当サイトが運営するYouTubeチャンネル「大人のバイク研究所」では、2026年2月に「CT125ハンターカブを買って後悔する人の特徴|他のカブと比較」という動画を公開しました。実際にハンターカブを所有している立場から、「正直に言えばこの人は買わない方がいいかな」と思う特徴を話した動画です。
この記事では、その動画に寄せられた視聴者コメント29件を1件ずつ読み、分類・集計しています。29件のうち、CT125のオーナーだと確認できたのは8件。先代CT110のオーナーや家族が所有している方を含めると、立場が読み取れたのは16件でした。
そして今回も、集計結果は予想と違いました。動画で「向かない人」の筆頭に挙げた層が、そのことを自覚したうえでオーナーになっていたのです。
この記事は、その「動画で想定していた後悔」と「実際に届いた声」のズレを記録したものです。ダックス125編、モンキー125編に続く、シリーズ3本目になります。
29件のコメントを分析して分かったこと

根拠は後述しますが、先に結論だけ並べます。
- 動画が「向かない人」の1つめに挙げた「オフロードを走らない人」が、オーバースペックだと自覚したうえでオーナーになっていた
- 動画が「1番多い悩み」と言ったシートの硬さへの不満は0件。代わりに来たのはシート高(足つき)が3件
- 動画が挙げた振動への言及は1件。ただし解決した部品名つきだった
- ロータリー式の操作感への言及は1件で、それも不満ではなく質問だった
- 走行距離66,000km、14,397kmでスポークホイールが破損など、シリーズで最も具体的な実走データが集まった
- 最も高評価(9件)を集めた視聴者コメントは、オーナーの走行報告だった
ダックス編は「不満がタンク容量の1点に集中」、モンキー編は「警告した弱点に不満が0件」でした。今回は「向かないと言われた層が、自覚しながら満足している」という、また別のパターンです。
この記事の情報源|動画に寄せられた視聴者コメント29件

分析の元にした情報源は、これだけです。
| 動画タイトル | CT125ハンターカブを買って後悔する人の特徴|他のカブと比較 |
| チャンネル | 大人のバイク研究所(当サイト運営) |
| 公開日 | 2026年2月6日 |
| 再生回数 | 約76,700回 |
| 高評価 | 402 |
| コメント総数 | 52件 |
| うち運営者(当方)の返信 | 23件 |
| 分析対象=視聴者コメント | 29件 |
| 分析日 | 2026年8月21日 |
29件のうち、オーナーだと確認できたのは8件です
29件は視聴者コメントの総数であって、オーナーの人数ではありません。この記事で「オーナーの声」と書いているのは、本文に「乗ってます」「オーナーです」など、所有が読み取れる記述があるコメントだけです。
| コメントを書いた人の立場(本文の記述から判断) | 件数 |
|---|---|
| CT125のオーナー | 8件 |
| 先代CT110のオーナー | 2件(同じ方) |
| 他のカブ系オーナー(CT125は未所有) | 1件 |
| 家族が所有 | 1件 |
| またがった経験がある | 1件 |
| 未所有・否定的 | 2件 |
| 質問 | 1件 |
| 立場の記載なし(=一般の視聴者コメントとして扱う) | 13件 |
| 合計 | 29件 |
賛否で分けると、肯定的な内容を含むコメントが12件、不満・否定的な内容を含むコメントが16件。このうち6件は両方を含んでいました。残る7件は質問や雑談です(12+16−6+7=29件)。
この記事の役割と、限界
この記事は実際に届いたコメントを数えた記録です。「自分は向いているか」を判断したい方は、モンキー・ハンターカブ・ダックス、どれを買う?や2026年モデルCT125ハンターカブ徹底解説のほうが向いています。そのうえで、以下は先に断っておきます。
- これは1本の動画に寄せられた29件の分析であって、ハンターカブオーナー全体の総意ではありません
- シリーズ3本の中で最も母数が小さい回です。29件中13件は立場の記載もないため、この記事では比率を出さず件数の絶対値だけで書いています
- 動画のタイトルが「後悔する人の特徴」なので、不満を書きたい人が集まりやすいバイアスがかかっている可能性があります
- コメントは要約して紹介し、投稿者名は伏せています
「オフを走らないなら向かない」と言ったが、オーナーは自覚して乗っていた

