2026年3月、東京モーターサイクルショーのヨシムラブースで、ひときわ大きな人だかりができていた1台のバイクがありました。それが今回紹介する「Monkey125 YOSHIMURA.COMPETITION.MOTORS(ヨシムラ・コンペティション・モータース)」。
燃えるような赤いボディ、チタンエキゾーストの美しい焼け色、そして黄金色のオーリンズリアショック——。ファンならひと目見ただけで「これはただ者じゃない」と分かるはずです。

歴史的背景からカスタムパーツの詳細まで、余すところなくお届けします。
ヨシムラブースで一際目を引いた「Monkey125 YOSHIMURA.COMPETITION.MOTORS」

1964年、鈴鹿で生まれた伝説

この展示車両のカラーリングには、深い歴史的背景があります。1964年8月、鈴鹿18時間耐久レースが開催され、ヨシムラ創業者・POP吉村(吉村秀雄氏)が九州勢の総監督として参戦しました。250ccクラスはCB72、251cc以上クラスはCB77で2チームを率い、ヨシムラフルチューンのCB77が18時間の激闘を制して優勝。「九州にヨシムラあり」とその名を全国に轟かせた、まさに伝説の瞬間でした。
それから60年後の2024年、その伝説のCB72レーサーが鈴鹿8耐で里帰りを果たします。この感動的なストーリーをオマージュしたカラーリングが、今回のMonkey125に再現されているのです。

タンクに刻まれた「125」の文字と日の丸マーク、そして「YOSHIMURA.COMPETITION.MOTORS(ヨシムラ・コンペティション・モータース)」のロゴ——単なるドレスアップではなく、60年超のレーシングDNAを纏った1台です。
デザインを手がけたのは「Woodeye Design」
あの印象的な赤いグラフィックと外装ペイントを担当したのがWoodeye Design。カスタムペイントの世界を知るファンにとっては注目の工房です。「歴史の重みをデザインに落とし込む」という難しい仕事を見事に仕上げています。
機能と美学が融合!主要装着カスタムパーツ紹介
「このルックスを自分のモンキー125でも再現したい!」そう思ったあなたのために、パーツリストをカテゴリ別に詳しく解説します。
1. 圧倒的な存在感と性能「B-77 サイクロン」——マフラー

展示車両に装着されていたのはB-77 サイクロン(開発中)。POP吉村が愛したバナナ型サイレンサーの系譜を継ぐ、ヨシムラ渾身の新作マフラーです。チタンの焼け色が官能的で、会場でも多くの来場者が写真を撮っていました。
B-77 サイクロンは現在開発中です。
2. 足元を引き締める「ヨシムラ ステップ kit X-TREAD」

削り出しアルミのX-TREADステップは、グリップ力の向上と見た目のグレードアップを同時に実現します。踏み込んだときの安心感が全然違うと好評のパーツで、「まずここから変えた」というMonkeyオーナーも多いアイテムです。
ヨシムラらしい精悍な仕上がりで、装着するだけでガラッと雰囲気が変わります。
3. エンジン周りを守る・魅せる「アルミヘッドサイドカバー&クランクケースカバー」

ヨシムラロゴが刻まれたアルミ製エンジンパーツは、「ヨシムラ仕様」を手軽に演出できる人気アイテム。転倒時のエンジン保護という実用面でも優秀で、ツーリングライダーにもサーキットユーザーにも刺さるパーツです。

展示車両ではエンジンケースガード KIT クランクケースカバーとアルミヘッドサイドカバーがセットで装着されており、エンジン全体が引き締まって見えました。
4. 本気仕様の足回り「ÖHLINS リアショック」

展示車の足回りで最も目を引いたのが、鮮やかなゴールドのOHLINSツインショックアブソーバー(RCU)です。125ccのミニバイクにオーリンズ——と聞くと驚く方もいるかもしれませんが、乗り味の変化は劇的で、一度体感すると戻れないと言われるほど。リアビューの存在感も段違いです。
細部までこだわり抜いたアクセサリー&ケミカル
展示車のすごさは「大物パーツ」だけではありません。細部のパーツにも一切妥協がなく、むしろここがヨシムラらしさを最も感じさせるポイントでした。
メーターバイザー

モンキー125の可愛らしいヘッドライト周りに、ヨシムラらしいスポーティーな力強さを加えるメーターバイザー。実用性とネオクラシックなスタイルを両立させる、人気のカスタムパーツです。
モンキー125 右サイドカバーセット

ダウンマフラーへの交換によって生まれる右側のスペースを、美しくスタイリッシュに埋めてくれる専用サイドカバー。主張しない純正風のデザインが潔い。
フレームキャップセット

フレームのピボット部分に装着することで、泥やホコリの侵入を防ぎつつ、車体にメカニカルな輝きを与えるドレスアップパーツ。車体のアクセントとして手軽にカスタム感を楽しめる、細部までこだわりたいオーナーに最適なアイテムです。
リムステッカー TYPE-A(レッド)

足元に鮮烈なアクセントを加えるヨシムラのリムステッカーは、貼るだけで愛車の印象をガラリと変えてくれるドレスアップの定番アイテム。
ドレスアップ・フェンダーレスキット

モンキー125のリア周りを劇的にスッキリさせるヨシムラのフェンダーレスキットは、純正の大きなリアフェンダーをコンパクトにまとめ、軽快なスタイルを実現します。メインステーには耐振動性・耐腐食性に優れたステンレスを採用。
ナンバープレート裏側に肉抜きされた「隠れモンキー」の遊び心あるデザインも、オーナーの所有感を満たしてくれるヨシムラらしいこだわりの逸品です。
メーター・モニタリング:PRO-GRESS1 テンプ・ボルトメーター

水温・電圧をリアルタイムでモニタリングできるヨシムラ製デジタルメーター。コンパクトで視認性が高く、エンジンの状態を常に把握できる安心感があります。PRO-GRESS用センサーType-Gやメーターバイザーもセットでチェックをおすすめします。
消耗品・ケミカル:MOTUL 300V / RKチェーン / MOTUL DOT4
展示車が指定していたオイル・ケミカル類も、すべて一流ブランドで統一されていました。メンテナンスのついでに交換できる消耗品は、クリック率が高いアフィリエイトアイテムでもあります。
| パーツ | 指定品 | リンク |
|---|---|---|
| エンジンオイル | MOTUL 300V ROAD RACING 10W40 | Amazon ← |
| フォークオイル | MOTUL FORK OIL EXPERT HEAVY 20W | Amazon ← |
| ブレーキフルード | MOTUL DOT 4 | Amazon ← |
特にMOTUL 300Vは100%エステルベースのレーシングオイルで、フリクションロスの低減とエンジン保護を高いレベルで両立します。せっかくカスタムしたエンジンを長持ちさせるためにも、オイルへのこだわりは大切です。
まとめ:あなたのモンキーも「ヨシムラ・スピリッツ」を纏わせてみませんか?

東京モーターサイクルショー2026のヨシムラブースで見たMonkey125 YOSHIMURA.COMPETITION.MOTORSは、1964年の鈴鹿制覇から60年以上受け継がれてきたレーシングDNAと、現代の最高峰カスタムパーツが融合した、まさに「動く歴史」でした。
全部一気に揃えなくても大丈夫。まずはステップやオイルキャップなど手の届きやすいパーツから始めて、少しずつ自分のモンキーをヨシムラ仕様に育てていくのが、カスタムの醍醐味です。