祖父の形見でもある約30年前の「ホンダ ベンリィCD50」。めちゃくちゃ汚れていた、エンジンの錆・腐食を落とし、磨きました。
今回も動画で記録していますのでお時間のある方は御覧ください...。ただただ淡々と磨いてます。
錆びたバイクのエンジンを綺麗にする方法

こんなにボロボロでも大丈夫!
- エンジンコンデショナー散布
- 金属のブラシで削る
- ヤスリで磨く。荒い→細かい番手
- メタルコンパウンドで磨く
と言う手順です(自分の場合)。人によってやり方は異なるとは思いますので参考程度に...特にエンジンコンデショナーはあまりやっている人は見ないです。
上記の手順を終えると、こんな感じに。

生まれ変わったエンジン
ちなみにベンリィはスーパーカブと同じ横型のエンジンです。
次の項目からは工程ごとに分けて解説していきます。
エンジンコンディショナー散布
本来エンジン内部の汚れを除去するのに使用するものなのですが、使ってみました。
KURE(呉工業) エンジンコンディショナー
カーボン、ワニス、ガム、スラッジなど、吸気系統と燃焼室に推積した汚れを除去し、エンジン性能の回復、加速性能の向上、排気ガスの浄化、エンジン回転の円滑化を実現。
泡でパワフル洗浄。汚れはかなり落ちている感じです。
どす黒い液体が滴り落ちてきました...。効果があるかわかりませんが、なんとなくサビも落ちやすくなるような気がして使用しています。
金属のブラシで削る
電動ドライバーの先に真鍮の回転ブラシを取り付けて豪快にサビを削ります。
最初、金属ブラシを使って手でシコシコ磨いていたのですが日が暮れそうだったので機械に頼りました。機械ってめちゃくちゃ早い。
様々な形状・大きさの回転ブラシがあるので複数あると、磨きたい場所に応じて変えられるので便利です。
作業中は金属の粉塵が舞うので、ゴーグル・マスクは必須です。吸い込んだら健康被害ヤバそう...。
フィンの隙間は回転ブラシでは届かないので、細いブラシやリューターを使います。これがなかなか大変。
ヤスリで磨く
ここでも機械の力を借りました。手でやするより10倍は早い気がします。まずは300番くらいの荒いヤスリをかけたら、600番くらいのものに交換して...
最後は1000番のスポンジ研磨剤でシコシコ。(紙やすりでもOKです。)
2000番までやると鏡面仕上げっぽくギラギラに輝きますが、今回はほどほどに、アルミのしっとりとした質感を残すことにしました。車体全体が年季入っているのにエンジンだけギラギラしていたら嫌だなぁ..と思ったので。
ヤスリがけが終わった段階でこんな感じです。すでにかなり良い感じ。
メタルコンパウンドで磨く
使用したのは定番、ワコーズのメタルコンパウンド。通称メタコン。
万能金属用磨き剤
金属表面の錆やキズの付いた表面を素早く磨き上げる金属磨き剤です。特殊コンパウンドの働きで、アルミ表面などはきれいな仕上げができます。また、非常に伸びが良いので少量で作業が簡単に済、経済的です。
この工程が一番楽しいかも。
後で知ったのですがサランラップを丸めたものにコンパウンドを付けて磨くと良いらしい...。ウェスを使うと布に染み込んじゃうけどサランラップなら染み込まずに使いやすい...みたい。次回やってみよう。
エンジンのサビ落とし完了
ということで完了〜。あっという間に数時間経っていました。作業に没頭すると時間を忘れます。

磨く前

光っている!

細かいところはもう少し磨きたかった!

でも上出来!
自分で気軽に整備できる喜びはバイクならではですね...。
ということで、自分でできるエンジン磨き。
オススメです。