Insta360

【実録】モーターサイクルショーで聞かれたInsta360 X5 vs X4 Airの決定的な違いと、バイク乗りが本当に悩んでいた「4つの壁」

MONKEY HEAVEN

東京在住のアウトドア好き。バイク・車のカスタムやキャンプギアの魅力を、大人な遊び心を大切に発信中。 雑誌「モトモト」「カブOnly」での連載や、SNS(YouTube 3.3万人/Instagram 1.5万人)を通じて、趣味を深く楽しむコミュニティを広げています。

名古屋モーターサイクルショーのInsta360ブースで、3日間にわたって接客販売を担当してきました。カタログやレビュー記事では拾えない「実際に使っているライダーたちのリアルな声」を、これだけ短期間でまとめて聞ける機会はなかなかありません。

この記事では、現場で最も多く聞かれた質問と、ライダーたちが本当に悩んでいたポイントを包み隠さずお伝えします。

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結論から言うと、「最新=最強」とは限りませんでした。現場で実際に選ばれた機種は、意外な結果になっています。


動画でチェック「質問にすべて答えます」

【多かった質問①】「X5とX4 Air、結局どっちがいいの?」への最終回答

圧倒的に多かった質問がこれです。ブースに並んだX5とX4 Airを見て、ほぼすべてのお客さんが最初に聞いてくるのが「何が違うんですか?」でした。価格差が約28,800円(X5:84,800円 / X4 Air:56,000円)もあるので、「買って後悔したくない」という気持ちが強く出るのは当然です。

スペック表に出ない「3万円の価値」をどう見るか

現場でお伝えしてきた差のポイントを率直にまとめると、以下のとおりです。

比較項目X5(84,800円)X4 Air(56,000円)
昼間映像の画質◎ 優秀◎ 優秀
夜間映像の画質◎ 明らかに優秀△ やや暗所に弱い
バッテリー持ち◎ 2時間前後(長時間モードあり)○ 1.5時間前後
本体サイズやや大きめ◎ コンパクトで軽量
通常価格84,800円◎ 56,000円

一言で表すなら、「実質的な差は夜間映像とバッテリー持ちの2点」と言っても過言ではありません。昼間のツーリング記録がメインで、日帰り走行が中心のライダーであれば、X4 Airで十分すぎるほどの性能があります。

詳細なスペック比較と実写サンプルは、こちらの記事でまとめています。

👉 【比較レビュー】Insta360 X4 Air vs X5!バイク撮影におすすめはどっち?価格・性能差を検証

なぜ最終日に「X4 Air」が完売したのか

Insta360 X4 Airバイク撮影

イベントの最終日、X4 Airは完売しました。X5にはまだ在庫が残っていました。

これは偶然ではありません。3日間を通じて感じたのは、ライダーたちが「昼間のツーリングがメイン」「コンパクトさを重視したい」という合理的な判断をしていたということ。約3万円の価格差を払ってでも夜間の画質とバッテリーを取るか、その3万円を別のギアやツーリング費用に充てるか——ほとんどの人が後者を選んでいました。

ただし、「映像にとことんこだわりたい」「夜間ツーリングが多い」「買い替えるなら絶対に後悔したくない」というライダーは、迷わずX5を選んでいく印象でした。

選び方の基準まとめ
映像クオリティへのこだわり・夜間走行が多い → X5
コスパ・コンパクトさ・昼間メイン → X4 Air


【多かった質問②】「ドラレコとして使えますか?」への回答

これも非常に多く聞かれた質問です。答えはシンプルに「使えます」。ただし、専用ドラレコとは異なる使い方になるため、少し補足が必要です。

360度カメラがドラレコとして優れている理由

Insta360 X4 Airバイク撮影

360カメラなら前後左右360度を同時に記録できます。巻き込み事故や横からの飛び出しに対応できるのはもちろん、「自車がウィンカーを出していたか」「信号の色は何色だったか」といった過失割合の争点になりやすいポイントも、ひとつの映像の中にすべて収まります。

「自分に非はなかった」という証拠を360度から提示できるのは、専用ドラレコには真似できない360度カメラならではの強みです。

また、Insta360にはループ録画機能(ドラレコモード)があり、SDカードを圧迫せずに常時録画を続けることができます。

ドラレコ活用の詳細な解説はこちらをご覧ください。

👉 バイクに専用ドラレコはもう古い?Insta360 X5を最強の"守護神"に変える活用術


【現場の本音】「編集が面倒くさい」で放置している人が想像以上に多かった

「撮ったはいいけど、編集しないでそのまま」「スマホで再生して見るのはするけど、書き出すのが面倒でやっていない」——この声が、実際に使っているお客さんから本当によく聞こえてきました。

Insta360は「編集が簡単」を売りにしていますが、それでも「書き出す」という最後のひと手間を面倒に感じているユーザーが多いというのは、現場で改めて実感しました。

スマホ編集 vs PC編集:使える機能が違って混乱する問題

Insta360 X4 AI編集

「スマホとパソコンで使える機能が違って混乱する」という声もありました。特に凝った編集をしようとするとPC(Insta360 Studio)が必要になりますが、普段スマホアプリで操作していると、どこに何があるか分からなくなる。この点は正直、Insta360に改善してほしいというユーザーの声として受け取りました。

