電柱を撮るだけでポイントが貯まる「ピクトレ(PicTrée)」というアプリを、実際にバイクで回ってきました。散歩がてらやるゲームだと思っていたのですが、やってみたらバイクとの相性がかなり良かったので、正直な感想としてまとめておきます。
結論から言うと、がっつり稼ぐためのものではありません。ただ「ツーリングに目的を1つ足す」という意味では、これがなかなか良く出来ています。実際に撮影しながら回った様子は動画にまとめてあります。
ピクトレとは?電柱を撮るとポイントが貯まるアプリ

ピクトレは、街にある電柱やマンホールをスマホで撮影すると報酬コインが貯まるアプリです。アプリを開くとマップ上に対象がずらっと表示されるので、近いところから撮っていく形になります。
貯めたコインはAmazonギフト券・DEAPcoin(ディープコイン)・えらべるPayなどに交換できます。ただし後述のとおり金額としては大きくないので、「がっつり稼ぐ」より「ついでにもらえたらラッキー」くらいの位置づけです。
注意点として、マップ上の電柱がすべて報酬対象というわけではありません。ポイントや報酬のアイコンが出ている電柱が報酬をもらえるもので、何も付いていないものはチェックインやコネクトはできても報酬が付かないことがあります。回るときはコイン付きを優先したほうが効率的です。

バイクとの相性が思っていたよりずっと良かった

やってみていちばん実感したのがここです。徒歩だと近所を撮り切った時点で終わってしまいますが、バイクなら「今日は隣町まで行くか」ができます。
実際、歩いて次のエリアまで移動しようとすると相当きついです。エリアを1つ制圧したあと「次はどこに行こうか」となったときに、移動コストがほぼゼロなのはバイクの強みでした。停めて、撮って、すぐ次のエリアへ、という流れがそのまま成立します。
報酬の目安は1本15円相当。100本で約1,500円

気になる報酬ですが、初回撮影の電柱1本につき15円相当が基本です。単純計算で100本撮ると約1,500円相当になります。
これに加えて、コインマークが付いた電柱を狙う、送信時にまれに出る「宝箱」の当たり演出でボーナスが付く、ランキング報酬がある、といった上乗せ要素があります。数をこなせばそれなりの数字にはなります。
撮影の手順|必ず停めて、歩いて撮る

操作自体は拍子抜けするほど簡単です。
- アプリを起動する:マップに撮影対象の電柱がずらっと表示される
- 近い電柱から選ぶ:塊になっている場所を狙うと効率がいい
- 電柱をタップして撮影:「この角度で撮れ」とアプリがガイドを出してくれる
- 全体 → 別角度 → 電柱番号の順に撮る:案内される順番どおりでOK
- 送信して報酬をもらう:まれに宝箱などのアタリ演出が出る
最初の1本だけ少し戸惑いますが、2〜3本で完全に流れ作業になります。慣れれば1本あたり1分もかかりません。

絶対に守ってほしいのが、走行中にスマホを操作しないことです。必ず安全な場所に停めてから、歩いて撮影してください。周辺の10本くらいをまとめて片付けてから次のエリアに移動する、という回り方が結果的にいちばん効率的でした。暑い時期は30分で切り上げても構いません。無理をする種類の遊びではありません。

やってみて分かった注意点3つ
同じ電柱で2回目の報酬はもらえない

これが最も重要な仕様です。同じレギュラーシーズン中に撮影報酬を獲得した電柱は、それ以降その報酬が出ません。しかもその状態は次のシーズン以降にも引き継がれます。
つまり自宅の近所を撮り切ってしまうと、そこはもう稼げなくなります。新しいエリアに行くか、期間限定イベントや別の撮影対象を待つことになります。バイクとの相性がいいと言い切れるのは、まさにこの仕様があるからです。
「不審者に見えないか」問題

正直、これは撮影中ずっと気になりました。知らない人から見れば電柱ばかり撮っている人です。
ただ電力会社と連携した正規のサービスですし、やっている人も相応にいます。実際にはバイクを停めて撮ってすぐ次へ移動するので、同じ場所にとどまる時間が短く、あまり目立ちませんでした。人の家の前でうろうろしたり、私有地に立ち入ったりしないよう配慮すれば問題ないと思います。
時給換算すると割に合わない
ここは正直に書いておきます。時給で見ると、かなり微妙です。1本15円相当なので、これを目的に走るとガソリン代のほうが上回ります。
なので「稼ぐためにピクトレをやる」のではなく、「どうせ走る/どうせ歩く」ついでにやるのが正解です。その距離感がいちばんストレスがありません。
撮った写真はインフラ点検に使われている

