バイクライフ・購入ガイド

ピクトレはバイクと相性がいい|電柱1本15円相当を実際に回って分かったこと

郊外の道端にバイクを停めて電柱の撮影に向かうライダー。奥にはヤギのいる牧場と、道沿いに並ぶ電柱が見える

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東京在住のアウトドア好き。バイク・車のカスタムやキャンプギアの魅力を、大人な遊び心を大切に発信中。 雑誌「モトモト」「カブOnly」での連載や、SNS(YouTube 4万人/Instagram 1.5万人)を通じて、趣味を深く楽しむコミュニティを広げています。

電柱を撮るだけでポイントが貯まる「ピクトレ(PicTrée)」というアプリを、実際にバイクで回ってきました。散歩がてらやるゲームだと思っていたのですが、やってみたらバイクとの相性がかなり良かったので、正直な感想としてまとめておきます。

結論から言うと、がっつり稼ぐためのものではありません。ただ「ツーリングに目的を1つ足す」という意味では、これがなかなか良く出来ています。実際に撮影しながら回った様子は動画にまとめてあります。

ピクトレとは?電柱を撮るとポイントが貯まるアプリ

ピクトレの仕組みを3ステップで示した図。電柱やマンホールをスマホで撮影し、ポイントが貯まり、Amazonギフト券・DEAPcoin・えらべるPayなどに交換できる流れ

ピクトレは、街にある電柱やマンホールをスマホで撮影すると報酬コインが貯まるアプリです。アプリを開くとマップ上に対象がずらっと表示されるので、近いところから撮っていく形になります。

貯めたコインはAmazonギフト券・DEAPcoin(ディープコイン)・えらべるPayなどに交換できます。ただし後述のとおり金額としては大きくないので、「がっつり稼ぐ」より「ついでにもらえたらラッキー」くらいの位置づけです。

注意点として、マップ上の電柱がすべて報酬対象というわけではありません。ポイントや報酬のアイコンが出ている電柱が報酬をもらえるもので、何も付いていないものはチェックインやコネクトはできても報酬が付かないことがあります。回るときはコイン付きを優先したほうが効率的です。

報酬がもらえる電柱の見分け方の図。コインや報酬マークが付いた電柱は優先して回り、マークが付いていない電柱は撮影報酬が付かないことがある

バイクとの相性が思っていたよりずっと良かった

バイクのハンドル越しに見た郊外の直線道路。道沿いに電柱が並び、次の撮影ポイントへ向かって走っているところ

やってみていちばん実感したのがここです。徒歩だと近所を撮り切った時点で終わってしまいますが、バイクなら「今日は隣町まで行くか」ができます。

実際、歩いて次のエリアまで移動しようとすると相当きついです。エリアを1つ制圧したあと「次はどこに行こうか」となったときに、移動コストがほぼゼロなのはバイクの強みでした。停めて、撮って、すぐ次のエリアへ、という流れがそのまま成立します。

報酬の目安は1本15円相当。100本で約1,500円

ピクトレの報酬の目安を示した図。初回撮影1本あたり15円相当、100本で1,500円相当。コインマーク付き電柱のボーナスやランキング報酬などの加算要素も記載

気になる報酬ですが、初回撮影の電柱1本につき15円相当が基本です。単純計算で100本撮ると約1,500円相当になります。

これに加えて、コインマークが付いた電柱を狙う、送信時にまれに出る「宝箱」の当たり演出でボーナスが付く、ランキング報酬がある、といった上乗せ要素があります。数をこなせばそれなりの数字にはなります。

撮影の手順|必ず停めて、歩いて撮る

ピクトレの撮影手順を5ステップで示した図。アプリを起動し、近い電柱から選び、タップして撮影、全体・別角度・電柱番号の順に撮り、送信して報酬をもらう

操作自体は拍子抜けするほど簡単です。

  1. アプリを起動する:マップに撮影対象の電柱がずらっと表示される
  2. 近い電柱から選ぶ:塊になっている場所を狙うと効率がいい
  3. 電柱をタップして撮影:「この角度で撮れ」とアプリがガイドを出してくれる
  4. 全体 → 別角度 → 電柱番号の順に撮る:案内される順番どおりでOK
  5. 送信して報酬をもらう:まれに宝箱などのアタリ演出が出る

