい人

大人数での快適さを求めるなら他の車がありますが、一人(あるいは二人)で自由に動くなら、これほど頼もしい車はありません。車中泊でも、移動中の休憩でも、広々とした室内は自分だけの贅沢な空間になります。周りの目を気にせず、好きな道具を詰め込んで旅に出たい人には最高の選択です。


N-VANは、あなたの工夫次第でどこまでも面白くなる車です。もしあなたが、この記事を読んで「自分ならこうカスタムしたいな」とワクワクしたのであれば、きっと購入しても後悔することはないでしょう。私の体験が、あなたの車選びの参考になれば幸いです。

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