バイクライフ・購入ガイド

125ccクラスが50万円!?250ccとの差が15万円の今、後悔しないための選び方を徹底解説

MONKEY HEAVEN

東京在住の30代アウトドア好き。 バイク・車カスタムやキャンプギアを楽しみながら発信しています! YouTube登録者3.3万人、Instagramフォロワー1.5万人。 バイク雑誌「モトモト」「カブonly」連載中。

最近、ホンダの人気レジャーバイクの価格改定が発表され、SNSやYouTubeでは驚きの声が広がっています。乗り出し価格で考えれば、55万円前後になるケースも珍しくありません。

そうなると、どうしても頭をよぎるのが「あと15万円足せば、高速に乗れる250ccが買えるじゃないか」という迷いではないでしょうか。

50万円という大きな買い物。 「維持費の安さを優先して125ccにしたけど、やっぱり250ccにすればよかった……」 「250ccを買ったけど、結局重くて乗らなくなった。125ccの方が自分には合っていたかも……」

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そんな「後悔」だけは、絶対にしたくないですよね。

本記事では、2026年現在の最新価格をもとに、125ccと250ccの維持費のリアルから、実際に両方を乗り回して分かった使い勝手の違いまで徹底比較しました。

この記事を読み終える頃には、あなたがどちらを選べば後悔せずに最高のバイクライフをスタートできるか、その答えがはっきりと見えているはずです。


ホンダの125ccクラスはなぜここまで高くなったのか?

先日、ホンダからモンキー125、ダックス125、ハンターカブの2026年モデルが発表されました。そこで多くのライダーに衝撃を与えたのが、最大で4万4,000円もの価格引き上げです。

これにより、かつての「手軽な原付二種」のイメージだったこれらの人気車種は、軒並み49万5,000円(税込)となり、ついに50万円の大台に指がかかる事態となりました。

「125ccなのに、なぜここまで高くなったのか?」 その背景には、単なる物価高だけではない、いくつかの要因が重なっています。

現在の新車価格と世間の反応

2026年モデルの発表により、ホンダの125ccレジャーバイクシリーズは、驚くことに全車種が49万5,000円(税込)という価格で統一されました。

  • モンキー125: 495,000円(2026年3月発売)
  • CT125 ハンターカブ: 495,000円(2026年2月発売)
  • ダックス125: 495,000円(2026年2月発売)
  • スーパーカブC125: 495,000円(2026年3月発売)

車種によっては、以前のモデルから一気に4万4,000円も値上がりしたものもあり、この「49.5万円」という数字は、多くのライダーにとってひとつの境界線となっています。

ユーザーのリアルな反応

この価格改定を受け、YouTubeのコメント欄やSNSでは以下のような切実な声が目立ちます。

「ついに50万か…。昔なら400ccの中古が買えた値段だよね」 「もう『セカンドバイクとして気軽に買う』のは無理がある」 「250ccとの価格差が15万円しかない。それなら高速に乗れる250ccにしようかな…」

かつて「安くて便利」の代名詞だった原付二種ですが、今や「覚悟を持って買う趣味の一台」へと、世間の認識が大きく変わりつつあります。

価格高騰の背景(推測を含む)

「いくらなんでも上がりすぎでは?」と感じてしまいますが、メーカー側も好き勝手に値上げをしているわけではありません。私たちが憧れるこれらのバイクが「50万円弱」になったのには、避けられないいくつかの理由があります。

※メーカーの公式発表だけでなく、業界の動向から考えられる主な要因を整理しました。

  • 円安と物流コストの影響 多くのホンダ車は海外(タイなど)で生産されています。近年の円安の影響で、日本に持ってくるだけでコストが跳ね上がっているのが現状です。さらに、世界的な物流費の高騰もダイレクトに価格に響いています。
  • 排ガス規制・安全基準への対応 バイクには数年ごとに厳しい「環境ルール」が課せられます。これに対応するためにエンジンを改良したり、複雑な排気浄化装置を付けたりする必要があります。また、ABS(アンチロックブレーキシステム)の義務化といった安全基準の強化も、価格を押し上げる大きな要因です。
  • 「移動手段」から「レジャー機」への進化 今のモンキーやハンターカブは、かつての「安価なビジネスバイク」の延長線上にはありません。倒立フォークやLEDライト、質感の高い塗装など、細部までこだわり抜いた趣味の道具として作られています。グローバルで見ても「高品質なプレミアムバイク」という位置づけに変わったのです。