最初の1本だけ少し戸惑いますが、2〜3本で完全に流れ作業になります。慣れれば1本あたり1分もかかりません。

ピクトレアプリの撮影ガイド画面。「電柱 - 全景」として、電柱の全体がカメラいっぱいに映るように撮る見本が赤枠で示されている

絶対に守ってほしいのが、走行中にスマホを操作しないことです。必ず安全な場所に停めてから、歩いて撮影してください。周辺の10本くらいをまとめて片付けてから次のエリアに移動する、という回り方が結果的にいちばん効率的でした。暑い時期は30分で切り上げても構いません。無理をする種類の遊びではありません。

バイクでピクトレを回るときの鉄則の図。走りながらのスマホ操作はNGで、安全な場所に停めてから歩いて周辺の電柱をまとめて撮り、次のエリアへ移動する

やってみて分かった注意点3つ

同じ電柱で2回目の報酬はもらえない

同じ電柱で2回目の報酬はもらえない仕組みを示した図。レギュラーシーズン中に撮影報酬を獲得するとその電柱は以後対象外になり、その状態は次シーズン以降も引き継がれる

これが最も重要な仕様です。同じレギュラーシーズン中に撮影報酬を獲得した電柱は、それ以降その報酬が出ません。しかもその状態は次のシーズン以降にも引き継がれます。

つまり自宅の近所を撮り切ってしまうと、そこはもう稼げなくなります。新しいエリアに行くか、期間限定イベントや別の撮影対象を待つことになります。バイクとの相性がいいと言い切れるのは、まさにこの仕様があるからです。

「不審者に見えないか」問題

バイクを路肩に停め、歩いて電柱に近づきスマホを構えているところ。停めて撮ってすぐ移動するので同じ場所に長居しない

正直、これは撮影中ずっと気になりました。知らない人から見れば電柱ばかり撮っている人です。

ただ電力会社と連携した正規のサービスですし、やっている人も相応にいます。実際にはバイクを停めて撮ってすぐ次へ移動するので、同じ場所にとどまる時間が短く、あまり目立ちませんでした。人の家の前でうろうろしたり、私有地に立ち入ったりしないよう配慮すれば問題ないと思います。

時給換算すると割に合わない

ここは正直に書いておきます。時給で見ると、かなり微妙です。1本15円相当なので、これを目的に走るとガソリン代のほうが上回ります。

なので「稼ぐためにピクトレをやる」のではなく、「どうせ走る/どうせ歩く」ついでにやるのが正解です。その距離感がいちばんストレスがありません。

撮った写真はインフラ点検に使われている

撮った写真の使われ方を示した図。撮影データが通信会社や電力会社に送られ、電柱の傾きやツル・ツタの巻き付き、カラスの巣などの異常確認に使われる

意外だったのがここです。撮影した写真は通信会社や電力会社に送られ、電柱の傾き、ツルの巻き付き、カラスの巣などのチェックに使われているとのことでした。

遊んでいるつもりが、地味にインフラ点検に貢献していることになります。ポイント目当てで始めても、これを知ると少し見方が変わります。

田舎のほうが有利とは限らない

田舎が有利かどうかを比較した図。プレイヤーが少なく未撮影の電柱が残る利点と、電柱の間隔が広く移動距離が伸びる不利のトレードオフ

「人が少ない地方のほうが撮り放題では?」と考えたのですが、結論は場所によります。

プレイヤーが少ない地域は、まだ撮られていない電柱が残っている可能性があります。ただしその分、電柱の間隔が広く移動が大変になります。人の少なさと移動効率のトレードオフと考えるのが正確です。なお運営は、撮影が進みにくい地域の報酬を引き上げるイベントを実施することがあります。直近では東北・新潟・長野で最大300円相当という例もありました。

