最近、125ccバイクの新車価格がじわじわと上がっています。
モンキー125、ハンターカブ、PCXなど、「少し前よりだいぶ高くなったな」と感じている人も多いはずです。

新車が値上げされると、気になるのが中古バイクの価値。
- 今売ったら、意外と高い?
- 125ccって、どこに売るのが正解?
- まだ売るつもりはないけど、相場だけ知りたい
この記事では、125cc(原付二種)に絞って
- なぜ今「売り時」と言われているのか
- 125ccを売るときに損しやすいポイント
- 原付二種に強い買取サービスの選び方
を、バイク専門雑誌で購入・カスタム系の記事連載を多数書いてきた視点から整理します。
※無理に売る必要はありません。「今いくらになるか」を知るための記事です。
なぜ125ccバイクは値上げされるのか

ここ数年、125ccクラスのバイクは各メーカーで価格改定が続いています。
「125cc=安い」というイメージを持っていると、最近の新車価格を見て驚いた人も多いかもしれません。
この値上げには、いくつかのはっきりした理由があります。
125ccの価格上昇や、250ccとの価格差については、私の運営しているYouTube動画でも詳しく解説しています。「125ccを選んで後悔する人・しない人」の違いを、実例ベースでまとめているので、判断材料として参考になると思います↓
排ガス規制と安全装備の影響

まず大きいのが、排ガス規制の強化です。
125ccは原付二種という扱いですが、環境基準は年々厳しくなっており、エンジンの改良や制御系のアップデートが必要になっています。
また最近の125ccは、
- ABSの標準装備
- LEDライト
- フルデジタルメーター
など、以前なら上位クラスに付いていた装備が当たり前になりました。
こうした安全装備・電子制御の充実は、そのまま車両価格に反映されます。
原材料費の高騰と円安の影響

もうひとつ無視できないのが、原材料費の高騰と円安です。
フレーム、足回り、電装部品など、バイクを構成する多くの部品は金属や電子部品に依存しています。
これらのコスト上昇は、125ccクラスであっても例外ではありません。
特に海外生産・輸入モデルが多い125ccは為替の影響を受けやすく、メーカー側が価格を維持するのが難しくなっています。
「安い移動手段」から「完成度の高いバイク」へ

もうひとつの変化は、国内外の125ccバイクの立ち位置そのものです。
以前は、
- とにかく安い
- 移動手段として割り切る
という存在でしたが、現在は
- デザイン性
- 走行性能
- 所有欲
を重視したモデルが増えています。
モンキー125やハンターカブのように、趣味性の高い125ccが増えたことで、価格もそれに見合ったものへと変わってきました。
値上げ=悪いこと、ではない

価格だけを見るとネガティブに感じがちですが、この値上げは単純な「コスト増」だけではありません。
- 装備が充実した
- 品質が上がった
- 長く乗れるモデルが増えた
という側面もあります。
そして新車価格が上がるということは、中古市場でも125ccの価値が見直されやすくなるという見方もできます。
この点については、次の章で詳しく触れていきます。
125ccの値上げで中古・買取相場はどうなる?
125ccバイクの新車価格が上がったことで、中古市場や買取相場にも少しずつ影響が出ています。ただし、すべての125ccが一律に値上がりするわけではありません。
ポイントは、「需要が落ちていないこと」です。
新車が高くなると中古に流れる人が増える

新車価格が上がると、「少しでも安く買いたい」と考える人が増えます。
その結果、125ccでも中古を選ぶ人が増えやすくなります。特に原付二種は、
- 通勤・通学
- セカンドバイク
- 維持費を抑えたい層
といった実用目的の需要が安定しています。
そのため、新車が高くなっても需要が大きく落ちにくいのが特徴です。
人気モデルは相場が下がりにくい

125ccの中でも、すべてのモデルが同じように評価されるわけではありません。
例えば、
- 現行モデルが値上げされた車種
- デザインやキャラクター性が強い車種
- 中古在庫が少ないモデル
こうした条件が重なると、中古価格や買取価格が下がりにくい傾向があります。
反対に、流通量が多く、特徴が少ないモデルは、年式や走行距離の影響を受けやすくなります。
125ccは「大きく下がりにくい」クラス