動画では、向かない人の1つめとして「オフロードや未舗装の道を走る予定がない人」を挙げました。ハイマウントマフラーやアンダーガード、剛性の高いフロントフォークは林道で真価を発揮する装備なので、舗装路しか走らないならその装備の分だけ割高になってしまう、という理屈です。
ところが返ってきたのは、この理屈をそのまま認めたうえで満足しているという声でした。
- JA55のオーナー「前はクロスカブに乗っていましたが、ガッツリオフロードに行くわけではなく、カスタムを楽しめるほどの余裕もないのでハンターカブは少々オーバースペックでした」——そのうえで「JA55を大切にして、カスタムとツーリングを楽しもうと思います」
- 別のJA55オーナー「北海道ツーリングも行きましたが、ほぼ舗装路しか走りませんでした。それでもハンターカブは楽しいバイクです」「スタイルが気に入って買うの全然ありだと思いますよ」
- 走行14,397kmのオーナー「私は街乗りメインですが、様々な場面でいい走りするなと感じます」
- 「今までビッグスクーターからリッターSS、ハーレーやトライアンフの外車等乗ってきましたが、一番満足度が高いのがハンターカブかもしれません」
編集部の見方:動画の理屈自体は否定されていません。むしろ「オーバースペックだ」と自分から書いています。ただ、そこから先の結論が違いました。装備を使い切ることと、そのバイクに満足することは別だったということです。
北海道の方のコメントには続きがあって、「昔ヤマハトレールやホンダCLでも街乗りユーザーがほとんどでした」と書かれていました。オフロード風の車体を舗装路で乗るのは今に始まった話ではない、という指摘です。
「シートの硬さ」は0件、来たのは「シート高」だった

ここが今回いちばん意外だった部分です。
動画では、使い始めてから気になる点として「まず1番多いのがシートの硬さです」と言い切りました。長時間走るとお尻が痛くなるという声が多く、社外シートに交換したりクッションを追加したりする人がたくさんいる、と。
ところが、29件の中にシートの硬さを不満として書いたコメントは0件でした。代わりに来たのは、名前が似ているようでまったく別の項目——シート高(足つき)が3件です。
- 「シート高を油断する人が本当に多い。それに慣れずに売ってしまう人を本当にたくさん見かけます」
- 「足付きはかなり悪いです。僕は足付きに苦労しない方なんですが、それでもハンターカブは踵が少し浮きます」——ただしこの方は「そのおかげで走行中は膝に余裕があるので、僕はこの方がいい」と続けています
- 親が初期型CT125を所有している方「座らせてもらったところ、いくら軽いとはいえ足つきが不安やなぁ…と思いました」
編集部の見方:動画でも足つきには触れています。ただし「購入前の確認ポイント」の2つめとして「スペック表では分からないのが振動と足付きです」と挙げただけで、後悔ポイント3つにも、オーナーの悩み3つにも入れていませんでした。実際に返ってきた比重は、明らかにこちらのほうが重かったことになります。
とくに「慣れずに売ってしまう人をたくさん見かける」という一言は、後悔が売却まで至った例に触れた、シリーズ3本を通しても数少ないコメントでした。シート交換で足つきを稼ぐ方法はハンターカブにおすすめのシート7選|乗り心地・デザイン・足つきで徹底比較にまとめています。
オーナーが出した具体的な数字と、対処法

29件と母数は小さいのですが、1件あたりの情報量はシリーズ3本で最も濃い回でした。
走行距離と燃費
- 「CT125オーナー6年生です」という方の走行距離は66,000km。「燃費は滅茶苦茶良いです。三島から名古屋の南区まで特にエコランせずに給油なしで行けました」
- 同じ方は林道についても「ガレ場は流石に厳しいですが、雑木林程度なら(オフタイヤに換えれば)行けます」と、できる範囲を具体的に書いていました
- 釣りに使っている方「砂利道や草むらに入っていけるよ。おかげで車体が草や枝による擦り傷切り傷、倒した傷でボコボコや」
振動と重さには、部品名つきの対処法が返ってきた
動画では振動を「オーナーの悩み」の2つめに挙げましたが、返ってきたのは不満ではなく解決報告でした。
JA65のオーナー「ハンドルの振動はステムスタビライザー、内圧コントロールバルブでかなり改善しましたよ」。そして続けて、「このバイクは未完成の市販車と思うので、カスタムや調整して完成させるか、それらを味として楽しむかというのも乗り手に委ねているのだろうな」と書いています。
重さについても同様でした。JA55のオーナー「悪路を走ると言っても飛ばすことはできません。重過ぎ」——ただしその直後に「荷台を軽量キャリアに取り替えて、ショックを20ミリローダウンして乗っています。かなり快適になりました」と対処法が書かれています。
編集部の見方:不満で終わらず対処法まで書く、という傾向が今回は際立っていました。「未完成の市販車」という言い方は、それを一番よく表しています。軽量キャリアの選択肢はハンターカブおすすめリアキャリア7選、その他のカスタムはCT125のおすすめカスタム9選にまとめています。
スポークホイールが破損したという報告
視聴者コメントの中で最も高評価(9件)を集めたのが、この報告でした。
去年6月に納車され14,397km走行したオーナーの声です。「かなりの負担を与えているので、スポークホイルも破損しました。今年8月にキャストホイールに替えます」。そのうえで「高級感溢れるいいバイクだと言う事は間違いないです」「特に車両清掃するのが好きです。タオルを汚した分このバイクの使用感を味わっているなぁとしみじみ感じ満足できます」と結んでいます。
※これは1人のオーナーから寄せられた使用報告です。ご本人も「かなりの負担を与えている」と書いており、製品全体の不具合を示すものではありません。
その他の不満|価格・装備・タイヤ

