モンキー125オーナーの皆さん、カスタムは楽しんでいますか?
「もう少し足つきを良くしたい」「長距離ツーリングでお尻が痛い」「自分だけのモンキーにしたい」など、シートに関する悩みや希望は尽きないもの。純正シートも良いですが、シートを交換するだけで、乗り心地や見た目はもちろん、バイクへの愛着も格段にアップします。

でも、いざシートを変えようと思っても、種類が多すぎてどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、モンキー125のシート選びで失敗しないためのポイントから、おすすめのシート10選、さらには初心者でもできるシートの外し方・交換方法まで、網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたのモンキー125に最適なシートが必ず見つかります。ぜひ最後までご覧ください
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モンキー125用シートの選び方

選び方①:デザインで選ぶ
モンキー125のシートを選ぶ上で、最も直感的なポイントが「デザイン」です。シートは車体の中心にあるパーツなので、見た目の印象を大きく左右します。
主に以下の3つのデザインスタイルがあります。
・タックロールシート
モンキーらしいクラシックな雰囲気を引き立てる定番スタイルです。横方向の縫い目(タックロール)が特徴で、レトロなカスタムや、50cc時代のモンキーを彷彿とさせるカスタムに最適です。
・フラットシート
現代的でスタイリッシュな印象を与えるデザインです。シートが平らな形状なので、スポーティーなカスタムや、カフェレーサー風のカスタムを目指す方におすすめです。
・純正風デザイン
純正シートの形状を踏襲しつつ、ステッチの色や素材を変更したデザインです。車体との統一感を保ちながら、さりげない個性を演出したい方にぴったりです。
これらのスタイルの中から、あなたのモンキー125が目指す方向性に合わせて、最適なデザインを選んでみてください。
選び方②:機能性・乗り心地で選ぶ
ツーリングでの快適性を重視するなら、「機能性・乗り心地」でシートを選ぶことが重要です。
特に、長距離を走ると「お尻が痛い」と感じる方は、シートの硬さや素材が原因かもしれません。純正シートよりもクッション性の高いシートに交換することで、その悩みを解消できます。
・クッション素材に注目
- 低反発ウレタン: 体圧を分散し、お尻への負担を軽減します。
- ジェル素材: 衝撃吸収性が高く、長時間のライディングでも快適さを保ちます。
・シートの形状もチェック
純正よりも座面が広く設計されたシートは、着座面積が広がり、お尻が痛くなりにくい傾向があります。また、シートの形状がライダーの腰をサポートしてくれるようなデザインのものを選ぶと、安定したライディングポジションを保ちやすくなります。
快適なシートに交換すれば、日々の街乗りはもちろん、ツーリングやキャンプなど、モンキー125でのバイクライフがさらに楽しくなるでしょう。
選び方③:シート高で選ぶ
モンキー125はコンパクトな車体ですが、「もう少し足つきが良ければ…」と感じる方や、「長身なので、もう少しゆとりのある乗車姿勢にしたい」と感じる方も少なくありません。そのような悩みは、シート高を変えることで解決できます。
・足つきを改善したいなら「ローダウンシート」
足つきに不安がある方には、座面高が低く設計されたローダウンシートがおすすめです。信号待ちや駐車時の安定性が向上し、安心してライディングを楽しむことができます。
・長身の方には「フラットシート」や「ロングシート」
逆に、体格が良い方には、着座位置の自由度が高いフラットシートや、前後に長いロングシートがおすすめです。純正シートよりもゆったりとした乗車姿勢がとれるため、長距離でも疲れにくくなります。
シート高は、見た目だけでなく、安全性や疲労度にも大きく関わります。ご自身の体格やライディングスタイルに合わせて、最適な高さを選ぶようにしましょう。
【目的別】モンキー125におすすめのシート10選
モンキー125の用途や好みに合わせたおすすめシートをタイプ別に厳選紹介!快適性・デザイン・足つき改善など目的別に選び方のポイントも解説します。
【足つき改善】ローダウンシート
ローダウンシートは、シート高を下げて足つきを良くしたい方にぴったりのカスタムパーツです。見た目のバランスも崩れにくく、さりげないカスタムで快適性と安心感をアップできます。
キタコ(KITAKO)カスタムシート シート高50mmダウン

純正比で約50mmシート高を下げたローダウン仕様。足つきがかなり向上し、特に身長が低めのライダーや取り回しに不安がある方に好評です。レビューには「足つきは劇的に良くなった」「チェンジペダルへのアクセスが楽になった」との声も。カフェスタイルの見た目もスマート!
CHERRY ローダウンシート