一言で言えば、「安く作るのが不可能な時代になった」というのが、残念ながら今のリアルな状況と言えるでしょう。


それなら250ccを買った方がいい?価格差を冷静に見る

125ccの人気モデルが約50万円となると、多くの人が「あと少し出せば250ccが買えるじゃないか」という壁にぶつかります。実際、ホンダの250ccクラスのラインナップと価格差を比べてみると、その考えは決して間違いではないことが分かります。

ホンダの人気250cc・新車価格(2026年モデル)

車種名メーカー希望小売価格(税込)125cc(49.5万円)との差額
レブル250638,000円〜+143,000円
CL250649,000円〜+154,000円
価格比較

以前は「125ccなら250ccの半額近くで買える」という時代もありましたが、現在はその差が「約15万円」にまで縮まっています。この金額差をどう捉えるかが、後悔しないバイク選びの分かれ道です。

15万円の差で手に入る「250ccならではの自由」

「15万円高いけれど、その分できることが圧倒的に増える」のが250ccの魅力です。

  • 高速道路に乗れるという「安心感」ツーリングの帰り道、疲れた時や天候が悪化した時に「高速でパッと帰れる」という選択肢があるのは、大きな心の余裕に繋がります。
  • ゆとりある走行性能125ccでは必死に回さなければならない急な坂道や、流れの速い幹線道路でも、250ccなら静かに、力強く加速してくれます。
  • 長距離ツーリングの快適性車体が少し大きく、重さがある分、走行中の安定感が増します。1日300kmを超えるようなロングツーリングを楽しみたいなら、250ccの方が体への負担は確実に少なくなります。

「価格差を性能に変えたい」と考えるなら、250ccという選択は非常にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。


それでも125ccが選ばれる理由(コスパの本質)

車両価格が250ccに近づいたとはいえ、今なお125ccが根強い支持を集めているのには明確な理由があります。それは、単なる「安さ」ではなく、「圧倒的な維持費の軽さ」と「圧倒的な気軽さ」という、実用面でのメリットが非常に大きいからです。

1. 買ってからが楽!維持費の圧倒的な差

125ccと250ccの維持費を比べると、長く乗れば乗るほど「やっぱり125ccにしてよかった」と実感する場面が増えます。

  • 任意保険が「ファミリーバイク特約」で済む 車を所有している方なら、自動車保険の「ファミリーバイク特約」を使うことで、保険料を劇的に抑えられます。250ccの場合は個別にバイク保険に入る必要があり、年齢や条件によっては年間で数万円の差が出ることも珍しくありません。
  • 驚異的な燃費性能 モンキー125やハンターカブの実燃費は、普通に走っても50〜60km/Lを超えることが多々あります。ガソリン代が高騰する今、財布に優しいのは大きな魅力です。
  • 税金・消耗品が安い 毎年の軽自動車税はわずか2,400円。また、タイヤやチェーンなどのパーツも小さいため、メンテナンス費用も250ccより安く抑えられます。

2. 「気軽さ」という見えない価値

スペック表には載らない「使い勝手の良さ」こそが、125ccの真骨頂です。

  • 取り回しが軽くて楽 250ccクラスになると車重が160kg〜180kgほどになりますが、125ccなら100kgちょっと。ガレージからの出し入れや、狭い道でのUターンも苦になりません。
  • 駐輪場所に困りにくい 都市部では「250cc以上のバイクはお断り」という駐輪場も多いですが、原付二種(125cc)までなら停められる場所がグッと増えます。
  • 「ちょっとそこまで」が成立する 大型や中型バイクだと「よし、乗るぞ!」という気合が必要ですが、125ccは自転車感覚で「コンビニまで」「カフェまで」と気軽に連れ出せます。この**「乗る頻度が高くなる」**ことこそ、満足度に直結するポイントです。

実際どう?125ccと250ccを乗り換えて感じた「使い分け」のリアル

結局のところ、排気量の違いはランクの上下ではなく、「どこまで、どんな気分で行きたいか」という役割の違いでした。実際に両方のクラスを所有してみると、その差は数字以上に大きく感じます。

