バイクをいじる動画をYouTubeに投稿していたらチャンネル登録者数3万人になっていた筆者です。
先日、祖父の形見でもある約30年前のホンダ ベンリィCD50のめちゃくちゃ汚れていた、エンジンの錆・腐食を落とし、磨きました。
この記事では錆びたバイクのエンジンを綺麗にする道具と手順をご紹介します。
バイクのエンジンのサビ落とし・磨きを動画でもご紹介
お時間のある方はぜひ動画も御覧ください。ただ淡々とエンジンを磨くまったり動画です。
錆びたバイクのエンジンを綺麗にする方法
まず初めにざっくりと工程を説明すると、
2.金属のブラシで削る
3.ヤスリで磨く。荒い→細かい番手
4.メタルコンパウンドで磨く
と言う手順です。
(人によってやり方は異なるとは思いますのであくまでも参考程度に...。)
上記の手順を終えると、こんな感じに仕上がります。
ちなみにベンリィはスーパーカブと同じ横型のエンジンです。
次の項目からは工程ごとに分けて解説していきます。
①エンジンコンディショナーを散布する
本来はエンジン内部の汚れを除去するのに使用するものなのですが、汚れが酷かったので使ってみました。
KURE(呉工業) エンジンコンディショナー
カーボン、ワニス、ガム、スラッジなど、吸気系統と燃焼室に推積した汚れを除去し、エンジン性能の回復、加速性能の向上、排気ガスの浄化、エンジン回転の円滑化を実現。
泡でパワフル洗浄。汚れはかなり落ちている感じです。
どす黒い液体が滴り落ちてきました...。効果があるかわかりませんが、なんとなくサビも落ちやすくなるような気がして使用しています。
②金属のブラシで削る
電動ドライバーの先に真鍮の回転ブラシを取り付けて豪快にサビを削ります。
最初は金属ブラシを使って手でシコシコ磨いていたのですが日が暮れそうだったので機械に頼りました。機械ってめちゃくちゃ早い。
様々な形状・大きさの回転ブラシがあるので複数あると、磨きたい場所に応じて変えられるので便利です。
作業中は金属の粉塵が舞うので、ゴーグル・マスクは必須です。
フィンの隙間は回転ブラシでは届かないので、細いブラシやリューターを使います。
これがなかなか大変で根気のいる作業でした。
③ヤスリで磨く
ここでも機械の力を借りました。手でやするより10倍早いです。
まずは300番くらいの荒いヤスリをかけたら、600番くらいのものに交換して...
最後は1000番のスポンジ研磨剤でシコシコ。(紙やすりでもOKです。)
2000番までやると鏡面仕上げっぽくギラギラに輝きますが、今回はほどほどに、アルミのしっとりとした質感を残すことにしました。
車体全体が年季入っているのに、エンジンだけギラギラしていたらバランス悪そうだったので。
↑ヤスリがけが終わった段階でこんな感じです。すでにかなり良い感じです。
④メタルコンパウンドで磨く
使用したのは定番、ワコーズのメタルコンパウンド。通称メタコン。
万能金属用磨き剤
金属表面の錆やキズの付いた表面を素早く磨き上げる金属磨き剤です。特殊コンパウンドの働きで、アルミ表面などはきれいな仕上げができます。また、非常に伸びが良いので少量で作業が簡単に済、経済的です。
この工程が一番楽しいかもしれません。
後で知ったのですがサランラップを丸めたものにコンパウンドを付けて磨くと良いらしいです。
ウェスを使うと布に染み込んじゃうけどサランラップなら染み込まずに使いやすい...らしい。次回試してみたいと思います。
エンジンのサビ落とし・磨き完了
ということでサビ落とし&磨きが完了しました。
あっという間に数時間経っていました。作業に没頭すると時間を忘れますね。
自分で気軽に整備できる喜びはバイクならではですね...。
自分でできる「エンジンのサビ落としの手順と道具のご紹介」でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。