2023年2月、私の愛車N-VANにcarrozzeriaのディスプレイオーディオDMH-SF700を取り付けました。純正ナビの提案を断り、1〜2ヶ月間のナビ無し走行を経て「スマホ連携で十分」と確信した上で選んだのがこのモデルです。
取り付けは信頼できるオートバックスに依頼し、総額は134,530円。本体価格が98,800円、取付工賃が18,700円、そして配線やケーブルなどのオプションを含めた金額です。
「ナビ無しの期間を乗り越えた末に、ディスプレイオーディオに13万円は高いかな?」と正直思いましたが、実際に使ってみるとその価値は十分に感じられました。スマホ連携の快適さや9インチ大画面の見やすさ、そして車内の雰囲気が一気に現代的に変わる感動。この記事では、私がDMH-SF700を選ぶに至った道のりから、オートバックスでの取り付け体験、そして実際の使い心地までを詳しくレビューしていきます。
DMH-SF700を選んだ理由と決め手
N-VANのカーナビ/オーディオ環境の課題と、選択までの道のり

私の愛車N-VANをディーラーで購入する際、営業担当の方からは純正ナビの提案がありました。しかし、機能やデザインがしっくり来ず、また、「どうせなら自分で取り付けたら面白いかな」という気持ちもあり、一旦その提案を断ることにしました。
ナビ無し走行の期間

新車納車後、私は数カ月間、ナビを搭載せずにN-VANで走行していました。当時の私は、スマホの地図アプリ(Google Mapなど)に対し「電波が届かない場所があるのでは」「狭い道を案内されてしまうのでは」といった不安があり、あまり信用していませんでした。
しかし、実際に使ってみると、走行中に困ることはほとんどありませんでした。
- Google Mapで十分という発見: ほとんどのシーンでGoogle Mapが問題なく機能し、「高価なカーナビではなく、スマホナビで十分じゃないか」と気がつきました。
- 課題の明確化: 必要なのは高機能な専用ナビではなく、「スマホの画面を安全に見やすく、快適な音で利用できる環境」であると結論づけました。

ディスプレイオーディオが最適!ということに気が付きました。
DMH-SF700に決めた理由と、プロへの取り付け依頼
スマホ連携を主軸にしたシステムを探し始めたところ、carrozzeriaのDMH-SF700が候補に挙がりました。
| 決定要因 | DMH-SF700の魅力 | 筆者のニーズ |
| 画面の快適性 | 9インチフローティング大画面 | スマホの小さな画面から解放され、運転中の視認性を確保できる。 |
| 音質 | ハイレゾ対応、高音質設計 | N-VANの車内環境を格上げし、快適な音楽環境を実現できる。 |
| デザイン | 洗練されたフローティングデザイン | 実用的なN-VANの車内を、一気に現代的な雰囲気に変えられる。 |
価格は純正ナビ(工賃込みで15万程度だった気がします)を付けるよりも安価でした。これは満足度が高いと確信しました。
当初は「YouTubeのネタにもなるし、取り付けも自分でやろう!」と考えていましたが、調べてみると配線や作業工程が予想以上に多く、時間の都合がつけられないこと、そして確実な仕上がりを重視したいことから、プロであるオートバックスへの依頼を決めました。
このように、純正ナビを断る→スマホナビで十分と気づく→高性能なディスプレイオーディオを探す→プロに取り付けを依頼、という流れでDMH-SF700の導入に至りました。
オートバックスでの取り付け:依頼から完了までの流れと満足度

DMH-SF700の購入・取り付けは、自力での作業は断念し、確実な仕上がりと手間を省くことを重視してオートバックスに依頼しました。
プロに任せて本当に良かった点と総評
取り付け後の仕上がりやサービスには非常に満足しています。総じて「プロに任せて正解だった」と感じたのは、以下の点です。
- 作業の確実性と仕上がり:取り付け後のグラつきは一切なく、9インチ大画面がN-VANのダッシュボードに完璧に固定されました。特にフローティングタイプは取り付けが難しいと聞いていたため、専門知識と技術を持つプロの仕事の確実性を実感できました。
- 必要なオプション品の調達と準備:ディスプレイオーディオの取り付けには、車種別の取付キットの他に、HDMIケーブルやUSB延長ケーブルなど、スマホ連携に必要な各種ケーブル類を自分で選定し、揃える必要があります。オートバックスでは、これらの必要なものを一式で用意・選定してくれたため、手間なく安心して依頼できました。
- 作業時間の節約:自分でやろうとすれば丸一日かかっていたかもしれない作業を、短時間で完璧に終わらせてもらえたことは、総額13万円という費用に見合う大きな価値でした。