排気量が大きいバイクは、景気や流行の影響を受けやすく、相場が大きく動くことがあります。
一方で125ccは、
- 維持費が安い
- 駐車や取り回しが楽
- 免許・年齢層が広い
といった理由から、相場が急落しにくいクラスです。
値上げの影響で「一気に高騰する」ことは少ないものの、極端に値崩れしにくいのが125ccの特徴と言えます。
売却タイミングは「急がなくていい」

「値上げされたなら、今すぐ売った方がいいのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし125ccの場合、相場が短期間で大きく変わるケースは多くありません。
状態が良ければ、時期を選ばず一定の評価がされやすいです。
むしろ、
- 走行距離が増えすぎる前
- カスタム内容を把握しているうち
といった自分のタイミングを重視した方が、納得のいく売却につながりやすくなります。
「高く売れるか」より「損しにくい」

125ccバイクは、プレミア価格が付きやすいジャンルではありません。ただしその分、大きく損をしにくいという見方もできます。
新車価格の上昇によって、中古や買取価格が見直されている今は、「売っても想像より安くならない」ケースも増えています。
次の章では、こうした125ccを売却する際に、どんな点を見られるのかについて解説していきます。
125ccを売るか迷っている人が感じやすい不安
125ccバイクを売ろうと考えたとき、多くの人が「本当に売って大丈夫なのか?」という不安にぶつかります。特に、カスタム歴・走行距離・年式といった要素は、査定額に直結しそうで気になるポイントです。
ここでは、125ccオーナーが感じやすい代表的な不安について、実際の買取事情を踏まえて整理していきます。
カスタムしていると安くなる?

「マフラーやハンドルを替えていると、買取価格は下がるのでは?」
これはよくある不安ですが、結論から言うとカスタム=必ず減額というわけではありません。
125ccの場合、買取業者が重視するのは「再販しやすさ」です。
そのため、派手すぎるカスタムや純正パーツが残っていない場合は減額対象になることがありますが、
- ボルトオンのライトカスタム
- 人気車種に多い定番パーツ
- 純正パーツが保管されている
こうした条件がそろっていれば、マイナスにならない、もしくはプラス評価に転じるケースも珍しくありません。

実際、私自身もハンターカブCT125を中古で購入していますが、購入の決め手のひとつが、前オーナーによるカスタムでした。
純正のままではなく、自分の使い方に合ったカスタムが施されていたことで、「これはアリだな」と感じたのを覚えています。
走行距離が多いとダメ?

125ccは通勤や街乗りで使われることが多く、「走行距離が多いから値段がつかないのでは」と感じている人も多いと思います。
確かに走行距離は査定項目のひとつですが、125ccの場合は距離よりもコンディション重視で見られる傾向があります。
エンジンの調子が良く、定期的にメンテナンスされている車両であれば、2万km以上走っていても買取対象になることは十分あります。
また、125ccは海外需要も高く、「多少距離が出ていても売れる市場がある」という点は、大排気量バイクとの大きな違いです。
距離だけで「どうせ安い」と判断してしまうのは、少し早いかもしれません。
年式が古い125ccでも売れる?

「もう10年以上前の125ccだけど、さすがに無理かな?」この不安もよく聞きますが、125ccに関しては年式が古くても売れるケースは多いです。
今の125ccブームは、最新モデルだけではありません。丈夫なエンジンを積んだ古いモデルは、今でも「安くて壊れにくい移動手段」として非常に需要があります。また、古いからこそ漂うレトロな雰囲気が好きだというファンも多いのです。
年式だけで判断せず、一度査定に出してみることで、想像より評価されるケースも少なくありません。
125cc売却で損しやすいパターン
125ccバイクは「金額が大きくないから」と、売却を深く考えずに決めてしまいがちです。ただ実際には、売り方を間違えると本来より数万円単位で損をしてしまうケースも珍しくありません。
ここでは、125cc売却で特にやってしまいがちな“損しやすいパターン”を整理します。
ディーラー下取りだけで決めてしまう

新しいバイクを購入する際、流れでそのままディーラー下取りに出してしまう人は多いと思います。
手続きが楽なのは確かですが、買取価格という点では不利になりやすいのが実情です。
ディーラー下取りは、
- 販売が本業
- 下取りはあくまでサービスの一環
という位置づけのため、相場ギリギリまで価格を出すケースは多くありません。
特に125ccは中古市場の動きが早く、専門の買取業者の方が需要を反映した価格を出しやすい傾向があります。
手間を理由に下取りだけで決めてしまうのは、損につながりやすいポイントです。
原付一種メインの業者に依頼する

