普通二輪免許で乗れるクルーザー・クラシックの売れ筋は、カワサキ エリミネーター400・ホンダ GB350・ホンダ レブル250の3台に絞られます。2025年上半期の新車販売は、251〜400ccクラスでエリミネーターが1位(1,973台)、GB350/Sが2位(1,609台)。250ccクラスの1位はレブル250です。
この記事は、3台をメーカー公式の諸元と2026年モデルの税込価格だけで横に並べ、「車検の有無」「パワー」「足つき」「維持費」「積載・カスタム」の5軸で違いを整理します。当ブログは長くGB350とレブルを扱ってきたので、そこにエリミネーターを置いたとき何が変わるかを中心に書きます。
※価格・諸元は2026年9月11日にHonda公式サイト、カワサキモータースジャパン公式FAQ、ヤングマシンの諸元記事で確認しました。筆者はエリミネーター400のオーナーではないため、乗り味の記述は公式諸元と公開されているオーナーの声に基づき、断定を避けています。
結論|3台はこう選ぶ

- パワーと高速巡航、装備の充実を取るなら エリミネーター400(858,000円〜)。48PSの並列2気筒、ETC2.0標準、SEはドラレコ付き。ただし車検あり・最も高い
- 空冷単気筒の鼓動と佇まいを取るなら GB350(649,000円〜)。20PSで速くはないが、トルクは3台で最大。車検あり。シート高800mmは3台で最も高い
- 車検なし・足つき・維持費の軽さを取るなら レブル250(638,000円〜)。26PS・シート高690mm・171kg。250ccなので毎年の税金も車検もいちばん軽い
価格差はエリミネーターとレブル250で220,000円、GB350とレブル250で11,000円です。GB350とレブルは「ほぼ同じ予算で、車検ありの350か車検なしの250か」の選択、エリミネーターは「22万円足してでも2気筒48PSが欲しいか」の選択になります。
スペック比較表|公式諸元と2026年モデル価格
| 項目 | エリミネーター400 | GB350 | レブル250 |
| 価格(税込) | 858,000円/SE 957,000円 | 649,000〜671,000円/S 693,000〜715,000円/C 715,000円 | 638,000円/E-Clutch 693,000円 |
| エンジン | 水冷並列2気筒 398cc | 空冷単気筒 348cc | 水冷単気筒 249cc |
| 最高出力 | 48PS/10,000rpm | 20PS/5,500rpm | 26PS/9,500rpm |
| 最大トルク | 37N・m(3.8kgf・m)/8,000rpm | 29N・m(3.0kgf・m)/3,000rpm | 22N・m(2.2kgf・m)/6,500rpm |
| 変速機 | 6速 | 5速 | 6速 |
| 車両重量 | 176kg(SE 178kg) | 179kg(S 178kg/C 186kg) | 171kg(E-Clutch 174kg) |
| シート高 | 735mm | 800mm | 690mm |
| 燃料タンク | 12L | 15L | 11L |
| 燃費(WMTC) | 25.7km/L | 39.4km/L | 34.9km/L |
| 車検 | あり(2年ごと) | あり(2年ごと) | なし |
| ETC | ETC2.0標準 | — | — |
| ドラレコ | SE・プラザエディションに標準 | — | — |
| 型式 | 8BL-EL400A | 8BL-NC59(C:8BL-NC64) | 8BK-MC49 |
※GB350の価格はカラーで異なります。レブル250のS Editionは本記事では省略しています。
① 車検の有無|レブル250だけが「なし」

エリミネーター400とGB350は軽二輪ではなく小型二輪なので、新車3年・以後2年ごとの車検があります。レブル250は250ccなので車検がなく、自賠責と軽自動車税(250cc以下は年3,600円、251cc以上は年6,000円)も軽くなります。
車検費用は店やコースで幅があるので数字は書きませんが、「2年に1度まとまった出費がある」ことが、GB350・エリミネーターとレブルの一番の違いです。維持費を最優先するなら、比較はこの時点で終わってレブル250になります。
② パワーと巡航|48PSの2気筒は別クラス
最高出力はエリミネーター48PS、レブル26PS、GB350 20PS。エリミネーターはNinja 400と同系の並列2気筒で、高速道路の追い越しや二人乗りで余裕がまったく違います。ただし燃費はWMTCで25.7km/Lと3台で最も悪く、タンクも12Lなので航続距離は短めです。
GB350は20PSと数字は小さいものの、3,000rpmで29N・mというトルクは3台で最大。街乗りの発進や低速でのゆったりした走りは、数字以上に楽です。速さではなく「鼓動」を買うバイクだと割り切れるかが分かれ目で、当ブログのGB350で後悔する人・しない人でも、高速巡航を期待して後悔する例を書いています。
レブル250は26PSで、250cc単気筒としては元気な部類。高速も走れますが、長時間の100km/h巡航は回転が高く、余裕はエリミネーターに大きく劣ります。詳しくはレブル250で後悔する人の特徴にまとめています。
③ 足つきと取り回し|690mm・735mm・800mm