不満として書かれた声も、当然ありました。ただしいずれも件数は少なく、傾向と呼べるほどではありません。記録として残しておきます。
価格(3件)
最も具体的だったのがこの声です。「ホンダは値段設定が強気すぎて、それでも皆様買っちゃうのですから、ますます図に乗っている感じがします。適正価格はハンターを含め125ccで45万円程度でしょう。クロスカブ110が41万円っておかしいです」。
ほかに「まぁPCX125が40万だからね。高いっちゃ高い!」という相対化と、「一方、ヤマハWR125R ABS 本体価格490,000円。同じ価格だったらWR125を選ぶと思う」という比較がありました。
逆に「110ラインと125ラインはグレード違うし、コスパが悪いとも思わないかな」という反論も1件。動画では「コスパを最優先に考える人には向かない」と話しましたが、ここは意見が割れました。
その他、1件ずつ寄せられた意見
- デフォルト装備……「デフォルト装備が色々残念なんだよなぁ。ギアポジはデフォルト装備にしてくれよ」
- タイヤの摩耗……「個人的にタイヤが磨耗しやすい気がする」
- モデルチェンジのタイミング……復活時のハンターカブを購入した方「納車までかなり待たされ、納車数か月でモデルチェンジ…後悔と言うか不満はそれだけ」(この方は181ccにボアアップしたそうです)
動画が挙げた「オーナーの悩み3つ」の結果
| 動画が挙げたオーナーの悩み | コメントでの反応 |
|---|---|
| シートの硬さ(「1番多い」と説明) | 0件。代わりにシート高が3件 |
| エンジンの振動による疲労 | 1件。ただし解決した部品名つき |
| ロータリー式の操作感 | 1件。それも不満ではなく質問 |
ロータリー式については、カブのエンジンを積んだCD90に乗っている方から「カブとシフトパターン違うのですか!? 手動クラッチなだけだと思ってました」という質問が届きました。動画で自分の乗る旧車CD50の「ボトムニュートラル」に触れたことへの反応です。
「クロスカブでよかったのでは」という声

動画では、そこまで本気で山道を攻めるつもりがないならクロスカブ110のほうがしっくり来るかもしれない、と話しました。ここは動画の見立てがそのまま支持された部分です。
最も辛口だったのがこの声です。「ハンターを買った人の9割が目指す完成形がクロス。ハンターとクロスの差額で好きなパーツも沢山買える」「空気圧を調整するような林道を走ることは無い、普通の林道ならクロスの方が軽い分だけ有利」「走る道路は99%が舗装道路、名前と見栄以外ハンターを選ぶ理由はない」。
もう少し穏やかな言い方では、「CTは楽しいバイクです。ただ本気でオフを走れる、攻めるというレベルのクオリティを求めるのはちょっと厳しいんじゃないかな。オフテイストなカブであってオフ車ではないからね」という声も。
さらに「どっちにしろ中途半端なので、オフに行きたい人は後悔する可能性高い。もうちょっとで本格的なオフ車入門のWR125が買える」という指摘もありました。
編集部の見方:この章のコメントは、前の章と正面から食い違っています。「舗装路しか走らないけど満足」という声と、「舗装路しか走らないなら選ぶ理由がない」という声が、同じ29件の中に共存していました。違いは「装備を使うかどうか」ではなく、使わない装備にお金を払うことを納得できるかどうかのようです。
なお、先代CT110を新車から乗り続けている方からは、逆方向の評価もありました。CT110は作業用の副変速機付き8段変速でツーリングには不向きなため、「農耕馬を競馬場でサラブレッドに混じって走らせるようなもの」で手もお金もかかる。「当時、今のCT125があったなら乗り換えたほうが安くつきますし快適でしょうね」とのことでした。
コメントから見た、ハンターカブが向いている人