「原付も扱っているから大丈夫だろう」と、50cc中心の業者に依頼してしまうケースも注意が必要です。
125ccは法律上は原付二種で、
- 需要層
- 再販ルート
- 海外輸出の扱い
これらが原付一種とは大きく異なります。
原付一種メインの業者では、125ccの相場や需要を正確に把握していないこともあり、無難な低め査定になりがちです。
125ccを売る場合は、原付二種以上の買取実績が豊富な業者を選ぶことが、価格面でも安心です。
相場を知らずに即決してしまう

一番ありがちで、かつ一番損をしやすいのがこのパターンです。
「思ったより高いかも」「もう乗らないし、これでいいや」と、その場で即決してしまうケースですね。
ただ、125ccは
- 車種
- 年式
- 状態
- タイミング
によって相場が意外と動きます。
1社だけの提示額が“妥当かどうか”は、相場を知らないと判断できません。
少なくとも、
- 今の市場でどれくらいの価格帯なのか
- 他社と比べて高いのか安いのか
これを知った上で決めるだけでも、無駄な損は避けやすくなります。
「すぐ売る・売らない」は後で決めても、相場を知ること自体はリスクが低い行動と言えるでしょう。
125ccに強い買取業者の選び方
125ccバイクを納得感のある価格で売るためには、「どこに頼むか」がほぼ結果を左右します。
単に「バイクを買い取ってくれる業者」ではなく、125cc(原付二種)というジャンルを理解しているかを基準に選ぶことが重要です。
ここでは、125cc売却で失敗しにくい買取業者の見極めポイントを紹介します。
原付二種の取り扱い実績が多い

125ccは原付でも大型でもなく、独特の市場を持っています。
そのため、原付二種の取り扱い実績が多い業者ほど、
- 再販ルートを複数持っている
- 車種ごとの需要を把握している
- 海外向けを含めた価格判断ができる
といった強みがあります。
「原付も扱っています」というレベルではなく、原付二種を日常的に買い取っているかは、査定額に直結しやすいポイントです。
公式サイトや説明文で、125cc・原付二種の実績に触れているかは、ひとつの判断材料になります。
カスタム車の扱いを明言している

125ccはカスタムされている車両も多く、業者によっては「純正前提」でしか評価しないところもあります。
一方で、
- カスタム車も査定対象
- 社外パーツ込みで評価する
- 純正パーツがなくても相談可能
こうした点をはっきり明言している業者は、125ccカスタム車にも慣れている可能性が高いです。
特にモンキー125やカブ系など、カスタム需要が強い車種では、この違いがそのまま価格差になることもあります。
相場確認だけでも利用できる

「売るかどうかはまだ決めていない」
この段階で使えるかどうかも、業者選びでは意外と重要です。
相場確認だけで利用できる業者であれば、
- 今の市場価格を知る
- 売るタイミングを判断する
- 他社と比較する材料を持つ
といった使い方ができます。
反対に、「査定=売却前提」のスタンスだと、心理的なプレッシャーを感じやすくなります。
“価格を知るために使えるか”という視点で見ると、選択肢はかなり絞られてきます。
125ccを損せず売るための第一歩
125ccを売るかどうか迷っている段階で、いきなり複数業者を比較したり、即決を迫られるのは正直ハードルが高いものです。
そんなときに使いやすいのが、相場確認の延長で利用できる大手買取サービスです。
中でも125cc売却の入り口として使いやすいのが、バイク王です。
原付二種の買取実績が多く、相場感が安定している

バイク王は原付から大型まで幅広く扱っていますが、特に125ccクラスは流通量が多く、買取データが蓄積されているジャンルでもあります。
そのため、
- 特定の車種だけ極端に安くなる
- 相場とかけ離れた査定が出る
といったケースが比較的少なく、「今の市場ではこれくらい」という基準値を知る目的で使いやすいのが特徴です。
まずは全体相場を把握する、という使い方に向いています。
出張買取でも査定だけで利用しやすい