シート高はレブル250が690mm、エリミネーターが735mm、GB350が800mm。レブルとエリミネーターはクルーザーなので低く、GB350はクラシックなので高めです。重量はレブル171kg、エリミネーター176kg、GB350 179kgと大差ありませんが、重心の低さでクルーザー2台のほうが取り回しは楽に感じやすい構成です。
エリミネーターにはローシート(715mm)とハイシート(765mm)の設定があり、体格に合わせて調整できます。GB350は800mmが唯一のネックで、身長160cm台で迷う人が多い車種です。
④ 装備|エリミネーターはETC2.0とドラレコが最初から付く
エリミネーターは全グレードでETC2.0車載器が標準、SEとプラザエディションは前後GPS対応のドライブレコーダーまで付いています。GB350とレブル250は両方とも後付けが必要で、ETC本体+取り付けで数万円、ドラレコも同程度かかります。
この差を価格に織り込むと、エリミネーターの858,000円とGB350の649,000円の差220,000円は、装備を揃えた実質差で見ると縮まります。それでも10万円以上の差は残るので、「装備込みで考えても2気筒が欲しいか」が判断点です。
なお、GB350やレブルでドラレコ代わりに360度カメラを使う運用は当ブログの定番で、走行映像も残せます。バイクに専用ドラレコはもう古い?Insta360を守護神にする活用術を参考にしてください。
⑤ 積載とカスタム|パーツの量はホンダ2台が圧倒的
カスタムパーツと積載アクセサリーの選択肢は、発売から時間の経ったGB350とレブル250のほうが圧倒的に多いです。当ブログのGB350カスタム実例とレブル250/500カスタム実例で紹介しているように、マフラー・シート・キャリア・サイドバッグまで各社が揃えています。
エリミネーターは2023年登場で、純正アクセサリーとデイトナ・エンデュランス・武川などの主要ブランドがサイドバッグサポートやキャリア、シートカバーを出していますが、ラインアップの厚みはまだホンダ2台に及びません。「買ってから自分色に育てたい」ならホンダ2台、「最初から完成度の高い1台」ならエリミネーターという傾向です。
タイプ別|あなたはどれ?
エリミネーター400が向いている人
- 高速道路を使うツーリングや二人乗りが多い
- ETC・ドラレコを後付けする手間と費用を省きたい
- 車検と燃費の負担より、2気筒48PSの余裕を優先する
- クルーザーの低いシート(735mm)が好みで、GB350の800mmに不安がある
GB350が向いている人
- 空冷単気筒の鼓動と、クラシックな佇まいそのものが目的
- 速さより低回転のトルクで街を流したい
- パーツが豊富な車種で、じっくりカスタムしたい
- 身長に余裕があり、800mmのシート高が問題にならない
レブル250が向いている人
- 車検なし・税金安めで、維持費を最小にしたい
- 足つき最優先。690mmは3台で最も低い
- 初めての中型で、軽さと扱いやすさを取りたい
- GB350とほぼ同じ予算で「車検なし」を選びたい
乗り換えなら、先に今のバイクの売値を確認
3台のどれかへ乗り換えるなら、順番は「先に査定」です。とくにエリミネーターは858,000円〜と高いので、今のバイクの売値次第で予算の見え方が変わります。GB350とレブルは中古相場が高止まりしている車種なので、乗り換え元としても有利です。
よくある質問
Q. エリミネーター400とGB350、どちらが速いですか?
A. 最高出力はエリミネーター48PS、GB350 20PSで、高速巡航や追い越しの余裕はエリミネーターが大きく上です。ただし低回転のトルクはGB350が29N・m/3,000rpmと大きく、街乗りの発進は楽です。
Q. 維持費がいちばん安いのはどれですか?
A. レブル250です。250ccなので車検がなく、軽自動車税も年3,600円。GB350とエリミネーターは車検があり、軽自動車税は年6,000円です。燃費はGB350が最も良く(WMTC 39.4km/L)、エリミネーターが最も悪い(25.7km/L)です。
Q. 足つきがいちばん良いのは?
A. レブル250(シート高690mm)です。次がエリミネーター(735mm・ローシートで715mm)、GB350は800mmで最も高くなります。
Q. エリミネーターにETCは付いていますか?
A. 全グレードでETC2.0車載器が標準装備です。SEとプラザエディションは前後GPS対応のドライブレコーダーも付きます。GB350とレブル250は後付けになります。
Q. 2026年モデルの価格は?
A. エリミネーター858,000円/SE 957,000円、GB350 649,000〜671,000円(S 693,000〜715,000円、C 715,000円)、レブル250 638,000円(E-Clutch 693,000円)です。いずれも税込メーカー希望小売価格で、2026年9月11日確認。
まとめ
- エリミネーター400:48PS・2気筒・ETC2.0標準。車検あり・858,000円〜。パワーと装備で選ぶ1台
- GB350:20PS・空冷単気筒・最大トルク。車検あり・649,000円〜。鼓動と佇まいで選ぶ1台
- レブル250:26PS・690mm・171kg。車検なし・638,000円〜。維持費と足つきで選ぶ1台
- 価格差:エリミネーター−レブル250=220,000円、GB350−レブル250=11,000円
- 最終更新:2026年9月11日
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