外観はクラシックなタックロール仕上げにリベットが効いていて、レトロなカスタム感バツグンです。レビューには「見た目重視なら満足」といったコメントが見受けられ、スタイル重視のオーナーにも評判です。ただ、「長時間走るとお尻が痛くなる」との声もあるので、快適性にも配慮したい方は要検討です!
【デザイン重視】タックロールシート
タックロールシートは、クラシックでおしゃれな雰囲気を出したい方におすすめのカスタムパーツです。ステッチの立体感やパイピングカラーで個性を演出でき、街乗りからツーリングまで映えるデザインが魅力。長時間乗っても疲れにくく、見た目と快適性を両立できるのがポイントです。
同時にローダウン化できるシートも多数あります。
SP武川 タックロールシート

樹脂ベースによる軽量でスリムなロースタイル設計に、滑りにくい表皮とスーパーウレタンスポンジを組み合わせ、ホールド性と快適な座り心地を両立。「見た目がスタイリッシュに変わり、足つきが良くなった」と高評価です。
キタコ(KITAKO) タックロールシート

合成皮革表皮とPP製ベースを採用したクラシカルかつスマートなカスタムシートです。「ほんの少しのローダウンで足つきが良くなりました」「乗り心地は少し硬めだが、お尻が痛くなるほどではない」との声があり、快適性と見た目のバランスにも高評価です。
カラーバリエーションも豊富です。
Gクラフト 段付きタックロールシート

純正比で約60mmのローダウン仕様。足つき性が飛躍的に向上し、小柄なライダーにも安心の定番カスタムです。見た目のシャープさやクラシックなタックロールデザインが人気を集め、“ベタ足になり安心”、“スタイリッシュで見た目が引き締まった”との声多数。
スポーツ・カスタム形状シート(個性派・性能重視)
スポーツ・カスタム形状シートは、見た目も座り心地もガラッと変えたい方にピッタリのパーツです。ライディングポジションが安定し、長距離ツーリングやワインディングでもしっかりホールド。カフェレーサー風やビンテージ調などデザインの幅も広く、取り付けるだけで愛車が一段とカッコよく仕上がります。
Diabolus by K-SPEED モンキー125用シート

タイ発のカスタムパーツブランド「Diabolus」のカスタムシート。
このモデルは、ミックスパターンのステッチとクロームスタッズをあしらったブラック基調のクールなルックスが特徴。Diabolusロゴタグがさりげなくアクセントになり、シャープで洗練された印象を与えます。 レビューでは「見た目カッコいい」「フィッティングも良し」と好評。一方で、防水性が完全ではないため、雨ざらしには注意が必要との声もあります。
Gクラフト SCシート 鋲打ち

純正比で約40mmローダウンされ、足つき性が飛躍的に向上するスリム&コンフォート設計。内腿部分を絞り込み、フレームに沿う洗練されたシルエットも魅力です。「足つきが良くなりハンドル操作も楽」「タンクとの隙間がなくなってカッコいい」と高評価 。表皮のタックロールと鋲打ち加工も個性的で、見た目にもこだわりたい方におすすめです。
Hi-LINE ソローシート

純正シートより約20mmほどローダウンされ、足つき性をさりげなく改善してくれるカスタムシートです。表面は滑りにくく柔らかな素材を使用し、耐久性にも配慮されているため、ライディング時の安定感がアップします。
オーヴァーレーシング スポーツライディングシート

シート高を約25mm低くし、足つき性を改善。サイドに「OVER RACING」ロゴのデボス加工を施されています。往年のレーシングバイクを思わせるシングルスポーツシートで、バックステップと組み合わせると自然な前傾姿勢が実現でき、走行時の安定性も向上。立体裁断されたカーボンブラック風レザーと職人仕上げのステッチで、外観の質感も抜群です。
【番外編】モンキー125用バックレスト

安田大サーカスのHIROちゃんが使用していることでもおなじみの「バックレスト」。
スチール製で外径φ25.4mmのパイプを採用し、トリプルニッケル・ピュアクロームメッキ仕上げで光沢感があり高級感があります。
おすすめのモンキー125に使えるシートカバー
SP武川 クッションシートカバー(ダイヤモンドステッチ)
筆者が購入したものがこちら。動画でもご紹介しています↓
SP武川 エアーフローシートカバー
汎用品ですがモンキー125に対応しています。立体メッシュによって不快な蒸れやシート熱の伝達を防ぎます。
【写真付き】モンキー125のシートの外し方・交換方法
ステップ①:シート固定ボルトを外す

両側のボルトを、12mmのソケットレンチまたは6mmの六角レンチで外します。

個人的にはT型六角レンチが使いやすいです。
手で回せる!社外シートノブへの交換もおすすめ。
社外シートノブへ交換すると工具なしでシートの着脱が可能になります。メンテナンス時やバッテリー交換の際に作業効率が上がり、日常の利便性が大幅アップ。アルミやステンレス製など質感の高い製品も多く、見た目のカスタム効果も期待できます。
ステップ②:シートを外す

ボルトが外れたら、シート後方を軽く持ち上げ、後ろにスライドさせるように外します。
ステップ③:新しいシートを取り付ける

シート底のツメを合わせて、後方から押し込んで取り付けます。取り外すときよりも少しコツがいる作業です。

タンクを傷つけないように気をつけましょう!
【応用編】純正シートの「あんこ抜き」って?

