2026年3月に開催された東京モーターサイクルショー2026。各社の名だたるブースが並ぶ中、ひときわ大きな熱気に包まれていたのがSP武川(スペシャルパーツ武川)のブースでした。
今回のSP武川は、自社ブースとして初出展。モンキー125・ダックス125・CT125ハンターカブ・クロスカブ110の4台を、エンジンから外装まで徹底的に作り込んだフルカスタム車として展示。総額100万円を超える完成形の数々は、「これが125ccの限界じゃない」と感じさせる迫力がありました。
この記事では、そのSP武川ブースで展示された4車種のカスタム内容を車種別にまとめ、「自分の愛車に取り入れられるパーツ」という視点で整理しています。どの車種のオーナーにも、何かヒントが見つかるはずです。
SP武川とは?カスタムパーツメーカーの魅力

SP武川(スペシャルパーツ武川)は、4ミニバイク界隈では知らない人がいないほどの老舗カスタムパーツメーカーです。ホンダ純正として採用されているパーツも存在するほどの信頼性を誇り、モンキー・カブ系をはじめとした小排気量バイクのカスタムシーンを長年にわたって牽引してきました。
マフラー・ボアアップキット・足回り・電装系・積載パーツまで、カスタムのあらゆる領域をカバーするラインナップの広さも大きな強み。「武川でトータルコーディネートする」というオーナーが多いのも、それだけ品質と品揃えに安心感があるからです。
東京モーターサイクルショー2026のSP武川ブース概要

今回のSP武川は、自社ブースとして初の独立出展。ブースの規模も大きく、展示台数も過去最多クラスの充実ぶりでした。
展示の目玉はなんといっても、125ccクラス4車種のフルカスタム車両。いずれもエンジンから足まわり、電装、外装にいたるまで武川製パーツで統一された「完成形」の展示で、モーターショーならではの圧倒的な仕上がりに多くの来場者が足を止めていました。
また、125ccクラス以外にもCL250・ADV160のカスタム車両も会場に展示されており、幅広いジャンルへの対応力も示していました。
今回紹介するのは、特に注目を集めた125ccクラスの4台です。
【動画でチェック】SP武川カスタム【125cc全4台】
SP武川カスタム車両まとめ【125cc全4台】
① モンキー125 フルカスタム(総額100万円超)

SP武川のカスタムラインナップの中でも、最もカスタム文化が成熟しているのがモンキー125です。今回の展示車はエンジンを145ccにボアアップし、スクランブラーマフラー・フォグランプ・タックロールシート・フェンダーレスキットなど、あらゆる部位に武川製パーツを投入。カスタム総額は100万円を超えます。

「街乗りしながらもひと目引く存在感を出したい」「フルカスタムの完成形を参考にしたい」という方に特におすすめ。一からフルカスタムを目指さなくても、フォグランプやグラブバーなど単体で取り入れやすいパーツも豊富です。
▼ 展示車の主なカスタムパーツ(一部)
- 145cc スーパーヘッド4Vボアアップキット
- スクランブラーマフラー(政府認証)
- LEDフォグランプキット
- グラブバー(ブラック)
- タックロールシート
- フェンダーレスキット/フロントダウンフェンダーステーキット
- メーターバイザーキット・タンクパッドセット
- バーエンドミラー(新製品)
- ブレイズウインカー(クリアレンズ)
▶ 実際に使われているパーツはこちら(モンキー125 武川カスタム詳細)
② CT125(ハンターカブ)フルカスタム(総額100万円超)

「足し算カスタムが成立する、珍しいバイク」——担当者がそう表現したのがCT125ハンターカブです。キャリアを足しても、ガードを足しても、「ハンターカブらしさ」が増していく独特のカスタム適性があります。

今回の展示車は、エンジン・足まわり・電装・積載・操作系のすべてに手が入った"全部盛り"仕様。それでもちゃんとまとまっているのが、CT125というバイクの素地の良さとSP武川のパーツ設計力の賜物です。
キャンプ・アウトドアツーリング派に特におすすめ。フロント+センター+リアキャリアの三点構成で積載量が別次元になります。
▼ 展示車の主なカスタムパーツ(一部)
- 新作CL72スタイルマフラー(開発中)
- フロント・センターキャリア
- レッグバンパーキット(サブフレーム)
- ナックルガード
- LEDフォグランプキット(カットライン付き)
- ピリオンシート&バックレストキット
- スウェードシート(開発中)
- バーエンドミラー(新作)
▶ 同じカスタムを再現するならこちら(CT125 武川カスタム詳細)
③ クロスカブ110 カスタム(145ccボアアップ)

クロスカブ110は、その軽量ボディゆえにボアアップの恩恵を最もダイレクトに体感できる車種です。今回の展示車は「ハイパーSステージボアアップキット145cc」を核に、冷却系・排気系まで徹底強化。担当者曰く「110ccから145ccになると、乗り味がまったく別物になる」とのことで、軽量×パワーアップの組み合わせが生み出す楽しさはハンターカブとも一線を画します。

実用性を重視しつつ積載力も高めたい方におすすめ。フォグランプ・センターキャリア・サイドバッグサポートなど、ツーリング・キャンプに直結する実用パーツが充実しています。
▼ 展示車の主なカスタムパーツ(一部)
- ハイパーSステージボアアップキット145cc
- オイルポンプキット・コンパクトクールキット
- トラッカーマフラー(新製品)
- LEDフォグランプキット
- スモークテールレンズキット・オーバルミニLEDウインカー
- ヘッドライトガード・ハンドルガード
- アルミセンターキャリア・サイドバッグサポート
- ウォータータンクキット・折り畳みコンテナ20L
▶ 実際に使われているパーツはこちら(クロスカブ110 武川カスタム詳細)
④ ダックス125 フルカスタム(総額100万円超)