意外だったのがここです。撮影した写真は通信会社や電力会社に送られ、電柱の傾き、ツルの巻き付き、カラスの巣などのチェックに使われているとのことでした。
遊んでいるつもりが、地味にインフラ点検に貢献していることになります。ポイント目当てで始めても、これを知ると少し見方が変わります。
田舎のほうが有利とは限らない

「人が少ない地方のほうが撮り放題では?」と考えたのですが、結論は場所によります。
プレイヤーが少ない地域は、まだ撮られていない電柱が残っている可能性があります。ただしその分、電柱の間隔が広く移動が大変になります。人の少なさと移動効率のトレードオフと考えるのが正確です。なお運営は、撮影が進みにくい地域の報酬を引き上げるイベントを実施することがあります。直近では東北・新潟・長野で最大300円相当という例もありました。
そしてこの「移動が大変」という部分を丸ごと解決してしまうのが、やはりバイクです。
続けたくなる仕掛け|ランク・制圧・チーム戦

報酬額そのものは大きくないのに、なぜか「あと1本だけ」となる仕掛けが用意されています。
- ランク:撮るほど上がっていく
- 制圧:撮影した電柱をつないでいくとエリアを制圧できる
- チーム戦:チーム単位でポイントを競う
ちなみに上位のプレイヤーは本気度が違います。個人でもシーズン通算で数百万ポイントを積む人がいて、チームポイントでは過去シーズンの1位チームが約2億9,994万ポイントだそうです。毎日のように回っているレベルなので、いきなりそこを目指すものではありません。
ランクが上がる、エリアが少しずつ埋まっていく、チーム戦の状況が見える——このあたりは素直に良く出来ていると感じました。
ピクトレが向いている人・向いていない人

向いているのは、散歩やツーリングそのものが好きな人です。そこに小さな目的やゲーム性が加わると楽しくなるタイプなら、確実に刺さります。
逆に「がっつり稼げないと意味がない」という人には向きません。報酬額を目的にすると、ほぼ間違いなく続きません。
ちなみに今回はAIと会話しながら回りました。走りながら話し相手がいると、こういう「目的のあるツーリング」はさらに退屈しなくなります。やり方はソロツーリングの相棒はAI?ChatGPTのGPTライブを使ってみた感想にまとめてあります。
よくある質問
Q. 走りながら撮影してもいいですか?
A. 絶対にやめてください。走行中のスマホ操作は違反であり危険です。必ず安全な場所に停車し、歩いて撮影してください。
Q. 貯めたポイントは何に交換できますか?
A. Amazonギフト券やDEAPcoin(ディープコイン)などに交換できます。交換先の内容は変更される場合があるため、アプリ内の案内を確認してください。
Q. 一度撮った電柱をもう一度撮れますか?
A. 同じレギュラーシーズン中に撮影報酬を獲得した電柱からは、それ以降報酬が出ません。この状態は次のシーズン以降も引き継がれます。
Q. どれくらい稼げますか?
A. 初回撮影の電柱1本につき15円相当が基本で、100本で約1,500円相当が目安です。時給換算では割に合わないので、ツーリングや散歩のついでと考えるのが現実的です。
まとめ|ツーリングに「目的」を1つ足すくらいがちょうどいい

ピクトレは、気合を入れて稼ぐアプリではありません。散歩やツーリングのついでにちょぼちょぼやって、気づいたらポイントが貯まっていた、くらいの距離感がちょうどいいと感じました。ランクや制圧、チーム戦は、おまけのスパイスくらいに考えておくと長く楽しめます。
行き先が決まらない日に「今日はこのエリアを埋めに行くか」と決められるのは、思っていた以上に良かったです。同じようにラーツー(ラーメンツーリング)の始め方やコーヒーツーリングの始め方完全ガイドも、走ることに目的を足してくれるのでおすすめです。
なお今回の撮影はInsta360の360度カメラで回しています。バイクでの取り付け位置や必要なアクセサリーはInsta360 X6のおすすめアクセサリー・キットで解説しています。
※本記事の内容は撮影時点のものです。対象エリア・報酬・シーズンの仕様は変更される場合があるため、最新の情報は公式の案内をご確認ください。なお本記事および動画は、ピクトレの提供によるものではありません。