シート交換だけでなく、純正シートをカスタムする選択肢として「あんこ抜き」があります。
あんこ抜きとは、シート内部のウレタンフォーム(通称:あんこ)を削り、シートの形状や高さを変えるカスタムのことです。主に以下のような目的で行われます。
メリット
- 足つきの改善: シート高を下げたい場合に有効です。
- 費用を抑えられる: 新しいシートを購入するより安価に済みます。
デメリット
- 失敗のリスク: 削りすぎてしまうと元の状態に戻すのが難しく、乗り心地が悪化する可能性があります。
- 専門的な技術: 綺麗な形状に削るには、ある程度の知識や技術が必要です。
DIYでも挑戦できますが、失敗すると後悔する可能性が高いため、見た目と乗り心地の両方を重視するなら、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
モンキー125純正シートのメリット・デメリット

モンキー125純正シートのメリット・デメリット
モンキー125の純正シートは、車両のデザインと一体感のあるクラシカルなデザインが特徴です。ホンダが計算し尽くしたバランスで設計されているため、以下のようなメリットがあります。
メリット
- デザインの一体感: 車体全体のフォルムに溶け込む、違和感のないデザイン。
- 安定した乗り心地: 多くのユーザーに受け入れられる、適度な硬さと座面形状。
- 高い信頼性: 純正品ならではの耐久性と品質で、長期間安心して使用できます。
しかし、一方で「もう少しこうだったら良いのに…」という不満の声があるのも事実です。主なデメリットは以下の通りです。
デメリット
- シート高の問題: 足つきに不安を感じる方や、逆に体格が良いため窮屈に感じる方もいます。
- 乗り心地の改善余地: 硬めのシートに不満を感じ、長距離走行でお尻が痛くなるケースがあります。
- 個性が出しにくい: 他のモンキー125と差別化しにくく、オリジナリティを追求するカスタムには不向きです。

ライディングスタイルや好みに合わせてシート選びを進めていきましょう!
モンキー125シート交換のメリット
純正シートも素晴らしいですが、シートを社外品に交換することでモンキー125はさらに魅力的になります!主なメリットは以下の通りです。
1. 見た目のカスタム性が向上する
タックロールやフラット、カフェスタイルなど、シートのデザインを変えるだけでバイク全体の印象が大きく変わります。好みのスタイルに合わせて、自分だけのオリジナリティを追求できるのが最大の魅力です。
2. 乗り心地が改善される
長距離走行で感じるお尻の痛みは、シートの硬さや形状が原因の場合があります。低反発ウレタンやジェル入りのシートに交換することで、振動を軽減し、快適なライディングが可能になります。
3. 足つきや乗車姿勢が調整できる
シート高が低くなるローダウンシートを選べば、足つきの不安を解消できます。逆に、長身の方であれば、シート高を上げることで窮屈な乗車姿勢を改善し、快適なライディングポジションを見つけることができます。

シート交換は見た目だけでなく、機能性や快適性を高めるための重要なカスタムです!
モンキー125のシートに関するよくある質問(FAQ)

Q1. シート交換は初心者でもできますか?
A. 基本的には可能です。シートはボルト2本で固定されているため、工具があれば比較的簡単に作業できます。ただし、作業に自信がない場合はバイクショップに依頼するのが安心です。
Q2. あんこ抜きは自分でもできますか?
A. できますが、失敗すると乗り心地が悪くなる可能性があります。見た目と乗り心地の両方を重視するなら、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
Q3. 純正シートを売却できますか?
A. 比較的需要が高いため、フリマアプリやオークションサイトで売却できることが多いです。ただし、状態によっては買い手がつかない場合もあります。
Q4. シートの防水対策は必要ですか?
A. 基本的な防水性はあるものの、雨に濡れると内部に水が染み込むことがあります。気になる方はシートカバーや防水スプレーの使用がおすすめです。
【まとめ】カスタムシートでモンキー125を楽しもう

モンキー125のシートは、単なる着座パーツではなく、バイクの印象を大きく変えるカスタムパーツであり、乗り心地やライディングの快適性を左右する重要な要素です。
シート交換は、一見難しそうに感じるかもしれませんが、適切な工具と手順さえ分かれば初心者の方でも挑戦できます。自分にぴったりのシートを見つけ、ぜひ交換にチャレンジしてみてください。


