東京都内でバイクを所有すると意外と困るのが保管場所。
私も駐輪場探しに苦労し、空きがなかったり、料金が高かったりして長い間悩んでいました。
そんな中で思いついたのが「車(N-VAN)をバイクガレージ代わりにする方法」です。

実際に数年間、ハンターカブをN-VANに積んで運用してきた経験をもとに、リアルなメリット・デメリットを紹介します。
都内でバイク駐輪場探しに苦労した

東京でバイクを持ち始めたとき、最初にぶつかった壁が「駐輪場が全然ない」という現実でした。
- そもそも数が少ない:自宅周辺を探しても、バイク対応の月極駐輪場はほとんど見当たらない
- 空き待ちが長い:見つけても満車・空き待ち状態で、数ヶ月〜1年以上待つケースも
- 屋内型は料金が高い:屋根付き・セキュリティ付きの施設は月1万5千円〜2万円超えも珍しくない
- 自宅前に置けない:マンション・アパートでは駐輪スペースがなかったり、規約で禁止されていたりする
屋外の安い駐輪場を見つけても、今度は盗難リスクが頭をよぎります。特にハンターカブやモンキー125などの人気車種は狙われやすく、安心して置いておけない…というジレンマがありました。
※屋外に保管する場合の盗難対策については、バイク盗難対策・おすすめ防犯グッズ【実際に使っているアイテム紹介】もあわせてご覧ください。
私が選んだ解決策は「N-VANの車内保管」

もともと月極駐車場を契約していたこともあり、ある日ふと気づきました。
「N-VANってフルフラットになるし、ハンターカブなら積めるんじゃないか?」
試しにラダーレールで積み込んでみたところ、問題なく積載できました。それ以来、数年にわたってこのスタイルで運用しています。
N-VANは助手席側のピラーレス構造と広い開口部のおかげで、小型バイクの積み込みに非常に向いています。今回はN-VANを例に紹介しますが、同様のスペックを持つバンであれば応用できます。
実際の保管・積み下ろし方法を紹介
使用しているアイテム

- ラダーレール:DRC ハイブリッドランプ 折りたたみタイプ ── 折りたたんでN-VANの荷室に収納できるのが最大のメリット。使わないときも邪魔にならない
- タイダウンベルト:イーバリュー(E-Value)ラチェット式ベルト荷締機 ショートタイプ ERT-25SSR 2本セット 2.3m ── ラチェット式なので締め付けが確実で楽。ショートタイプは車内で取り回しやすい
積み込みの手順

- N-VANの荷室をフルフラットにして、ラダーレールをセット
- アクセルを回して押しながら積み込む(エンジンを掛けなくても積めるがラクなので)
- タイダウンベルトで固定 ※車を動かさないのであれば不要
- ラダーレールを収納して荷室を閉める
慣れてしまえば、積み込み・取り出しとも約30秒でこなせるようになります。最初は少し手間取りますが、数回やれば体が覚えます。
車で出かけるときはどうする?
これは正直、最初に疑問に思う方が多いポイントだと思います。※筆者の場合、車も毎日乗るわけではなく週に2~3日使うだけです。
- 近場の外出:積みっぱなしで問題なし。大きな荷物や同乗者は載せられませんが、運転席は普通に使えます
- 長距離・数日間の旅行や大荷物が必要なとき:その場合はバイクを降ろして月極駐車場に置いてカバーをかけておきます。あらかじめ駐車場の管理者に許可をもらっており、快く了承していただいています
年間を通じて「バイクを降ろす必要がある場面」はそこまで多くなく、週末ライダーなら積みっぱなし運用で十分回せます。
車内保管のメリット

雨風から守れる
車内に入れてしまえば、雨・紫外線・砂埃から完全に保護できます。カバーをかける手間もなくなります。
盗難対策として非常に有効
ハンターカブは人気が高い分、盗難リスクも高い車種です。車内に収納してしまえば、外から見えないため狙われるリスクが大幅に下がります。車のドアロックが第一の防犯になるため、チェーンロックだけでは不安な方にとって心理的な安心感も大きいです。
駐輪場代が不要
すでに月極駐車場を契約している場合、追加費用ゼロでバイクの保管場所が確保できます。都内の屋内駐輪場と比較すると、月に1万円以上の節約になるケースも。
工具やキャンプ用品も一緒に積める
バイクの周囲のスペースに、ツーリング用品やキャンプギアをまとめて積んでおけます。「出発するときはそのまま走り出せる」状態にしておくのが気持ちいいです。
バッテリーや樹脂パーツの劣化を抑えられる
直射日光・気温差・湿気はバイクの劣化を加速させます。室内(車内)保管はこれらのダメージを大幅に軽減。特に長期保管時にはバッテリーへの影響が少なくなります。
車内保管のデメリット

積み下ろしが面倒に感じることも
慣れれば30秒ですが、「ちょっとそこまで」という気軽な乗り方には向きません。積み下ろしのひと手間が億劫に感じる日もあります。
毎日乗る人には完全に向かない
通勤・通学でバイクを毎日使う人にとっては、このスタイルは現実的ではありません。週に1〜2回程度の使用が前提の運用方法です。
積載できる車種が限られる
ハンターカブ(CT125)やモンキー125、クロスカブなどの小型車種がおすすめです。中型・大型バイクをN-VANに乗せる方もいますが手間を考えると現実的ではありません。
車内に汚れが入る
タイヤの泥や油汚れが荷室に入ります。荷室にラバーマットを敷く、タイヤをウエスで拭いてから積むなどの対策を取ると気になりにくくなります。
こんな人におすすめ

この方法がフィットするのは、こういったライダーです。
- 週末・休日だけバイクに乗るライダー
- ツーリングメインで使う人
- セカンドバイクとして所有している人
- ハンターカブ(CT125)・モンキー125・クロスカブ・スーパーカブ系など小型車種オーナー
- 盗難リスクが高いエリアに住んでいる人
- バン(N-VANなど)をすでに所有または検討中の人
逆に、毎日通勤で使う人・大型バイクオーナー・車を持っていない人にはそのままでは適用できない方法です。
都内で駐輪場が見つからないなら、選択肢の一つになる

この方法は、誰にでも・どんなバイクにでもおすすめできるものではありません。
ただ、週末ライダーや小型バイクオーナーにとっては、実用的な解決策だと実感しています。
- 駐輪場の空き待ちから解放される
- 盗難リスクを大幅に下げられる
- 月極駐輪場の費用がかからない
- バイクを良いコンディションで保てる
「バイクを置く場所がない」という悩みを抱えているなら、軽バンの活用という方向性を一度検討してみてください。私自身、数年間この運用を続けており、今のところこれ以上のソリューションは見つかっていません。