ダックス125のフルカスタムは、「全部乗せでもちゃんとまとまる」という点で非常に完成度が高い1台でした。エンジンはモンキー同様に145ccボアアップ仕様。さらにハイドロクラッチコンバージョンキットという独自パーツが注目を集めており、AT仕様のダックスにクラッチ操作の楽しさを追加するという画期的な仕組みが話題になっています。

おしゃれ系・ストリート寄りのカスタムを楽しみたい方におすすめ。積載系キャリアからTFTメーターまで、実用性も高いパーツが揃っています。
▼ 展示車の主なカスタムパーツ(一部)
- 145cc スーパーヘッド4V+Rコンボキット(ボアアップ)
- トラッカースタイルマフラー(スリップオンタイプ)
- LEDフォグランプキット
- フロント・センター・リアキャリア
- メーターバイザーキット・ヘッドライトガード
- スーパーマルチTFTメーター
- ハイドロクラッチコンバージョンキット(約2万9,700円)
- ビレットキャリパー前後(展示段階)
▶ 同じカスタムを再現するならこちら(ダックス125 武川カスタム詳細)
どの車種がおすすめ?目的別に解説
「どの車種のカスタムが自分に合っているのか」——そこを整理するために、目的別におすすめをまとめました。
| あなたのスタイル | おすすめ車種 | 理由 |
|---|---|---|
| 街乗り・見た目重視 | 🐒 モンキー125 | 外装・灯火類のカスタム選択肢が最も豊富。スクランブラー・レトロどちらの方向にも振れる |
| キャンプ・アウトドア | 🏕️ CT125(ハンターカブ) | キャリア三点構成で積載量が別次元。「足し算カスタム」が映える唯一の車種 |
| 実用性+パワーアップ | 🚵 クロスカブ110 | 軽量ボディ×145ccボアアップの恩恵が最も大きい。通勤からツーリングまでこなせる万能機 |
| おしゃれ系・こだわり派 | 🦆 ダックス125 | スタイリッシュなパーツ展開が充実。ハイドロクラッチなど独自カスタムも面白い |
もちろん、どの車種でも「まずフォグランプ1つ」「まずリアキャリア」から始めることができます。全部やる必要はなく、1パーツから始めてみるのが、長く楽しめるカスタムの正解です。
SP武川カスタムの魅力と注意点

✅ メリット
パーツの完成度が高いことが最大の魅力です。専用設計のため加工なしで純正ポン付けできるものが多く、「取り付けたらガタつく」「サイズが微妙に合わない」というストレスがありません。アルミ製の高剛性設計、政府認証マフラーなど品質基準も明確です。
また、トータルコーディネートができる点も見逃せません。マフラー・外装・積載・電装・エンジンまで、すべてを武川パーツで統一することで、パーツ同士の相性を気にせずにカスタムを積み重ねられます。ショーの展示車がまとまって見えるのも、そのためです。
⚠️ 注意点

価格は高めです。品質が高い分、他のサードパーティパーツと比べて単価は上がります。特にボアアップキットやTFTメーターなど高単価パーツを複数組み合わせると、総額はあっという間に積み上がります。
フルカスタムは総額100万円超になることも珍しくありません。ショーの展示車をそのまま再現しようとすると現実的ではないので、「どのパーツを優先するか」を明確にした上で、ひとつずつ取り入れていくアプローチが現実的です。
また、ハイドロクラッチコンバージョンキット装着時は免許区分が変わるなど、一部のパーツには制度上の注意点もあります。詳細は各車種の個別記事で確認してください。
人気パーツまとめ|まずはここから検討を
SP武川パーツの中でも、特に売れ筋・人気が高いカテゴリを紹介します。複数車種に対応しているものも多いので、まずはここから検討してみてください。
🔦 LEDフォグランプキット(全車種で売れ筋No.1)

モンキー125・ダックス125・CT125・クロスカブ110——すべての車種担当者が「最も売れている」と口を揃えたのがこのパーツです。視認性アップ・夜間の安全性向上・見た目のカスタム感、三拍子揃った鉄板アイテムです。
- モンキー125・ダックス125用 LEDフォグランプキット3.0 → Amazonで見る
- CT125(ハンターカブ)用 LEDフォグランプキット → Amazonで見る
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🏍️ スクランブラー/トラッカーマフラー

音・見た目・性能が一気に変わる「ハイリターン投資」パーツ。モンキー125にはスクランブラーマフラー、ダックス125・クロスカブ110にはトラッカーマフラーが対応しています。どちらも政府認証取得済みで安心して使えます。
📦 キャリア・積載パーツ

CT125・ダックス・クロスカブのオーナーで「積載が足りない」と感じている方にまず検討してほしいカテゴリ。リアキャリア1つから始めて、センター・フロントへと展開するのが王道の進め方です。
⚙️ ボアアップキット(エンジン系の本命)

クロスカブ110は145ccボアアップでパワーの恩恵を最も体感しやすい車種。モンキー・ダックスも対応キットがあり、「排気量の壁を超えたい」ユーザーに長年支持されています。
まとめ|SP武川カスタムは"完成形"を作れる

東京モーターサイクルショー2026でSP武川が見せてくれたのは、「125ccはここまでできる」という答えでした。総額100万円超の展示車は確かに別次元ですが、そこに使われているパーツのひとつひとつは、私たちが手を届かせられる価格のものです。
大切なのは、最初の1パーツを選ぶこと。フォグランプを1つつけるだけで、夜間の安心感は大きく変わります。リアキャリアを1つ足すだけで、キャンプへの扉が開きます。
まずは自分の車種の個別記事を読んで、取り入れたいパーツを見つけてみてください。
📌 各車種の詳細記事はこちら