都内で125ccバイクを持っているなら、フードデリバリーをやらないのは正直もったいない...!以前からそんなことを思っていました。
特に東京のフードデリバリーは配達単価が比較的高く、雨の日やピークタイムはさらに報酬が上がることがあります。真夏や梅雨など、本来ならあまりバイクに乗りたくない日が、逆に“稼ぎ時”になるのも面白いところです。
せっかくハンターカブ(CT125)を持っているなら、ただ維持費を払うだけではなく、乗りながら収益にも変えられる。そう考えて、実際に都内でフードデリバリーを始めてみました。
この記事では、ハンターカブで実際にUber Eats配達をして感じたことをベースに、
- 都内配達との相性
- 実際に感じたメリット
- 正直気になるデメリット
- スクーターとの違い
などをリアルに書いています。
もちろん、配達効率だけを考えるならスクーターの方が合理的な場面も多いですし、クロスカブ110のような軽い車種の方が向いていると感じる部分もあります。
それでも、ハンターカブには「また乗りたい」と思える楽しさがあります。配達なのに、ちょっとツーリング感覚が残る。

この感覚は、ハンターカブならではだと思っています!
実際にハンターカブで都内Uber Eatsを始めてみた

もともとハンターカブは週末のツーリングやキャンプ用途で購入しました。ところが真夏と梅雨の時期は、キャンプにもツーリングにも行きにくい。バイクは持っているのに、乗る機会が減る期間があります。
そこで気づいたのが、「天気が悪い日や暑い日こそ、Uber Eatsの配達は稼ぎ時」という逆転の発想です。雨の日や猛暑日は配達員が減るので単価が上がりやすい。本来バイクで出かけたくない日が、むしろ稼げる日になる。この構造に気づいてから、フードデリバリーとハンターカブの組み合わせが自分の中で一気に合理的になりました。
YouTubeではリアルな配達の記録を配信しています。
ハンターカブがフードデリバリーに向いている理由

そもそもカブ系のバイクは、郵便配達や新聞配達など「仕事で毎日走る」用途を前提に設計されています。耐久性・燃費・使いやすさを実用目的で突き詰めてきた歴史があるので、フードデリバリーとの相性がいいのはある意味当然です。ハンターカブはそのカブ系の血統を持ちながら、アウトドア・アドベンチャー向けに仕立てた派生モデルです。
運転していて楽しい、続けられる
これは正直、一番大きいです。
スクーターで配達している人を見ると、移動手段として割り切っている感じがします。それは正しい判断だと思います。ただ、自分はスクーターで何時間も走り続けるモチベーションが持てませんでした。
ハンターカブはシフトチェンジしながら走るので、配達中でも「バイクに乗っている」感覚があります。それが長時間稼働の継続につながっています。
あと、これは予想外だったのですが、配達先の飲食店スタッフに「そのバイクかっこいいですね」と声をかけられることが何度かありました。外国人のお客さんに "You have a cool bike." と言われたこともあります。スクーターでは経験したことがない反応で、ハンターカブならではだと思います。
燃費が良いのでランニングコストが安い

都内のストップ&ゴーが多い環境でも、CT125は60〜70km/L前後の燃費をキープします。1日数時間の配達を週に何度か繰り返しても、ガソリン代はかなり安く抑えられます。
配達バイクとして使う場合、燃費は地味に効いてきます。月単位で計算すると、スクーターとの差はそれなりに出ます。
都内の路面・路地への対応力が高い
東京の配達エリアは、思っている以上に道が悪いです。古い住宅街の細い一方通行、歩道との段差、路地のマンホール、舗装が雑な裏道。こういった道がマンションの裏や飲食店周辺に普通にあります。
ハンターカブはサスペンションがしっかりしていて、ブロックタイヤに近いパターンのおかげで段差や悪路でも安定しています。特に雨の日のマンホールや白線は滑りやすいですが、タイヤの安心感がそこで出ます。配達用バイクとして使う前は気にしていなかった部分が、実際に走り込むと重要だとわかりました。
雨の日・悪天候こそ出動する価値がある
雨の日は配達員が減ります。単価が上がります。つまり稼ぎ時です。
ハンターカブはアップライトなポジションで視界が広く、雨の中でも周囲の状況を把握しやすいです。タイヤの接地感もあるので、濡れた路面での不安感が少ない。「雨でも出られるバイク」として使えることが、フードデリバリーとの相性として大きいです。
もちろん雨が好きなわけではありませんが、「稼げる条件が揃っている日に出られるバイク」という意味で、ハンターカブは及第点以上だと思います。
ただし、ハンターカブが"最強"とは言えない理由
押し歩き・取り回しはクロスカブ110の方が明らかに楽