「出張買取=その場で売らないといけない」
そんなイメージを持っている人も多いですが、実際には査定のみで断っても問題ないケースがほとんどです。
バイク王の場合も、
- 査定額を聞いてから検討
- その場で即決しなくてもOK
というスタンスなので、売却を前提にしなくても使える相場確認手段として利用できます。
125ccは持ち運びも大変なため、自宅で完結できる点もメリットです。
カスタム車・年式が古い車両でも相談しやすい

125ccはカスタムされている車両や、年式が古い車両も多いジャンルです。
バイク王はそうした車両の取り扱いにも慣れており、
- 社外パーツが付いている
- 年式が古い
- 走行距離が多め
といった条件でも、まずは見てもらえる安心感があります。
「どうせ安いだろう」と自己判断する前に、一度プロの査定を受けてみる価値はあります。➔ バイク王で今の相場をチェックしてみる
相場を知った上で、売る・売らないを決められる

一番大きいメリットはここです。
バイク王を使うことで、
- 今売った場合の金額
- 想像より高いのか、安いのか
を把握した上で、「やっぱり売る」「もう少し乗る」という判断ができます。
相場を知ること自体はリスクがなく、判断材料が増えるだけ。
125cc売却を考え始めた段階で、一度使ってみる価値は十分あります。
他にも検討されやすい125ccバイク買取サービス
125ccバイクの売却を考える際、バイク王以外にも選択肢はいくつかあります。
ここでは、よく検討されやすい代表的なタイプを簡単に整理しておきます。
一括査定系サービス
複数の買取業者にまとめて査定依頼ができるのが、一括査定系サービスです。
一度に相場感を知りたい人にとっては、効率が良い方法とも言えます。
一方で、
- 電話や連絡が一気に来やすい
- 業者ごとの対応に差がある
- 即決を求められるケースがある
といった点が負担になることもあります。
「価格重視で一気に比較したい人」には向いていますが、じっくり判断したい人には少しハードルが高い方法でもあります。
地域密着系(バイクショップなど)
地元のバイクショップや中古車店での買取も、選択肢のひとつです。
顔なじみの店がある場合は、相談しやすいというメリットがあります。
ただし、
- 店舗ごとに相場感が異なる
- 原付二種の再販ルートが限られる場合がある
といった点には注意が必要です。
特に125ccは回転の早いジャンルのため、専門性や流通量の差が価格に出やすい傾向があります。
売ると決めていなくても、相場だけ知るのはアリ
125ccバイクの売却は、「売る」と決めてから動く必要はありません。
むしろ、金額を見てから売るかどうかを考えるくらいが、ちょうどいい判断の仕方です。
売却は金額を見てから決めていい

査定に出す=必ず売らなければならない、と思っている人は少なくありません。
ですが実際には、多くの買取サービスは査定だけで終えても問題ありません。
- 想像より高ければ売る
- 納得できなければ保留する
この判断をするために、まず金額を知るという流れは、ごく自然です。
特に125ccは価格帯が現実的な分、「いくらなら手放してもいいか」という基準を持ちやすいジャンルでもあります。
金額を見てから決める、というスタンスで問題ありません。
125ccは状態が良いうちほど評価されやすい

125ccは日常使いされることが多く、走行距離や使用感は時間とともに確実に積み重なっていきます。
一方で、買取評価は
- エンジンの調子
- 外装の状態
- 消耗部品の劣化具合
といった「今の状態」を重視されます。
つまり、状態が良いうちほど評価されやすいということです。
「まだ大丈夫」と思っている間に条件だけが不利になるケースも、実際には少なくありません。
今すぐ売る必要はなくても、今の評価額を一度知っておくことは、後悔しないための準備になります。
私がCT125を中古で選んだ理由も、単純に新車価格がかなり高くなっていたからです。
状態の良い中古であれば、価格を抑えつつ、すぐに乗り出せるメリットがあります。
それでも125ccに乗り続けるという選択

相場を知った上で、「やっぱりもう少し乗ろう」と思うなら、それも立派な選択です。
125ccは維持費が安く、気軽に乗れて、日常にも趣味にもちょうどいい存在です。
値上げや相場の話題があっても、今の一台に満足しているなら、無理に手放す必要はありません。
相場を知ったことで、「このバイクにはそれだけの価値がある」と再認識できたなら、それはそれで意味のある結果です。
売る・売らないに正解はありません。自分が納得できる選択をすることが、いちばん大切です。