ケーブルも綺麗に処理されています。これは自分でやったら大変そうでした...。
【総額134,530円】取り付け費用とオプション内訳を公開
当時、DMH-SF700本体の価格が約10万円と高額だったため、最終的な総額は134,530円となりました。ここでは、本体価格、取付工賃、そしてプロに依頼する上で必須となった配線・ケーブル類などのオプション内訳をすべて公開します。この金額が高いか安いか、あなたの判断材料にしてください。
| 項目 | 内容 | 金額(税込) |
|---|---|---|
| 本体 | carrozzeria DMH-SF700(9型ディスプレイオーディオ) | 98,800円 |
| 取付工賃 | 配線作業・動作確認など | 18,700円 |
| オプション | 取付けキット KJ-H66DE | 6,600円 |
| オプション | フリーボックス(カナック VP-D1 D-BOX) | 1,080円 |
| オプション | バックカメラアダプター(KK-H301BA) | 6,050円 |
| オプション | HDMIケーブル(CD-HM221) | 3,300円 |
| 合計 | 134,530円 | |
※2025年10月追記 : Amazonではかなり価格が下がっているようです👇️

実際に使って感じたメリット・デメリット
DMH-SF700をN-VANに導入したことで、車内の快適性は劇的に向上しました。ここでは、約1年間使用してわかった、「9インチ大画面の本当の使い心地」と「スマホ連携の快適さ」といったメリットに加え、気になる点もあわせて解説します。
9インチ大画面の見やすさと操作性

DMH-SF700の9インチディスプレイは、N-VANのシンプルなダッシュボードにおいて、期待以上に抜群の視認性を提供してくれました。
フローティング構造のおかげで画面位置をドライバーに合わせて調整できるため、運転中に視線を大きく動かす必要がなく、安全性が向上。スマホの小さな画面と比べると、地図の確認や、CarPlay/Android Autoのアイコン操作が格段に楽になり、視覚的なストレスが解消されました。

また、操作時のタッチパネルの反応も非常にスムーズで、もたつくことがありません。高精細なフルフラットパネルのため、まるで大型タブレットを操作しているかのような快適さです。画面が大きいことで、より直感的に素早く操作できるのが最大のメリットだと感じています。
スマホ連携(CarPlay)の快適さ

煩わしい設定は不要で、USBケーブルで接続するだけですぐにCarPlayが起動します。車内に最適化された画面に、Google MapやApple Map、Apple Musicなどの主要なアプリのアイコンが並び、直感的に操作できます。
音質や映像の満足度
DMH-SF700はカーナビではなくディスプレイオーディオですが、音質面での満足度は非常に高いです。ハイレゾ音源に対応し、音の広がりや臨場感が向上。N-VANの車内環境が格段に良くなりました。
ディスプレイオーディオならではの唯一の懸念点
DMH-SF700の機能自体には大変満足していますが、一つだけ懸念点が残ります。
それは、カーナビと違いスマホの通信環境に依存する点です。私自身、キャンプなどで郊外に行く機会が多いため、「山奥でスマホのネットが繋がらなくなったら、地図アプリが使えずに困るのでは?」という心配がありました。
しかし、幸いなことに今のところそのような通信圏外の環境に行くことはなかったので、問題は発生していません。今のところは「念のため頭の片隅に置いておくべき懸念点」という認識でいます。
DMH-SF700がN-VANにもたらした相乗効果

N-VANの内装は実用性重視のシンプルなデザインですが、DMH-SF700の導入によって雰囲気が一変しました。
9インチのフルフラットディスプレイが、まるでタブレットが浮いているような先進的な印象を与えてくれます。特にフローティング構造のため、後付け感があまりなく、洗練されたデザインがシンプルなダッシュボードに絶妙にマッチしています。
スマホホルダーはN-VAN専用品

補足ですが、スマホホルダーは以前から取り付けていたN-VAN専用品をそのまま使用しています。これは地味に便利です。
【関連記事】スマホホルダーはこちらの記事で詳しくレビューしています。
»N-VAN専用スタンド&スマホホルダー取り付け・レビュー
まとめ:総額13万円でも満足できた理由

最終的に総額134,530円かかったDMH-SF700の導入は、結果として「価格以上の価値があった」と断言できます。
高額な純正ナビを断り、スマホナビで十分と判断した筆者にとって、この出費は決して安くありませんでした。しかし、この投資は単なるナビ機能の追加ではなく、N-VANの車内空間そのものを「現代化」するものでした。
9インチ大画面による安全性の向上、ストレスフリーなCarPlayの快適さ、そしてハイレゾ対応による音質の劇的な改善。これら全てが、私の日常の運転や趣味である車中泊の質を大きく引き上げました。
特に、必要なケーブル類をすべてオートバックスに任せ、完璧なプロの仕上がりを得られた点も、長期的な安心感につながっています。DMH-SF700はN-VANオーナーとして自信を持って「買ってよかった」とおすすめできる最高のアップグレードでした。