29件を並べ直すと、満足している人と離れていった人を分けていたのは、次の3つでした。
分かれ目①:オフ装備を「使うか」ではなく「持っていたいか」
今回いちばんはっきり出たのがここです。満足しているオーナーは、装備を使い切っていないことを自覚しながら「それでも楽しい」と書きます。一方、否定的な側は「使わない装備に払う意味がない」という立場を取ります。
どちらも事実認識は同じで、価値判断だけが違う。ここが一つの分かれ目になっていました。
分かれ目②:シート高を実車で確認したか
「シート高を油断する人が本当に多い」「それに慣れずに売ってしまう人を本当にたくさん見かけます」という声が、今回の中では最も実害に近い指摘でした。足つきに苦労しない体格の方でも「踵が少し浮く」と書いています。
ローダウンやシート交換で対処している人もいるので、詰みではありません。ただしそれは追加の費用と手間です。
分かれ目③:カスタム前提で予算を組めるか
「未完成の市販車」「カスタムや調整して完成させるか、それらを味として楽しむか」という言葉が象徴的でした。実際、今回のオーナーコメントにはステムスタビライザー、内圧コントロールバルブ、軽量キャリア、20mmローダウン、キャストホイールへの交換と、購入後の手入れが並んでいます。
動画でも「最初からプラス5万円から10万円程度の予算も組んでおくと満足度が上がる」と話しましたが、ここは実際のコメントとよく一致していました。3台の性格の違いはモンキー125とハンターカブどっちが買い?もあわせてどうぞ。
まとめ|29件のコメントから見えたこと

集計結果は冒頭のとおりですが、いちばん大事なのは「向かない」と言った層が、そのことを自覚したうえでオーナーになっていたことでした。そのうえで、購入判断に落とし込みます。
実際のコメントから見た、向き・不向き
おすすめかどうかを一言で決めるのは、29件を読んだあとではむしろ乱暴に感じます。装備を使い切らなくても、その佇まいにお金を払う価値があると思える人は、満足しやすい。今回確認できたコメントでは、こうした条件に当てはまる人ほど肯定的な内容が目立ちました。
- タフなルックスそのものに惚れている人(舗装路メインでも構わない)
- 砂利道や草むらに入る用途がある人(釣り・キャンプ・林道の入り口まで)
- 購入後のカスタムや調整を楽しみと感じられる人
- 長く距離を走る人(燃費と実走報告はどちらも良好でした)
一方、足つき・価格・オフ性能のどれかが譲れない条件になっている人は、購入前に一度実車にまたがっておいたほうがいい。とくにシート高は、今回のコメントで最も「売却」に近い言葉が出た項目です。
- 足つきに不安がある人(対処法はありますが、追加の費用と手間がかかります)
- 使わない装備の分の価格差に納得できない人(クロスカブ110との差は約8万円)
- 本格的にオフロードを攻めたい人(「オフテイストなカブであってオフ車ではない」という声がありました)
- 購入後に一切手を入れたくない人
シリーズ3本を並べると、同じ125ccレジャーバイクでもコメントの性格がまったく違いました。ダックス125編は不満がタンク容量の1点に集中し、モンキー125編は最大の弱点とされた積載に不満が0件。そして今回のハンターカブは、不満で終わらず対処法まで書かれたコメントが目立ちました。「未完成の市販車」という言葉が、そのままこのバイクとオーナーの関係を表しているように思います。
よくある質問
Q. ハンターカブは舗装路しか走らないなら買わないほうがいいですか?
A. 今回の29件では、舗装路メインだと自覚したうえで満足しているオーナーが複数いました。「北海道ツーリングもほぼ舗装路だったが、それでも楽しい」という声もあります。一方で「名前と見栄以外に選ぶ理由がない」という辛口な意見もあり、割れた項目です。
Q. ハンターカブの足つきはどうですか?
A. 29件の中でシート高への言及が3件あり、今回最も実害に近い指摘でした。「足付きに苦労しない方だが踵が少し浮く」「慣れずに売ってしまう人をたくさん見かける」という声です。ローダウンやシート交換で対処している方もいますが、購入前に実車にまたがることをおすすめします。
Q. シートは硬くてお尻が痛くなりますか?
A. 意外にも、29件の中にシートの硬さを不満として書いたコメントは0件でした。ただしこれは「硬くない」という意味ではなく、今回のコメントには出てこなかった、というだけです。
Q. ハンドルの振動は気になりますか?
A. 言及は1件で、「ステムスタビライザー、内圧コントロールバルブでかなり改善した」という解決報告でした。同じ方は「このバイクは未完成の市販車と思うので、カスタムや調整して完成させるか、それらを味として楽しむかというのも乗り手に委ねている」と書いています。
※本記事は、当サイト運営のYouTubeチャンネル「大人のバイク研究所」の動画に寄せられたコメント52件のうち、視聴者コメント29件を2026年8月21日時点で分析したものです。件数はコメント数であり、オーナーの人数ではありません。コメントは要約して紹介しており、投稿者名は伏せています。