バイクとカメラとキャンプが大好き。モンキーヘブン(@monkeyheaven)です。
レトロでタフなルックス、そしてどこへでも行けそうなワクワク感。2020年の発売以来、CT125ハンターカブは原付二種クラスで圧倒的な人気を誇っています。
しかし、その個性の強さゆえに「万人向けの優等生」というわけではありません。勢いで購入して「自分には合わなかった」と後悔する人がいるのも事実です。今回は、ハンターカブを乗り回している筆者の感想とスペックから見えた、ハンターカブを買わないほうがいい人の特徴を解説します。
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バイクの購入・買い替えを検討しているなら、今乗っている車両の買取相場を先に把握しておくと、予算計画が立てやすくなります。無料で今のおおよその価値がわかります。
動画でチェック【ハンターカブを買うと後悔する人】
動画でも解説しています。この動画は本記事の内容を動画に起こしたものです。(だいたい同じ内容を解説しています。)
大人気のハンターカブ、実は「万人向け」ではない?
空前のアウトドアブームもあり、ハンターカブは街中で見かけない日がないほどのヒット作となりました。しかし、このバイクはもともと「野山を駆け巡るハンター」としての性能に特化したモデルです。

「カブだから誰にでも合うだろう」という先入観だけで選ぶと、その独特な設計やコストパフォーマンスの考え方に戸惑うかもしれません。後悔しないためには、メリットよりも「デメリット」を許容できるかが鍵となります。
こんな人はハンターカブを買わないほうがいい
正直に言って「こんな人はハンターカブを買わないほうがいいかな?」という特徴を3つにまとめました。
1. バイクに「アドベンチャー性能」を求めていない人

ハンターカブの最大の魅力は、悪路走行を想定したタフな装備です。
- オーバースペックの罠: ハイマウント吸気やアンダーガード、剛性の高いフロントフォーク。これらはすべて「未舗装路」で真価を発揮するものです。
- 街乗りメインなら割高: 車両価格は約50万円。もし舗装された街中しか走らないのであれば、この価格に含まれる「オフロード用設計」に高いお金を払うことになり、結果として非常に割高な買い物になってしまいます。
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2. 快適性やスピード・移動効率を重視する人

ハンターカブは「速く快適に移動する」ための乗り物ではありません。
- 高速道路・自動車専用道が走れない: 125ccなので、長距離ツーリングはすべて一般道。目的地が遠いほど、移動時間は大幅に膨らみます。
- お尻の痛みと振動: 多くのユーザーが指摘するのが「シートの硬さ」です。1時間も乗ればお尻が痛くなるという声が多く、また単気筒特有の振動も相まって、快適なクルージングとは言い難い面があります。
3. コスパを最優先に考える人