125cc:半径50kmの「お散歩」と「探索」の相棒

モンキー125カスタム

125ccの最大の魅力は、なんといっても「身軽さ」です。

  • 路地裏へ迷い込める楽しさ ツーリング中にふと見つけた細い脇道や、お洒落なカフェの小さな駐輪スペース。250ccだと「重いし、Uターンが面倒だな」とスルーしてしまう場所でも、125ccなら自転車感覚でスッと入っていけます。
  • 「全開」で走る楽しさ パワーが限られている分、エンジンの能力をしっかり使い切って走る感覚があります。これは大きなバイクでは味わえない、125ccならではの操る喜びです。
  • 維持費を気にせず「毎日」乗れる ガソリン代や保険料の負担が少ないので、「とりあえず乗るか」という気持ちになりやすいのも特徴です。結果として、年間での走行距離は125ccの方が伸びるという人も少なくありません。

250cc:半径200kmの「旅」を支える相棒

一方、250ccに乗り換えると、バイクライフの「距離感」が劇的に変わります。

  • 高速道路という「いざというときのカード」 「疲れたから帰りは高速で帰ろう」ができる。この安心感は、ツーリングの目的地をぐっと遠くへ広げてくれます。バイパスや専用道路を通れることで、移動のストレスも激減します。
  • 流れの速い道でも疲れない 125ccでは必死に回さなければならない急な坂道や、幹線道路での追い越し。250ccならパワーに余裕があるため、長距離を走っても体力の消耗が明らかに少ないです。
  • 「所有する満足感」と安定感 車体がひと回り大きく、重さがある分、走行中の安定感が増します。しっかりとしたバイクに乗っているという感覚は、やはり250cc以上のクラスで強く感じられます。

正直に言うと、250cc(特に単気筒モデル)での高速走行は「超快適」とは言えません。時速100kmになればエンジンは一生懸命回りますし、風や振動で体力を奪われるのも事実です。 ですが、「走れるかどうか」の差は決定的です。ツーリング先で雨に降られた、予定より遅くなった、そんな時に「最寄りのICからワープして帰れる」という選択肢がある。この安心感こそが、250ccを選ぶ最大の理由になります。


価格差だけで選ばない。後悔しないバイク選びの正解

125ccの人気モデルが50万円弱になった今、「安いから125ccにする」という時代は終わりました。しかし、それは125ccの価値がなくなったわけではなく、バイク選びの基準がより明確になったとも言えます。

今回の比較をまとめると、判断基準は非常にシンプルです。

「125cc」を選んで幸せになれる人

  • 日々の生活の中にバイクを溶け込ませたい
  • 維持費を気にせず、長く、頻繁に乗りたい
  • 路地裏の散策や、トコトコ走る「身軽さ」を愛している
  • 高速道路を使う予定は一切ない

15万円の差額を「カスタム費用」や「美味しいものを食べるツーリング資金」に回せるのも、125ccならではの賢い選択です。

「250cc」を選んで幸せになれる人

FTR223のカスタム
  • 「いざという時に高速に乗れる」という安心感が欲しい
  • 往復200kmを超えるようなロングツーリングも楽しみたい
  • 急な坂道や速い流れの道でも、余裕を持って走りたい
  • 15万円の差額を「走りの性能と行動範囲の広さ」への投資だと考えられる

たとえ高速道路が少し大変だったとしても、「行ける場所の選択肢が増える」という事実は、あなたのバイクライフを大きく広げてくれるはずです。

大切なのは「排気量」ではなく「どう過ごしたいか」

バイクは、買って終わりではありません。 手に入れた後、あなたが「どんな景色を見に行き、どんな道を走っているか」を想像してみてください。

  • ガレージからサッと出して、近所のカフェまで気軽に行く自分
  • 大きな荷物を積んで、隣の県の絶景を目指す自分

そのイメージがより鮮明に浮かんだ方が、今のあなたにとっての正解です。 50万円、あるいは65万円。決して安い買い物ではありません。だからこそ、価格やスペックの数字に振り回されるのではなく、「自分の理想の休日」に一番近い相棒を選んでください。

その決断の先に、きっと最高に楽しいバイクライフが待っています。

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