CT125の車重は約120kg。この重さは、乗っているときより降りたときに感じます。
一方通行で引き返すとき、マンション前の駐輪位置を微調整するとき、狭い路地でのUターン。こういう場面が配達中は意外と多く、押し歩きの重さが地味に体力を削ります。クロスカブ110は約107kgで、この差は実際に使うとはっきり感じます。
配達効率だけで考えるなら、クロスカブ110の方が合理的な選択だと思います。これは正直に書いておきます。
積載・収納の面ではスクーターが勝る

スクーターはシート下に収納があり、足元にも荷物を置けます。乗り降りも楽です。Uber Eatsの配達バッグを持ち歩く動作がシンプルで、配達効率という観点ではスクーターの設計は正直よくできています。
ハンターカブはリアキャリアに配達バッグを固定する形になります。慣れれば問題ないですが、スクーターと比べると手間はあります。
車体価格が高く、「使い倒す」感覚になりにくい

ハンターカブは新車で50万円前後です。配達専用機として雨ざらしにするのは気が引けます。盗難のリスクも頭にあります。趣味バイクとして大事にしているからこそ、配達でガシガシ使い切る感覚にはなりにくい。この心理的なハードルは正直あります。
実際に使っている配達装備
配達を続けていく中で、「最初から用意しておけばよかった」と思ったアイテムをまとめます。各アイテムの詳細レビューは関連記事に書いています。
配達バッグ

使っているのは40リットルの配達バッグです。もともと自転車でフードデリバリーをしていたときに使っていたもので、ハンターカブに乗り換えてからもそのまま流用しています。リアキャリアのサイズ感にちょうど合っていたので、ベルトで固定するだけでそのまま使えました。しばらくこれで運用していて特に問題はなく、サイズ感も悪くなかったです。固定の詳細は別記事で解説しています。
ただ、配達件数が増えてくると「もう少し容量があればな」と思う場面が出てきたので、65リットルのボックスを購入しました。まだ取り付けていないので、取り付けたら改めてレビューします。
スマホホルダー(振動対策ありのもの)

Uber Eatsの配達ではナビが必須です。ハンターカブはエンジンの振動が比較的大きく、振動対策のないホルダーだとスマホ画面がぶれて非常に見づらくなります。最初に安いホルダーを使って失敗しました。振動吸収機能がついているものを選んでから、ナビの視認性が大幅に改善されました。
USB電源
長時間の配達ではスマホのバッテリーがかなり減ります。ナビを常時起動しながら数時間走ると、モバイルバッテリーだけでは心許ない場面が出てきます。バイクからUSB給電できる環境を作っておくと、バッテリー残量を気にせず稼働できます。アクションカメラも使っている場合は特に必須です。
グリップヒーター

冬の配達は手が冷えると集中力と疲労に直接影響します。グリップヒーターを入れてからは、冬場の稼働時間が伸びました。一度使うと戻れない装備のひとつです。
センターキャリア
ハンターカブのカスタムとして定番のアイテムですが、配達でも普通に実用的です。飲み物や脱いだカッパをゴムバンドでくくりつけておくのに使っています。リアに配達バッグを固定しているので、サッと取り出したいものをセンターに置いておけるのが便利です。積載を分散できるので、走行中のバランスも悪くないです。
パワーサイドスタンド

本来はキャンプで地面が柔らかい場所でもスタンドが沈まないようにするためのアイテムです。ただ、都内配達でも意外と出番があります。傾斜のある路面に停車するとき、純正スタンドだとバイクが倒れてきそうな角度になることがあります。パワーサイドスタンドは足が長く角度がつきにくいので、そういう場面での安定感が違います。キャンプ用のカスタムがそのまま配達でも使えているのは、ハンターカブならではだと思います。
センターキャリアとパワーサイドスタンドに限らず、ハンターカブのキャンプ向けカスタムは配達でも実用的なものが多いです。「キャンプ仕様のまま配達に出られる」という感覚は、このバイクで配達を始めてから気づいたことのひとつです。
»関連記事 : ハンターカブ配達で使用している装備まとめ
結論|ハンターカブは「効率」より「続けられるか」で選ぶバイク

Uber Eatsの配達バイクとして純粋な効率を求めるなら、スクーターかクロスカブ110の方が合理的な選択だと思います。これは正直なところです。
ただ、「続けられるかどうか」という観点では、ハンターカブは強いです。乗っていて楽しいから稼働時間が自然と伸びる。趣味として使っているバイクで収益が出ることで、維持費の感覚が変わる。都内で125ccを持つ理由が増える。
配達効率だけで選ぶバイクではありませんが、趣味バイクをすでに持っていて、それを活用したいという人には十分にアリな選択肢だと思っています。