「カブ=安くて経済的」というイメージで検討している人は注意が必要です。
- 価格ギャップ: スーパーカブ110と比較すると、その差額は約14万円、クロスカブ110と比べても約8万円高価です。
- 他モデルの検討: 同じ予算を出すなら、スマートキーやキャストホイールを備えた「スーパーカブ C125」の方が、街乗りでの利便性や高級感は上です。スタイル重視なら、安価なクロスカブを選んで浮いた予算で自分好みにカスタムする方が満足度が高い場合もあります。
3車種のスペックを比較してみると
「どれを選べばいい?」と迷う方のために、主要スペックを並べてみました。
| 項目 | CT125 ハンターカブ | クロスカブ110 | スーパーカブ C125 |
| 価格(税込) | 495,000円 | 412,500円 | 495,000円 |
| コンセプト | アドベンチャー性能特化 | オフロードタイプ | ラグジュアリー志向 |
| エンジン排気量 | 124cc | 109cc | 124cc |
| シート高 | 800mm | 784mm | 780mm |
| 車両重量 | 118kg | 107kg | 110kg |
| 燃費(WMTCモード) | 67.0km/L | 71.0km/L | 66.7km/L |
| 積載・キャリア | リアキャリア標準装備 | リアキャリア標準装備 | リアキャリア標準装備 |
| スマートキー | なし | なし | あり |
| こんな人向け | 林道・キャンプ・アウトドア派 | 街乗り+ちょいオフ派 | 街乗り快適重視派 |
※数値はHonda公式サイトの公表値(2026年8月時点)です。なお筆者が所有しているのは旧型のJA55(車両重量120kg)で、クロスカブ110との差は現行JA65で11kg、JA55なら13kgになります。
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4. 「カブらしい軽さ・気軽さ」を求めている人
これは2026年8月に追記した項目です。筆者はCT125(JA55)を所有していますが、クロスカブ110を1日レンタルし、ミーティング会場でオーストラリア仕様のCT110にも乗らせてもらった結果、「カブらしい軽快さ」を期待して選ぶとギャップを感じる可能性がある、と考えるようになりました。
差は現行JA65とクロスカブ110で11kg、筆者が乗る旧型JA55なら13kg。数字だけ見ると大したことがないように思えますが、効いてくるのは走行中ではなく、次のような場面でした。
- 駐車場での押し引きと切り返し
- 狭い場所でのUターン
- 足場の悪いところに停めるとき
- 低速で足を出しながら進むとき
- 倒してしまったときの引き起こし
ただし、これは「クロスカブ110やCT110のほうが優れている」という話ではありません。荷物を積んで長距離を走るなら、同じ差が今度はCT125の安定感という長所になって返ってきます。用途によって評価がひっくり返る種類の差だと考えてください。
購入後に「後悔」しやすい5つのポイント

実際に乗り始めてから気づきやすい、具体的な悩みどころをまとめました。オーナーとして感じたリアルな声と、その対処法も合わせて紹介します。
① シートの硬さ【最多の後悔ポイント】
オーナーの口コミで圧倒的に多いのが「シートが硬い」という声です。純正シートはオフロード走行を想定した設計のため、長時間のツーリングでは1時間前後でお尻の痛みを感じ始める人が多くいます。筆者自身も、購入後しばらくは「なんとかなる」と思っていましたが、100km超えのツーリングでは正直きつかった。
対処法: 社外品のゲルシートやシートカバーへの交換が定番の解決策です。費用は5,000〜3万円程度と幅広く、これだけで長距離の快適さが別物になります。
▼ シート交換・クッションで快適さが大幅に変わります
② 高速道路・自動車専用道に乗れない制約
125ccという排気量の宿命として、高速道路や自動車専用道路は走れません。「ツーリング仲間が大型・中型ばかり」という環境だと、ルートを一般道に合わせてもらう必要が出てきます。実際、グループツーリングで「置いていかれた」「遠慮してしまう」という声も少なくありません。
対処法: 一般道メインの仲間を増やすか、ソロツーリングのスタイルに切り替えてしまうのが一番ストレスがありません。ハンターカブの「寄り道しながらゆっくり走る」スタイルと相性が良い楽しみ方でもあります。
③ エンジンの鼓動感と手のしびれ
低中速での単気筒らしい鼓動感はハンターカブの魅力のひとつですが、高回転を長時間維持すると手や腕にしびれを感じることがあります。特に高速巡航に近いペースで走り続けると疲労が蓄積しやすいです。
対処法: 振動吸収グリップやグリップヒーターへの交換が効果的です。バーエンドウェイトを装着するだけでも体感の振動がかなり変わります。
▼ 振動対策はグリップ交換が手軽で効果的です
④ シフトペダルのトラブル(稀なケース)
稀なケースですが、シフトペダルの溶接剥がれといった報告がオーナーコミュニティ内で見られます。頻度は高くないものの、出先でのトラブルは精神的なダメージが大きいもの。購入後の初回点検や、定期的なチェックを怠らないことが重要です。
対処法: 購入後早めにホンダドリームで点検を受け、気になる箇所は早めに申告しておくと安心です。
⑤ 「カブ」への期待値とのギャップ
「カブ=燃費よくて安い」というイメージで検討すると、49.5万円(2026年モデル)という価格に驚く人も多いです。燃費は優秀ですが、車両価格を含めたトータルコストで見ると「高級な趣味のバイク」であることを購入前に理解しておく必要があります。さらにカスタムを楽しもうとすると、パーツ代がじわじわと積み重なります。
対処法: 予算に余裕がなければ、状態の良い中古(JA55)を狙う選択肢も現実的です。中古相場は35〜43万円程度で流通しており、カスタム予算を残しやすくなります。
そしてもうひとつ、価格とは別のギャップがあります。2026年8月のミーティングで、クロスカブに乗っている方から「CT125はもうカブじゃない」という趣旨の話を聞きました。あくまでその場でお話しした一人の方の意見で、カブ乗り全体の総意ではありません。ただ、その後クロスカブ110とCT110に乗ってみると、言わんとしていることは分かる気がしました。
CT125は、カブを現代のツーリング・アウトドアバイクへ進化させた一台です。そのぶん昔ながらのカブが持っていた「軽くて気軽な道具」という手触りからは、少し離れている。「カブ=気軽なバイク」というイメージのまま選ぶと、ここでもギャップが生まれます。
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後悔ポイントの多くは「積載」で解決できる
ハンターカブの後悔で最も多いのは、荷物が思ったより積めないことです。純正の大型リアキャリアはボックスを載せる前提で、当ブログ経由でいちばん選ばれているのはONE STEPの65L(18,880円・Amazon評価4.2、2026年9月時点)です。ボックスの選び方はハンターカブにおすすめのリアボックスでまとめています。
ONE STEP リアボックス 65L:18,880円 → 16,480円(10月14日時点。価格は変わることがあります)
失敗しないための「3つの検討ステップ」
購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないためのチェックリストです。
ステップ1:用途を徹底的に明確にする

