トリコロールカラーのFTR223スカチューンカスタム

FTR223

蘇る平成。レッドバロンで中古のホンダFTR223を買った理由

MONKEY HEAVEN

東京在住の30代アウトドア好き。 バイク・車カスタムやキャンプギアを楽しみながら発信しています! YouTube登録者3.3万人、Instagramフォロワー1.5万人。 バイク雑誌「モトモト」連載中。

多忙な日常の中で、ふとバイクに乗っていた頃の「自由な時間」を思い出しました。最新モデルの高性能さよりも、無骨でシンプル、自分でいじれる楽しさを求めていたのです。

そんなとき、偶然立ち寄ったレッドバロンの店頭で目に飛び込んできたのが、スカチューンが施されたホンダ FTR223でした。軽快な単気筒、ストリートを駆け抜ける姿。これは、あの頃のバイク熱を再燃させた、一台との運命的な出会いから始まった物語です。

FTR223とは?ホンダが生んだストリートトラッカーの原点

2000年代初頭、トラッカーブームの中心にいた一台

FTR223は、2000年代初頭のストリートトラッカーブームを象徴するモデルです。ストリートカルチャーとバイクファッションが交わった時代、ホンダが生み出したこのモデルは、軽快で扱いやすい単気筒とシンプルなデザインで多くの若者に支持されました。

スペックとデザインの特徴

FTR223は223ccの空冷単気筒エンジンを搭載し、軽量で低重心。街中でも取り回しがしやすく、フラットシートとアップハンドルによるリラックスしたポジションが特徴です。無骨ながら洗練されたシルエットは、今見ても古さを感じさせません。

私がFTR223を選んだ理由

Netflixでたまたまキムタク主演のドラマ『Beautiful Life(2000年)』を観ていました。そこで当時大流行していたTW200に心を動かされました。あの頃の街、あの頃のファッション。懐かしさが込み上げる中、翌日レッドバロンに偶然立ち寄る機会がありました。そこで見つけたのが、スカチューンカスタムが施されたトリコロールカラーのFTR223

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うっわ〜懐かし〜!

思わず声が出ました。シンプルで無骨な姿に一目惚れし、その場で購入を決めました。

正直に言うと、前日に『Beautiful Life』を見ていなかったら購入していたかわかりません。でもタイミングって大事ですよね。

スカチューンカスタムとは?

スカチューンとは、「スカスカにチューニングする」の略で、具体的にはバッテリーやエアクリーナーボックスといった純正パーツを小型化したり取り外したりして、車体後方の空間を大胆に露出させるカスタム手法です。

  • 視覚効果: エンジンやフレームがむき出しになり、ストリートトラッカーらしい無骨さが際立ちます。
  • 軽量化: 不要なパーツを取り除くため、車体がさらに軽くなり、FTR223の持ち味である軽快な走りが向上します。
  • TWブームの名残: 2000年代のTW200ブーム(『Beautiful Life』で有名になりました)で大流行したスタイルであり、FTR223でも同様に人気の高いカスタムです。

「スカチューン」という単語を聞いただけで25年前の記憶が蘇って甘酸っぱい気持ちになります。

トリコロールカラーとは?

トリコロールカラーはバイクの世界では特にHONDA(ホンダ)のレーシングイメージを象徴するカラーリングとして広く知られています。

この配色は、ホンダが世界的なロードレースで勝利を収めてきた歴史と密接に結びついており、速さ、情熱、そして技術力を表現しています。現行モデルではCBRシリーズやアフリカツインなど、フラッグシップモデルやアドベンチャーモデルに採用されることが多いです。

FTR223とトリコロール

トリコロールカラーのFTR223は、シンプルな車体に華やかさとレーシーな雰囲気を加え、現在の中古市場でも希少価値が高まっています。

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個人的にはFTR223といえばトリコロールカラーという印象です。

筆者は以前からHONDAのモンキー125に乗っているのですが、インジェクションモデルの安定性や手軽さに満足しつつも、私はどこかキャブレター車が持つ、あの特有の「エンジンの息遣い」に惹かれていました。特に、街乗りでの取り回しが容易で、いじる楽しさもあるFTR223は、理想的なセカンドバイクとして良いな〜と思ったことも購入に至った理由の一つです。

FTR223が再び注目される3つの理由

① “レトロブーム”による再評価

近年、SR400やエストレヤなどのレトロバイクが再び注目されています。最新技術に頼らず、バイク本来の“走る楽しさ”を感じられるモデルとして、FTR223のようなシンプルなバイクが見直されています。

② 中古市場の安定と手頃な価格帯

生産終了から時間が経っても、FTR223は中古市場で安定した人気を維持しています。整備性が高く、部品供給も比較的容易なため、初心者やリターンライダーにも選ばれやすい一台です。レッドバロンなどの販売店で保証付き車両を探せば、安心して購入できます。

③ カスタムベースとしての自由度

FTR223はトラッカースタイルをベースに、スクランブラーやボバースタイルへのカスタムも自由自在。シート、マフラー、ライトなどを変えるだけで印象が大きく変わるため、DIY派にも人気です。

FTR223を手に入れるなら今がチャンス

中古市場の価格動向

状態の良い個体は年々減少傾向にあります。特にノーマルに近い車両は希少で、価格上昇の兆しも。今のうちに手に入れておくのが賢明です。

購入時のチェックポイント

タンクの錆、オイル漏れ、カスタム履歴、整備記録をしっかり確認しましょう。販売店選びも重要で、レッドバロンのように保証や整備履歴が明確な店舗を選ぶと安心です。

まとめ|FTR223は“あの頃の空気”を再び感じさせてくれる一台

FTR223は、懐かしさと今の自分をつなぐタイムマシンのような存在です。テクノロジーが進化した時代だからこそ、キャブ車の鼓動感や手で触れる整備の楽しさが心に響きます。あの頃バイクに憧れた人にこそ、もう一度このトラッカーに跨ってほしいと思います。

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