一方で、「DJIのアプリに比べると使いやすい」という声もあり、競合と比べれば優位性はあるようです。編集の手軽さはInsta360の強みではありつつも、まだ課題が残っているというのが正直なところです。

編集の壁を低くするための「撮り方のコツ」

編集が面倒になる原因のひとつは、「あとで何とかしよう」と思って撮りすぎてしまうこと。以下のポイントを意識するだけで、書き出しまでの作業がぐっと楽になります。

  • アングルを決めて固定して撮る:毎回同じポジションからなら、編集時のトリミング設定を使い回せる
  • 撮影後すぐにハイライトをマーク:Insta360アプリのショットラボやAIハイライト機能を活用する
  • 「とりあえず全部撮る」をやめる:記録したいシーンだけピンポイントで録画をオン・オフする

【要注意】「X4を買った1週間後にX5が出た」という悲劇を繰り返さないために

「X4を購入した1週間後にX5が発売されて、非常に悔しかった」という声がありました。気持ちはとても理解できます。ただ、これはある程度避けられない問題でもあります。

メーカー側も、発売直前まで情報を伏せておかないと既存モデルの販売に影響が出てしまうため、突然発表という形を取らざるを得ません。完全に予測することは難しいですが、Insta360の新モデルは例年、春〜初夏(3〜5月頃)と秋(9〜10月頃)に発表されることが多い傾向があります。大きな出費をする前に、その時期に近づいていないか確認しておくことをおすすめします。

「もう使ってます!」ユーザーが予想以上に多かった

Insta360x3バイク取り付け

ブースに来るお客さんの中で、「X2」「X3」「X4」をすでに持っていて、買い替えを検討しているという方が想像以上に多かったのも印象的でした。インナーコミュニティでInsta360がしっかり浸透していることの証拠だと思います。

既存ユーザーへのアドバイスとしては:

  • X2 → X5 or X4 Airへの買い替え:センサーサイズ・手ブレ補正・アプリ操作性すべてが別物。買い替えのメリットは大きい
  • X3 → X5 or X4 Airへの買い替え:夜間画質・バッテリー・軽量化で恩恵あり。こだわりがあれば検討価値あり
  • X4 → 現時点では様子見が賢明:X4は非常に完成度が高く、まだ買い替えの優先度は低い

【実践】「私のバイクに取り付けられる?」問題

「どうやってバイクに取り付けるの?」「別売りなの?」という質問も非常に多かったです。マウントについては専用のものが必要で、別売りのマウントと、最初からセットになっている「バイク撮影キット」があります。

取り付け方の詳細については、こちらの専用記事で詳しく解説しています。

👉 Insta360のバイクへの取り付け方・マウント解説

基本:ハンドル周りへのマウントが王道な理由

insta360 ヘビークランプ

一番スタンダードでおすすめなのが、ハンドル周りへのマウントキット(ヘビーデューティークランプ)での取り付けです。理由は明確で、走行中に手でシャッターボタンが押せること、そして多くのライダーが実践していて取り付け方の情報も豊富なことです。

応用:「ドローン追いかけ風」映像を撮りたいなら2点固定が必須

Insta360 X5バイク取付

自撮り棒を使って後方に伸ばすと、ドローンが追いかけているような迫力ある映像が撮れます。ただしこの場合、サポートクランプなどを使って2点で固定しないとブレや安全上の問題が出るので注意が必要です。走行中に外れると大変なことになります。

難問:スーパースポーツ・セパハン車はどうする?

一番多かった「困った質問」がこれです。スーパースポーツ(SS)系のバイクはハンドルバーが存在しなかったり、セパレートハンドルだったりして、標準のマウントキットが取り付けられないことがあります。ミラーも特殊な形状だとバックミラーマウントが使えないケースも。

そういった場合の現実的な選択肢は以下です:

  • 吸盤タイプのマウントを活用する:フレームやカウルへの取り付けが可能。ただし、粘着が車体に跡を残す可能性があるため、取り付け前に素材を確認すること
  • 無理やりマウントキットで固定を試みる:形状によっては工夫次第でいける場合もあるが、実際に合わせてみないとわからない

「自分のバイクに付くかどうか」は、正直なところ現物合わせが一番確実です。迷ったら購入前にショップに相談するか、同車種オーナーのレビューを探してみてください。


まとめ:後悔しない一台を選ぶために

Insta360 X4とX5の比較

3日間、現場でライダーたちの声を聞いて感じたことをまとめます。

  • X5を選ぶべき人:映像品質にこだわる/夜間ツーリングが多い/「買って後悔したくない」タイプ
  • X4 Airを選ぶべき人:昼間のツーリング記録がメイン/コンパクトさと価格を重視/X2・X3からの乗り換え

X4 Airが最終日に完売したという事実は、多くのライダーが価格・サイズ・用途を冷静に判断した結果です。スペックだけで見ればX5が上ですが、「自分のツーリングスタイルに本当に必要か」という問いに向き合ったとき、X4 Airで十分という人が多かった。

ネット上のスペック比較記事ではなかなか出てこない「現場の空気感」が、少しでも参考になれば嬉しいです。

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