そしてこの「移動が大変」という部分を丸ごと解決してしまうのが、やはりバイクです。

続けたくなる仕掛け|ランク・制圧・チーム戦

ピクトレをつい続けてしまう3つの仕掛けの図。ランクが上がる、エリアを制圧できる、チームで対決するという要素

報酬額そのものは大きくないのに、なぜか「あと1本だけ」となる仕掛けが用意されています。

  • ランク:撮るほど上がっていく
  • 制圧:撮影した電柱をつないでいくとエリアを制圧できる
  • チーム戦:チーム単位でポイントを競う

ちなみに上位のプレイヤーは本気度が違います。個人でもシーズン通算で数百万ポイントを積む人がいて、チームポイントでは過去シーズンの1位チームが約2億9,994万ポイントだそうです。毎日のように回っているレベルなので、いきなりそこを目指すものではありません。

ランクが上がる、エリアが少しずつ埋まっていく、チーム戦の状況が見える——このあたりは素直に良く出来ていると感じました。

ピクトレが向いている人・向いていない人

ピクトレが向いている人と向いていない人を比較した図。散歩やツーリング自体が好きな人には向き、ガッツリ稼ぎたい人や時給換算で判断する人には向かない

向いているのは、散歩やツーリングそのものが好きな人です。そこに小さな目的やゲーム性が加わると楽しくなるタイプなら、確実に刺さります。

逆に「がっつり稼げないと意味がない」という人には向きません。報酬額を目的にすると、ほぼ間違いなく続きません。

ちなみに今回はAIと会話しながら回りました。走りながら話し相手がいると、こういう「目的のあるツーリング」はさらに退屈しなくなります。やり方はソロツーリングの相棒はAI?ChatGPTのGPTライブを使ってみた感想にまとめてあります。

よくある質問

Q. 走りながら撮影してもいいですか?
A. 絶対にやめてください。走行中のスマホ操作は違反であり危険です。必ず安全な場所に停車し、歩いて撮影してください。

Q. 貯めたポイントは何に交換できますか?
A. Amazonギフト券やDEAPcoin(ディープコイン)などに交換できます。交換先の内容は変更される場合があるため、アプリ内の案内を確認してください。

Q. 一度撮った電柱をもう一度撮れますか?
A. 同じレギュラーシーズン中に撮影報酬を獲得した電柱からは、それ以降報酬が出ません。この状態は次のシーズン以降も引き継がれます。

Q. どれくらい稼げますか?
A. 初回撮影の電柱1本につき15円相当が基本で、100本で約1,500円相当が目安です。時給換算では割に合わないので、ツーリングや散歩のついでと考えるのが現実的です。

まとめ|ツーリングに「目的」を1つ足すくらいがちょうどいい

ツーリング先の道でバイクを停め、電柱を撮りに歩き出すところ。ただ走るだけより目的が一つ増える

ピクトレは、気合を入れて稼ぐアプリではありません。散歩やツーリングのついでにちょぼちょぼやって、気づいたらポイントが貯まっていた、くらいの距離感がちょうどいいと感じました。ランクや制圧、チーム戦は、おまけのスパイスくらいに考えておくと長く楽しめます。

行き先が決まらない日に「今日はこのエリアを埋めに行くか」と決められるのは、思っていた以上に良かったです。同じようにラーツー(ラーメンツーリング)の始め方コーヒーツーリングの始め方完全ガイドも、走ることに目的を足してくれるのでおすすめです。

なお今回の撮影はInsta360の360度カメラで回しています。バイクでの取り付け位置や必要なアクセサリーはInsta360 X6のおすすめアクセサリー・キットで解説しています。

※本記事の内容は撮影時点のものです。対象エリア・報酬・シーズンの仕様は変更される場合があるため、最新の情報は公式の案内をご確認ください。なお本記事および動画は、ピクトレの提供によるものではありません。

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