「通勤・通学のみ」なのか、「林道やキャンプ、河原遊びもしたい」のか。もし後者の要素が1ミリもないのであれば、他のカブシリーズやスクーターの方が、あなたの生活をより便利にしてくれるはずです。
ステップ2:「試乗」して体感する

スペック表では分からないのが「振動」と「足つき」です。特にカブ特有のロータリー式変速や、単気筒エンジンの振動が自分にとって「心地よい味」に感じるか、それとも「不快なノイズ」に感じるかは個人差が大きいです。ホンダドリームで試乗できる場合が多いので、必ず一度は跨ってみることをおすすめします。
ステップ3:カスタム予算をあらかじめ組んでおく

ハンターカブは「カスタムして完成させるバイク」という側面もあります。シートの交換、キャリアの増設、マフラー交換など、気になるポイントを改善するための予算(+5〜10万円程度)を最初から計算に入れておくと、購入後の満足度が格段に上がります。
▼ 人気のカスタムパーツはこちら(キャリア・サイドバッグ・シート)
購入前には維持費に関わるバッテリーの話や、他の125ccとの比較記事も参考にしてみてください。
まとめ:ハンターカブは「不便さ」を楽しめる人のための相棒

ハンターカブは、決して完璧なバイクではありません。シートは硬く、価格は高く、高速にも乗れません。しかし、その「不自由さ」や「タフな道具感」にこそ愛着が持てるという人にとって、これほど所有欲を満たしてくれる1台はありません。
見た目のカッコよさに惚れるのは正解です。ただ、その裏にあるスペックや特性を理解した上で選べば、きっと最高のアウトドアの相棒になってくれるでしょう。
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屋外に置くならカバーも用意しておきましょう。ハンターカブ専用のデイトナ製カバーを実際に被せたレビューはこちらです。
最後にもうひとつだけ。ハンターカブを検討している方に、購入前に考えてみてほしいことがあります。
あなたが欲しいのは「ハンターカブ」という名前のバイクなのか。それとも、昔ながらのカブが持っている軽さ・気軽さなのか。
前者なら、CT125は期待を裏切りません。完成度の高さは所有していて毎日実感しています。後者なら、クロスカブ110を一度レンタルしてから決めても遅くないはずです。この違いについてはCT125は本当に「カブ」なのか?で詳しく書きました。実際のオーナーの声はハンターカブのリアルな声|YouTubeコメント29件から調査にまとめています。



